- 特集 どう磨く?社会科授業デザインと実践力
- 社会科の授業デザイン その柱として考えたいものは?
- 「深い学習」を実現するプロセスのデザイン
- /
- 育てる子ども像と認識内容の確立
- /
- 子どもに根ざした授業デザイン力
- /
- 伸ばしたい・身につけさせたい力から考える社会科授業デザイン
- 「思考力・判断力・表現力」から考える社会科授業デザイン
- /
- 「社会に参画する力」から考える社会科授業デザイン
- /
- 「問う力」から考える社会科授業デザイン
- /
- 「社会問題提起力」から考える社会科授業デザイン
- /
- 学年・分野で考える授業デザイン ここがポイント
- 小学3年/子どもたちの気付きや疑問を軸に、主体的・協働的な授業をつくる
- /
- 小学4年/地域を軸に、多様な資料の読み取りを重視する
- /
- 小学5年/授業冒頭五分で基礎学力を高める
- /
- 小学6年/「広がり」のある教材を「核」とした授業デザイン
- /
- 中学地理/日本と世界を関連づけた地理の学習~グローバル化と日本の産業・中部地方の工業の授業デザイン~
- /
- 中学歴史/「我が国の歴史の大きな流れ」「視点」「感性」をカリキュラムに位置づける
- /
- 中学公民/概念の学習をより充実させ、現代社会の諸課題を考察できるようにしたい
- /
- 社会科の授業実践力 どう鍛えるか
- 「一瞬の対応力」をどう鍛えるか
- /
- 「意欲向上力」をどう鍛えるか
- /
- 「授業コミュニケーション力」をどう鍛えるか
- /
- 「時間配分力」をどう鍛えるか
- /
- 授業の構成要素から考える授業展開の力 その力量アップのポイント
- 「授業計画」から考える授業展開の力
- /
- 「導入・展開・終末の『流れ』」から考える授業展開の力
- /
- 「発問・指示・説明」から考える授業展開の力
- /
- 「板書」から考える授業展開の力
- /
- 「教材・教具の活用」から考える授業展開の力
- /
- 「評価」から考える授業展開の力
- /
- 授業デザイン→授業実践 構想と現実の差に対する修正力をどう身につけるか
- 「教材化力・展開力・板書力」を鍛えることで修正力は身につく
- /
- さあ大変、授業が始まってから「何か差がある」と気がついたら
- /
- 社会科的マネジメントサイクルから見る三つの修正力とは
- /
- 社会科授業デザイン―「よい授業」とは何か―
- よい社会科授業、私の常識はあなたの非……?
- /
- アクティブ・ラーニング型 社会科授業実践の重要視点
- ねらいを明確にした上で生徒に興味をもたせる工夫をする
- /
- 重要視点の一つは共同体感覚の育成である
- /
- 見方考え方の成長を企図した授業づくりこそ
- /
- 小特集 2015夏季集会で何が話し合われたか
- 日本公民教育学会(第二六回大会)
- 社会的諸課題に対する「見方や考え方」を育む公民教育
- /
- 全国小学校社会科研究協議会(平成二七年度研究大会・山形大会)
- 「チーム山形」充実した研究大会
- /
- 全国歴史教育研究協議会(第五六回東京大会)
- 「国際社会に生きる資質を養う歴史教育を求めて」
- /
- 全国公民科・社会科教育研究会(平成二七年度全国研究大会(東京大会)兼公社関協第六六回東京大会)
- 生徒が自ら学びを深めるために
- /
- 全国地理教育研究会(第六〇回大会)
- いまいちど、地図を見つめなおす
- /
- 全国民主主義教育研究会(第四六回大会(於・同志社中高)
- 心の欲するところに従えど矩を踰えず
- /
- 全国中学校地理教育研究会(第五六回全国研究大会)
- 社会科地理教育の充実を目指して
- /
- 地理教育研究会(第五四回桐蔭横浜大学大会)
- 「学びがいのある地理教育」を目指す
- /
- 社会科教育研究センター(第四五回社会科・生活科・総合 全国教育研究大会
- 子どもと共に探究する教師
- /
- 日本生活教育連盟(夏季全国研究集会東京集会・社会科分科会)
- 子どもの「問い」にこだわって 研究主題「子どもと共に社会科を学び、希望を育む」
- /
- 社会科の初志をつらぬく会(第五八回全国研究集会)
- 研究主題「子どもから学び、子どもと生きる―そこからどう動くか―」
- /
- 歴史教育者協議会(第六七回宮城/東北大会)
- 被災地を見て、聞いて、考えた大会
- /
- 「持続可能な社会」と社会科の教材 (第2回)
- 水産資源の持続的な確保
- /
- 次期指導要領→欲しいテーマ・削りたいテーマ (第8回)
- 子どもの素朴な疑問に答えるテーマを
- /
- 今月の教材―アクティブ・ラーニングに発展する工夫点 (第8回)
- 3年/工場の仕事―順番に並べ替えよう―
- /
- 4年/郷土を開く その1
- /
- 5年/「町工場の力」のなぞを解け
- /
- 6年/昭和時代 頭が働く
- /
- ~上質なネタと原因追究~
- 中学地理/日本の第一次産業について今後の在り方を創造する
- /
- 中学歴史/金閣の謎に迫る
- /
- ~歴史的事象の意味を話し合う協働的な学び~
- 中学公民/株式に対する認識の変容を図る
- /
- ~自分の経営する会社は上場したい?~
- 子どもが分かる社会科授業づくりの理論と方法―学習指導案の基礎・基本― (第2回)
- 社会科の授業づくりと目標記述
- /
- 教科書にない“魅力の主張・コンセプト”紹介 (第8回)
- 大山典宏著『生活保護VS子どもの貧困』が授業づくりに問いかけること
- /
- やがて“作問名人の生徒”続出!中学授業の仕掛け テスト最強アイテムは“これ” (第8回)
- 中学社会 公民的分野の出題例
- /
- ~課題の発見へ。導くのは7枚のカード~生徒の作問から課題設定~~
- あの日・あの時・そして今 私の社会科修業―自分史的・今昔物語 (第8回)
- 多様性の中で育まれてきた私の社会科修業
- /
- 実物入り=生徒からラブコール“社会科通信” 社会科大好き!中学教師の学力UP大作戦 (第8回)
- 「敵」の姿をはっきりとらえ、的確な受験指導を!
- /
- 社会科実践研究の“イノベーション” (第8回)
- アクティブ・ラーニングと小学校社会科(2)
- /
- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第37回)
- 【上越教育大学】「実践と理論」「内容と方法」の統合と国際発信
- /
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第212回)
- 岐阜県の巻
- /
- 編集後記
- /
- 社会科見学&修学旅行に新風を!定番のリニューアル&新機軸の提案 (第8回)
- 古図・古地図と比較しよう!
- /
編集後記
○…社会科授業における「構想」と「実践」の関係。当然のことながら、「構想」は「実践」をふまえて考えられるべきものであり、一方「実践」は、事前の「構想」になるべく添った形でされることが理想となるかと思います。
しかし、実際の「構想」「実践」の関係は、そううまく行くことばかりではない、というのが現実ではないでしょうか。そうした現実の授業の試行錯誤のなかで、より「実践」を見通した「構想力」を上げていく、そして「構想」で練られた教授内容や伸ばしたい力をなるたけ実現させていく「実践力」をつける。それらを目標に、各先生方は、日々、授業を行われていることと思います。
授業「構想」に関わる用語のなかでは、「授業デザイン」という言葉があります。様々なとらえ方をされる用語ではありますが、「授業計画」といった言葉と比較すると、より広義な、またより多様な要素を取り込んだ言葉といえるでしょうか。文部科学省の澤井陽介先生は、「教師が演出する4つの授業デザイン」として、①「問い」のデザイン、②「教材化」のデザイン、③「協働的な学び」のデザイン、④「学習評価」のデザインの四つを挙げられています。
一方、それを具体的な形で落とし込む「実践力」については、授業の流れを作る力、発問や指示、板書、教材・教具の活用から評価、さらには、一瞬の対応力や子どもの意欲を向上させる力まで、多種多様な要素があります。
本号では、こうした「授業デザイン」の力、「授業実践力」の双方について、社会科特有の事例なども交えながら、それらの定義、そしてその磨き方・取り組み方についてご提案をいただきました。
/社会科教育編集部
-
- 明治図書