- 特集 問題解決思考が育つ“学習問題の構造化”
- 問題解決学習とアクティブ・ラーニング=相違点と類似点を考える
- 新しいものを創出するために
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- 授業方法を超えた問題解決学習
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- 問題解決学習にアクティブ・ラーニングを導入する
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- 社会科の問題解決学習といえば→今に生きる典型実践は“これ”
- 後生大事に守らぬ学習のスタイルの模索の姿勢から学ぶ
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- 災害を社会の構造的欠陥や矛盾が現れた社会の基本的問題ととらえて、その解決を図った吉田定俊「水害と市政」
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- 水俣再生に正対する子ども―サービス・ラーニングと問題解決学習の視点から―
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- つかむ・調べる・まとめる・活かす=問題解決学習の基本型
- つかむ段階=学習問題をどこでどう設定するか
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- 調べる段階=学習問題と毎時の学習課題の関係
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- まとめる段階=目標と学習問題と評価の関係
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- 活かす段階=学習内容と教材との関係
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- 事例で早わかり!具体的手順はこうなる
- 知識の構造図→学習問題の構造化へのロードマップ
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- 問題解決思考が育つ学習問題の条件
- 子どもの問う力を引き出す発問の条件
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- 知識・体験と関連づけて考えさせるヒント
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- 自分のこととして考えさせる題材とは
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- 子どもの予想の質を上げる方法
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- 単元を貫く学習問題の条件
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- 思考力を鍛えるノート活用のヒント
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- あっさり解決しちゃう学習問題の欠陥
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- 論争テーマを学習問題化する手だて
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- 問題解決思考が育つ学習問題づくり=アプローチの切り口とは
- 地域教材と関連づける方法
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- 数の情報を比べる方法
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- 時間経過に着目させる方法
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- 調べる対象を提示する方法
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- 焦点化して考えさせる方法
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- 既有の知識を活用させる方法
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- 対立軸をつくり立場を明確にする方法
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- 見学や体験とつなげる方法
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- 疑問や気付きを出し合う方法
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- 現代の課題と解決への仮説を立てる方法
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- 〈ドキュメント!〉子どもから出た疑問発→学習計画を立てるまで
- 体験・見学・グラフの読み取りをもとにした学習問題・計画づくり
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- 自ら学習の見通しがもてるような指導を入れることがスタート
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- 子どもは本当に疑問に思っているのか―子どもを探究の主体に―
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- 〈誌上で検証=価値ある学習問題とは〉“単元の本質”に迫る学習問題は“どれだ?どっちだ?”
- 環境問題の本質に迫る学習問題はどっち?
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- 公共事業の役割に迫る学習問題はどっち?
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- 伝統文化の本質に迫る学習問題はどっち?
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- 産業活動の構造に迫る学習問題はどっち?
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- 資源・エネルギー問題の核心に迫る学習問題はどっち?
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- 情報化社会のゆくえに迫る学習問題はどっち?
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- 国土認識の方向に迫る学習問題はどっち?
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- 政治の働きと国民生活に迫る学習問題はどっち?
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- 国際交流・国際協力に迫る学習問題はどっち?
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- 問題解決思考を育てる学習問題―全単元一覧
- 小学3年・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 小学4年・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 小学5年・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 小学6年・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 中学地理・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 中学歴史・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 中学公民・問題解決思考を育てる学習問題一覧
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- 小特集 一枚の絵・写真の読み取り 深め方のコツ
- 考え方と授業デザイン
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- 小学校実践
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- 中学校実践
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- 単元の方向を決定づける資料と発問 (第3回)
- 資料を生かした学習問題の設定
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- 〜イラスト:飯島英明〜
- 次期指導要領→欲しいテーマ・削りたいテーマ (第3回)
- 「知識」自体を問う単元の創設
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- 今月の教材―アクティブ・ラーニングに発展する工夫点 (第3回)
- 3年/交通の様子を調べよう
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- 〜路線図や時刻表を手掛かりにして〜
- 4年/新聞記事(交通事故件数等)の利用
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- 5年/「米づくり」のなぞ 写真を並べ替えよう
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- 6年/飛鳥・奈良時代 頭が働く
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- 〜「最も」と「二者択一」〜
- 中学地理/マクドナルドをとおして社会科の学習とよのなかをつなぐ
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- 中学歴史/「協働」して、古代のはじまりを捉えよう
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- 中学公民/私たちと現代社会における日本の評価と所見作成
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- 〜自由に項目を設定させることによる主体的学習への発展〜
- “未来社会を構想する”アクティブ・ラーニング リアル体験に迫るコミュニケーションゲーム (第3回)
- 歴史のifをプレイする
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- 〜外交交渉ゲーム「インディペンデンス・デイ」〜
- 教科書にない“魅力の主張・コンセプト”紹介 (第3回)
- 内田樹著『日本辺境論』をどのように読むか
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- やがて“作問名人の生徒”続出!中学授業の仕掛け テスト最強アイテムは“これ” (第3回)
- 中学社会 地理的分野の出題例
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- 〜苦手分野だからこそ作問〜緯度・経度や統計にも釘づけ〜〜
- あの日・あの時・そして今 私の社会科修業―自分史的・今昔物語 (第3回)
- 授業記録を通した質の高い社会科実践との出会い
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- 実物入り=生徒からラブコール“社会科通信” 社会科大好き!中学教師の学力UP大作戦 (第3回)
- 定期考査をうまく活用して学習意欲UP!
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- 社会科実践研究の“イノベーション” (第3回)
- 「学習の見通しをもつ」場面を重視する授業(1)
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- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第32回)
- 【信州大学】現地観察と地域との協働を大切に
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第207回)
- 岩手県の巻
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- 編集後記
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- 社会科見学&修学旅行に新風を!定番のリニューアル&新機軸の提案 (第3回)
- よくある鎌倉見学に一工夫
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編集後記
○…「すごい現場の先生を発見した。米をテーマにした学習問題づくりで、子どもに400も問題をつくらせた先生がいる」というメッセージと共に資料をお送りくださったのが、当時、兵庫教育大におられた岩田先生でした。また、この当事者が、当時、兵庫で、小学校の現場におられた谷和樹先生でした。
「子どもが米なら米について、追究してみたいと思う質問が400もあるというのは、すごい。大人だって、米への関心・疑問・追究したい課題なんて50もあればいい方。むしろ、そんなにある人は稀だろう」と思いました。
このことがきっかけで、学習問題について、より一層強く意識するようになり、何回か特集をしてきました。
ところで最近、時々聞くのは、
・せっかくの学習問題が、あまりにあっさりと問題解決?されてしまうので、質に問題があるかと不安。
・どうも質問したいようなイメージを喚起することができないでいる。
という嘆き節です。
こうなると、言わずもがなですが、教室の雰囲気は盛り上がるのと真逆で、まさに盛り下がり状態で、やり場のない気分が漂っているのだろうと思います。
では、そこには何が欠けているのでしょうか?多分、その学習問題そのものの質が薄いというか、深く掘り下げていくようなものになっていないということではないかと思います。
ということで、本号では、
・学習問題そのものが単元の本質に迫る、〈社会的事象の意味を考えさせる構造〉になっているかどうか―に焦点を当ててみたい。
・多くの場合、ひとつの単元に複数の学習問題が設定されているかと思いますが、それぞれは当然、別物ではないので、相互の関係を構造的にとらえ、位置付けておく必要があるかと思います。こういうとらえ方のポイントをご紹介していただきたい。
・社会事象に関心を持ち、的確な判断力を身に付けるためには、基礎基本の知識が身についていなければならないわけですが、その関係をいわば、〈知識の構造図〉として、見える化する試みも進んでいます。この〈知識の構造図〉と学習問題の構造化をどうかかわらせて理解するべきなのか。
・問題解決思考は、当然?問題解決学習のプロセスの中で身につくことが想定されているかと思います。その手だてのひとつ?として学習問題の掘り起こし・発見・追究などが位置づいているかと思いますが、よりよいかかわらせ方についてご紹介したい。
こんなあれこれについて、ご示唆いただきました。
/社会科教育編集部
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