- 特集 時間・空間認識を育てる探究的な学習デザイン
- 視点1 時間認識と空間認識を育てる探究的な授業デザイン
- 意図的に時間軸と空間軸を組み込んだ社会科授業
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- 視点2 時間・空間認識を育てる探究教材づくりの視点―成否を分けるのはここだ
- 時間と空間のマルチ・スケールと科学の探究方法の援用を
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- 視点3 こう作る! 子どもの時間・空間認識を育てる探究的な授業デザイン
- 地理/地歴連携の原理と東北地方の歴史的背景に関する学習方法
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- 歴史/子どもが作る歴史年表 その活動を組み込んだ授業デザインがポイント
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- 公民/時間・空間から脱し,改めて時間・空間を捉え直す
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- 視点4 時間軸・空間軸からアプローチする「まちづくり」―教材づくりへの活かし方
- 過去を踏まえて未来の地域を考えるまちづくり学習
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- 視点5 高等学校「地理」必修化で変わる空間情報教育
- 新指導要領に見る空間認識
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- 視点6 【授業最前線】時間・空間認識を育てる探究的な授業デザイン 小学校
- 3・4年/身近な地域や市の様子・地域の生産や販売
- 地域の貴重な人材を生かして〜充実した体験活動を取り入れた授業構想〜
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- 3・4年/住みよいくらしをつくる・地域社会の災害や事故防止
- 時間と空間に基づいた事実から子供に差異やズレをもたらす
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- 5年/国土の自然などの様子・我が国の農業や水産業
- 地図から見える日本の産業を生活に結び付ける
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- 5年/我が国の工業生産・情報産業と情報化した社会
- 社会的な見方の習得を組み込んだ授業展開をとおして
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- 6年/弥生時代以前〜平安時代
- 時期や時間の経過を視点に,大まかな歴史を理解する授業
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- 6年/江戸時代〜明治維新
- 「物流」をキーワードに時間軸・空間軸を意識した歴史授業プラン
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- 6年/我が国の政治の働き,日本国憲法
- 憲法が変わったら,校歌の歌詞も変わった
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- 6年/グローバル化する世界と日本
- 固定概念を覆し,改めて見つめ直す日本,そして世界
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- 視点7 【授業最前線】時間・空間認識を育てる探究的な授業デザイン 中学校
- 地理的分野/世界の諸地域
- なぜカンボジアは親日国? SDGsの視点で探究する
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- 地理的分野/日本の地域構成
- 単元を見通す問いをつくり出す,「フェイクニュース」
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- 歴史的分野/古代までの日本・中世の日本
- 日本史の背景として世界史を位置付け,「なぜ」と問う授業づくり
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- 歴史的分野/近世の日本
- 他地域にも応用できる法則性・普遍性を探究しよう
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- 公民的分野/私たちと現代社会・私たちと経済
- 人生設計で暮らしやすさ・接続可能な社会を見通す〜人生設計・マネープランゲーム,模擬選挙を取り入れた単元の開発〜
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- 公民的分野/私たちと政治
- 中学校社会科だからできる地歴分野との連携を深めた公民学習
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- 視点8 【授業最前線】時間・空間認識を育てる探究的な授業デザイン 高等学校
- 地理
- リスクテイキングを促す,地理A防災意思決定学習
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- 歴史
- 帝国を可視化する―日本史授業で活用する地理的技能―
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- 公民
- 「倫理」と災害―民俗学的なフィールドワーク
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第3回)
- 社会への関わり方を選択・判断する
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- 〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第3回)
- 面白い授業をつくる3つのポイント
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- 〜教材,活動,教師のかかわり(発問)〜
- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第3回)
- 当たり前のものから問いを生む!〜水はどこから〜
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- 〜小学4年/水の秘密〜
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第3回)
- 公民/時事問題から「三権分立」と「主権」を「深く」学ぶ
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- 社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第3回)
- 社会科で育成すべきエンパシーとは
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- 「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第3回)
- 子どもの「なぜ」から始まるパフォーマンス評価
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- 〜小学校・第6学年・「武士の世の中へ」〜
- 歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第3回)
- 歴史理解の根幹としての因果関係の理解・考察
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- 見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第3回)
- スケールの重要性「位置・分布」を働かせて
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- 小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第3回)
- 主権者の育成と「問題分析力」の育成(1)
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- 新学習指導要領全面実施直前レポート (第3回)
- 副読本の作成と新学習指導要領(2)
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- 社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第3回)
- 6月号視点/「社会に開かれた教育課程」の要請は,社会科に何を求めるのか
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- 〜教育課程(教科・領域)における社会科の役割を明確にする〜
- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第3回)
- 勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
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- 〜身近な地域から歴史を学ぶその三〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第255回)
- 岐阜県の巻
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- 編集後記
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編集後記
二〇〇六年に表面化した「世界史未履修問題」などを受けて日本学術会議より出された提言に、「新しい高校地理・歴史教育の創造―グローバル化に対応した時空間認識の育成」があります。グローバル化時代における「時間認識と空間認識のバランスのとれた教育」を重視する立場から、高等学校における地理歴史科教育の現状と問題点、新科目の創設による長期的な改革が提言されており、その後の「持続可能な社会づくりに向けた地理教育の充実」とともに、改訂につながるものとなりました。
「時間認識」「空間認識」については、大学段階における学生の「空間認識の欠如」がニュースとして取り上げられるなど、これまでも課題として挙げられていましたが、改訂された学習指導要領では「社会的事象を、位置や空間的な広がりに着目して」などの言葉が散りばめられている他、高等学校においては“時間認識と空間認識をバランスよく総合する科目”として、新科目も設置され、これまで以上に、重点的に指導していくものとして、注目されています。
そこで本号では、「時間・空間認識を育てる探究的な学習デザイン」をテーマに、時間認識や空間認識を育てる視点から、どんな授業づくりが必要なのか。今回の改訂でキーワードとして取り上げられている「探究的な学習」を要素として加え、授業のベースとなる教材づくりから、授業のポイント、高等学校の新科目による変化のポイントやこれからの時代の活用術、板書の実物と授業展開例までを幅広くご紹介いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 毎号、「知りたい!」と思う内容をタイムリーで提供していただき、大変助かっている。2019/6/640代・小学校教員
- 見方・考え方の重要な要素として、特に高学年では時間・空間があると考えています。現在高学年を担任しているので、具体的な実践事例から学び、自分なりに考えて実践していきたいと思います。2019/5/1930代・小学校教員