- 特集 〈知識と理解〉が直結!新テスト問題100選
- 社会を理解するために―土台知識・普遍知識とは―と聞かれたら
- 社会科学習において土台や普遍はあり得ない
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- 「表現」で試される「真正の知識」
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- 「知識・理解」or「知識、理解」
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- これ知ってれば、社会を理解していることになる!?●目安・チェックポイントはどこか
- 空間認識・地理感覚の基礎基本とは
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- 時間認識・歴史感覚の基礎基本とは
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- 社会の仕組み認識・現代感覚の基礎基本とは
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- 知識→←理解の学習サイクルをつくる
- 「知識の構造図化」とテスト問題づくり
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- 授業と結ぶ新テスト問題づくりのヒント
- 小学校=帰納法でつくる問題づくりの実例紹介
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- 小学校=演繹法でつくる問題づくりの実例紹介
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- 中学校=帰納法でつくる問題づくりの実例紹介
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- 中学校=演繹法でつくる問題づくりの実例紹介
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- 〈知識と理解の関連〉からみた学テ問題の分析●この問題―どういう〈社会認識〉を診断しているのか
- 概念知識を基に価値判断させる問題
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- 学校的な社会認識の評価
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- 知識相互の関連性を問う
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- 「どのような疑問が浮かびますか」
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- 〈知識と理解〉を結ぶ新テスト問題づくりの実例
- 3年 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「かかわってきた人々のくらし」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 3年 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「かかわってきた人々のくらし」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 3年 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 4年 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「わたしたちの県」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 4年 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「わたしたちの県」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 4年 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 5年 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「国土を守る」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 5年 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「環境を守る人々」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 5年 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 6年 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「日本の国際協力と国際連合」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 6年 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「世界の中の日本」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 6年 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 中学地理 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「日本の様々な地域」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学地理 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「身近な地域の調査」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学地理 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 中学歴史 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「開国と日本の近代化の歩み」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学歴史 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「中世の日本(1年)」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学歴史 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 中学公民 用語・語句+理解力=新テスト問題
- 最終単元「世界の平和と人類の福祉の増大」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学公民 理解・概念的知識+社会の変化=新テスト問題
- 最終単元「消費生活と市場経済」の具体例
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- まとめ学習の具体例
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- 中学公民 思考力・判断力+社会参加意識=新テスト問題
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- 小特集 スゴイを実感した“デジタル教材”アラカルト
- GISフリーソフトMANDARAでひろがる社会科実践
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- 60年間の国土の移り変わりがわかる
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- 突出! 両横綱 NHK・TOSS
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- 長年の「北方領土返還要求運動」から生まれた貴重で豊富なウェブ教材
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- 私の指導目標を達成する重要教材
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- 撮り貯めたデジカメ・スマートフォンの画像の活用はこれで決まり
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- えっ、付録なの? 驚きの質の高さ
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- 郷土の発展につくした人 デジタル教材で社会科見学がよりわかりやすく、楽しくなった
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- 私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第24回)
- 社会科見学でタブレットを活用する
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- 私の板書と子どものノート (第12回)
- 討論の授業へのステップ
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- 日本列島の基礎基本 (第12回)
- 日本の可能性と社会科の力
- 解説
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- 日本の何故だ?謎解きハンター (第6回)
- 「倭寇」と東アジア海洋世界の「海禁」
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- “網野史観”を歴史授業に生かすポイント (第6回)
- 大化の改新の税制から中世の税制まで調べる
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- 社会科教師ならどう答える? 追求すると社会が見えてくる“難問” (第6回)
- 政策編
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- ICT地理プレミアム授業―日本にいつ上陸するか (第6回)
- 今後のICT地理プレミアム授業について
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- 地域を歩くと見える“社会の窓”―達人が目をつけるのは“ここだ” (第6回)
- 町の移り変わりを追うフィールドワーク・シミュレーション
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- 町の移り変わりを“想定する力”
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- ~条件を設定しながら追うフィールドワーク・シミュレーション~
- 社会科実践研究の最前線&レア情報 (第12回)
- 子どもが「真剣に考える」授業づくり
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- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第5回)
- 【佐賀大学】状況主義と構成主義の社会科教育研究
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- 子どもに語る 人類の大発明? “お金”の値打ち (第6回)
- もしも、あの世にお金を持っていけるとしたら……
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第180回)
- 岡山県の巻
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- 編集後記
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- 日本と世界の背比べ・肩並べ 対比で見える“ニュース国”=クイズ (第6回)
- シンガポール/世界から注目されているシンガポールの教育
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編集後記
○…文科省・澤井陽介先生が小誌連載で、
〈授業で関係図を作成する実践が増えている〉として、
・社会科は社会的事象を相互に関連付けることで意味がわかることが多い。
・関連付けを「~は、~を支えている」「~は、~に大事な役割を果たしている」といっても、理解できない。
・「ゴミ減量のために、誰がどのように取り組んでいるか」を考えさせるために、「誰がどんなことをしているか」調べ、「どんな結びつきがあるか」話し合う。
という実践の流れがあるとして紹介されています。
たしかに、言語力育成の方針もあるかと思いますが、用語・語句の指導を重視される方は少なくないようです。
しかし。
たとえば、地図記号など沢山知っていても、国際的にというか、外国に行った時には通用しない、ノンユニバーサルの知識だとしたら、そんなに力瘤を入れる事項ではない、雑学的な知識と言えるかと思います。
この事例でいえば、いくら詳しくてもイコール地理的理解・認識が高まることは考えられないように、知識だけ切り離した状態で詰め込んでも社会認識の育成には至らない―という意識が広まった結果、関係図作成という実践が増えているのだと思います。
ところで、関係図作成の意図とかなり似ていると思われる問題提起に、小社刊の『社会科学力をつくる“知識の構造図”』という北俊夫著があります。
この近著の、評価に関わる部分では、
・用語・語句レベルの知識を問う問題例。
・具体的な知識を問う問題例。
・概念的知識について問う問題例。
という形で、実例が紹介されていて、用語・語句レベルに止まっていることの問題点が浮きぼりになっていると思いました。
本号は、そんな実践をめぐる最新の動きを背景に、〈知識と理解〉の直結を試みた新しい形のテスト問題をご紹介いただきました。
〈樋口 雅子〉
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- 明治図書