- 特集 書くこと指導 全解剖―日記、報告文、意見文から創作まで
- 徹底解説 「書くこと」で教える文種と指導の要点
- 小学校で教える文種と指導の要点
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- 中学校で教える文種と指導の要点
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- 名人直伝 「書く習慣」をつける指導法
- 書ける【環境づくり】を徹底しよう
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- 子どもの生活と書くことをつなぎ、書くことを習慣化する
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- 文種別 「書くこと」指導テクニック&アイデア
- 小学校低学年
- [入門期]わたしの いちにちを おしえます
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- [紹介文]学校で はたらく人を しょうかい しよう
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- [日記]ひと工夫日記
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- [手紙文]てがみで しらせよう
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- [創作(物語)]ぱくぱくさんのくに―ものがたりをつくろう
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- 小学校中学年
- [報告文]報告する文章を書こう「仕事の工夫見つけたよ」
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- [案内文]運動会「わたし、ここにいます!」
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- [手紙文]一年を通して季節におたよりを届けよう
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- [創作(詩)]心が動いたことを詩で表そう
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- 小学校高学年
- [紹介文]○○な人に伝えたい!毎日ミニ幸せ作戦
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- [意見文]分かってほしい自分の考え
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- [創作(短歌・俳句)]短歌と写真のコラボレーション作品の創作/季語カードと十二音カードで俳句ゲーム
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- [創作(随筆)]大切にしたい言葉/六年間の思い出をつづろう―卒業文集
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- 中学校
- [説明文]「学校紹介パンフレット」の「生徒の声」を書こう
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- [意見文]勉強とテストの在り方についての意見を交流する
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- [報告文]「事実と意見」の区別/「具体と抽象」の関係
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- [創作(物語)]「スピンアウト」作品を書こう
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- 学びが活性化する! 今月の「言語活動&話し合い」ガイド (第7回)
- 理論/話し合いにおける人間関係 その2
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- 小1/せいつめいする文しょうをかこう
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- 〜教材:じどう車くらべ/じどう車ずかんをつくろう(光村図書 ※関連:教育出版)〜
- 小2/つながるように話してみよう
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- 〜教材:そうだんにのってください(光村図書)〜
- 小3/せつめいの「工夫」を見つけよう
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- 〜教材:すがたをかえる大豆(光村図書)〜
- 小4/役わりをいしきしながら話し合おう
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- 〜教材:クラスみんなで決めるには(光村図書)〜
- 小5/たがいの立場を明確にして、話し合おう
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- 〜教材:よりよい学校生活のために(光村図書)〜
- 小6/声で演じてみよう 柿山伏
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- 〜教材:狂言「柿山伏」を楽しもう(光村図書)〜
- 中1/発見! 現代へ読み継がれる最古の物語の魅力
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- 〜教材:竹取物語(東京書籍・三省堂・教育出版・光村図書)〜
- 中2/論理展開の妥当性を吟味しよう
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- 〜教材:モアイは語る―地球の未来(光村図書)〜
- 中3/俳句を通して紀行文を読み味わう
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- 〜教材:おくのほそ道(東京書籍・光村図書 ※関連:三省堂・教育出版)〜
- 言語化する力を哲学する―「ことばにならない何か」から始まる国語教育 (第7回)
- 「論理」はそんなにえらいのか?
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- だれも教えてくれなかった ほんとうは楽しい語彙学習 (第7回)
- 感情語彙の探究学習を表現学習と組み合わせる―感情語彙で自分の感情を捉える
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- 主体化する国語科授業デザイン (第7回)
- 主体化する国語授業の工夫T
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- 〜主体化の起点「グループ活動」〜
- 生成AIを活用した授業づくり (第7回)
- 高校国語教師ができる生成AI活用とは
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- 国語教育の実践情報 (第103回)
- 小学校/令和6年度全国学力・学習状況調査 問題における課題等と指導改善のポイントについて
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- 中学校/令和6年度全国学力・学習状況調査の報告書について
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- わが県の国語ソムリエ (第149回)
- 滋賀県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
10月号が発売される9月は,国語の授業での「書くこと」の学習内容も深まっている頃かと思います。毎年特集している「書くこと」指導ですが,今年度は「書くこと指導 全解剖」として,文種別の指導法とアイデアを取り上げます。
令和6年度の全国学力・学習状況調査では,「書くこと」領域として,小学校で「学校のよさを伝える文章を書く」,中学校では「物語を創作する」という問題が出題されました。目的や意図に応じて,情報を整理したり,書き方を工夫したり,伝えたいことを明確にしたりすることが求められる問題となっています。また,令和5年度の学力調査では,小学校で「米作りについて解説する文章を書く」,中学校では「レポートを書く(「判じ絵」)」という問題が出題され,平均正答率は,小学校で26.8%と,他領域と比べると課題が多くあるという結果となりました。中学校の平均正答率は63.6%でしたが,こちらも他領域より低い結果となっており,「書くこと」の指導事項をしっかり身につけるために,日々の授業で,さまざまな文種に触れる必要があるのでは…と感じます。
そこで今号では,小学校と中学校,それぞれの国語授業で取り扱う文種と指導のポイントの解説から,クラス全員が書けるようになる書く習慣のつけ方,小・中学校の「書くこと」の指導技術と活動アイデアまでを詳しくご紹介します。「書くこと」指導の知りたいエッセンスが,ぎゅっと詰まった1冊になっています。
/木山 麻衣子
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- 明治図書