- 特集 アクティブ・ラーニング 授業ヒント&モデル
- 「アクティブ・ラーニング」の可能性と今後の課題
- 教育課程の趣旨を実現する「学習プロセス」として
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- 「探究」と「協同」の視点から―プロセスの充実に向けたインタラクションとリフレクション―
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- 「アクティブ・ラーニング」と主体的・協働的学び
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- 原型はlearning by doingでは?
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- 社会科授業における「アクティブ・ラーニング」その意義と目指すもの
- シティズンシップの育成
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- 社会科の学びに不可欠な学習者の多様性を生み出す
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- アクティブ・ラーニングで学んだことを活かそうとする社会科の授業
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- 学習形態・手法からとらえる社会科アクティブ・ラーニング
- 発見学習・問題解決学習
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- 体験学習
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- 調査学習
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- ペアワーク・グループワーク
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- ディスカッション・ディベート
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- 育てたい能力から考える社会科でのアクティブ・ラーニング
- 人間関係形成能力・社会形成能力の視点から考える
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- 自己理解・自己管理能力の視点から考える
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- 課題対応能力の視点から考える
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- キャリアプランニング能力の視点から考える
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- これがおすすめ!学年・分野別 アクティブ・ラーニング授業モデル
- 小学3・4年
- 地域のお店のプラン作りから「企業活動」についての見方考え方を育てる
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- 「活かす」「関わる」「動く」の三つの視点で授業づくり
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- 小学5年
- 「自然災害を防ぐ」単元で国土をどう考えさせるか
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- 体験・KJ法(ウェビングマップ)・振り返りを軸にした食料生産の学習
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- 小学6年
- 協働と情意を大切にし、自分の考えを獲得する江戸時代の学習「江戸時代はどんな時代?」
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- 三枚の資料の読み取りの授業
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- 模擬選挙で政治参加の意識を高める政治学習
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- 中学地理
- ICTと電子黒板コンテンツを利用したアクティブ・ラーニングの実践例
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- ヨーロッパ州・国家間の統合によって国々はどのように変化したのか
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- 地名探しから歴史的背景を中核に北海道の地域的特色を追究する
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- 中学歴史
- 元寇から南北朝の統一までを資史料を読み解き、仲間との議論で考察する歴史学習
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- 日米修好通商条約をめぐるロールプレイング ハリスと直接交渉せよ!
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- 中学三年生が作る「戦後七〇年談話」
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- 中学公民
- 学習目標を共有する手段としての「導入単元」でのアクティブ・ラーニング
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- ワールド・カフェで豊かな対話を―理想の選挙制度を考えよう
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- ヘリテージ・ツーリズムとしての社会科学習
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- アクティブ・ラーニングの落とし穴失敗事例と改善ポイント
- “はいまわる”危険性をどう乗り越えるか?
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- 目的を明確にし、評価観を変える
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- 失敗事例を分析して実践に備える
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- アクティブ・ラーニング型授業における評価 切り口と考え方
- ディープ・ラーニングbyアクティブ・ラーニングの理念による授業の形成的評価と児童・生徒の評価
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- 分担調査活動での「自班の発表」と「他班の発表から学んだこと」の評価
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- コラボレートする社会科アクティブ・ラーニング授業デザインのポイント
- 反転授業×アクティブ・ラーニング
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- ICT×アクティブ・ラーニング
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- 「学び合い」×アクティブ・ラーニング
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- 小特集 「歴史総合」の新設を受けて―世界史と日本史の関連付け 私はこう考える―
- 身近な所に世界史と日本史の接点を探り、アクティブ・ラーニングにつなげよう
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- 社会における過去の取り扱いの時間的空間対比に基づく分析検討
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- グローバル時代の「歴史」の土台は何処に?
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- 外国人の書いた史料を活用した歴史総合の授業実践の推奨
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- 追究を通して事象と事象のつながりがわかる授業の工夫
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- 「持続可能な社会」と社会科の教材 (第3回)
- 「世界自然遺産」活用のためのルール
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- 次期指導要領→欲しいテーマ・削りたいテーマ (第9回)
- 小・中・高校を連携させた防災単元
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- 今月の教材―アクティブ・ラーニングに発展する工夫点 (第9回)
- 3年/わたしたちのくらしとものをつくる仕事
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- 〜広島発祥の企業「ものづくり」自まん!〜
- 4年/郷土を開く その2
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- 5年/「コンビニ」のなぞを解け
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- 6年/三権分立 頭が働く
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- 〜図の読解〜
- 中学地理/「○○アイランド」九州の産業は、これで決まり!
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- 〜九州地方を自然環境を中核に考察した場合〜
- 中学歴史/各時代のまとめの学習の充実を目指して
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- 〜近代を大観し表現する学習を例に〜
- 中学公民/概念を獲得する授業設計
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- 〜銀行がない世の中はどのようなものか?〜
- 子どもが分かる社会科授業づくりの理論と方法―学習指導案の基礎・基本― (第3回)
- 社会科の授業づくりと言語力
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- 教科書にない“魅力の主張・コンセプト”紹介 (第9回)
- 桑子敏雄著『環境の哲学』をどのように読むか
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- やがて“作問名人の生徒”続出!中学授業の仕掛け テスト最強アイテムは“これ” (第9回)
- 中学社会 公民的分野の出題例
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- 〜問題から課題へ。絞り込んで解決!〜模範解答名人&記述式問題名人〜〜
- あの日・あの時・そして今 私の社会科修業―自分史的・今昔物語 (第9回)
- 試行錯誤による越境
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- 実物入り=生徒からラブコール“社会科通信” 社会科大好き!中学教師の学力UP大作戦 (第9回)
- 冬休みの勉強法を紹介!この方法で全体像を把握!
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- 社会科実践研究の“イノベーション” (第9回)
- 社会科、地理歴史科、公民科のイノベーション
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- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第38回)
- 【愛媛大学】頑固さと柔軟さを兼ね備えた研究室
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第213回)
- 静岡県の巻
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- 編集後記
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- 社会科見学&修学旅行に新風を!定番のリニューアル&新機軸の提案 (第9回)
- 「復興教育」に生かす被災地見学
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編集後記
○…現在、次期学習指導要領改訂のキーワードとして、「アクティブ・ラーニング」という言葉が、かなり広まっている状況があります。高校における「公共」「歴史総合」「地理総合」の新設の動きとともに、今後、高校、そして接続する小・中学校でも、「アクティブ・ラーニング」への取り組みが求められることになります。
小・中学校においては、「基礎・基本」の習得が行われる一方で、かねてより「主体的・協働的」と言われる活動にも取り組まれ、実践されてきました。体験学習や問題解決学習のほか、子ども同士、教員同士が学び合う「学びの共同体」、一つのテーマを分担して勉強し、結果を組み合わせて全体の理解につなげる「知識構成型ジグソー法」などといった取り組み。これらは、「活動あって学びなし」との批判に留意しながらも、学校現場の先生方によって取り組まれてきました。
もちろん、小・中学校等、特に社会科においては、習得型の内容を学ぶ必要性が高等教育よりも強いという側面があるのも事実だと思います。はじめて学ぶ基本的な事柄をおろそかにしては、これらの「体験」が実を伴うものでなくなってしまう可能性もあり、「基礎・基本の習得」の重視に留意しながら、これまで取り組まれてきたわけです。
そうしたなかで、今回「アクティブ・ラーニング」という言葉が強く取り上げられたことは、時代の変化のなかで、学校での授業というものを、社会に出たときに必要な能力の育成という部分と、より密接に関係させていくことが求められている表れといえるかもしれません。
これまで、「主体的・協働的」な学習が多く行われてきた社会科においても、これを機に、子どもたちにどういう能力を身につけさせていくかの視点を含め、より実社会と密接に関わっていくような授業実践が求められているともいえます。
そこで、今号では、改めて、社会科において「アクティブ・ラーニング」という視点でどういった実践が可能なのか、また新しく取り組むべき視点は何なのか、その授業デザインのヒントなどをご提案いただきました。
/社会科教育編集部
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