- 特集 思考と学びが深まる!「板書づくり」完全ガイド
- 視点1 おさえておきたい! 「板書づくり」はじめの一歩
- 板書の役割をおさえ,子どもの声をきく
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- 視点2 板書スキルを高めよう! 板書づくり 基本の「キ」
- ①板書計画と板書づくりの基礎基本
- 板書づくりは授業の作戦基地!
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- ②授業の流れがわかる板書の工夫
- 問いから結論まで「思考の流れがつながる」板書
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- ③板書づくりとノート指導のコツ
- 板書計画,ノート指導に思いやりを+ノート指導ミニネタ
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- ④授業のユニバーサルデザインの視点から考える板書づくり
- 気になる子どもへの支援はクラスみんなの学びやすさにつながる
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- 視点3 「プロの板書」はここが違う―“よい板書”と“悪い板書”
- 学びと民主主義風土を促す「対話型黒板」
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- 視点4 活動と学びをつなぐ! ICT活用時代の「板書」ここがこう変わる
- 板書の目的は変わらない
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- 視点5 授業の流れが一目でわかる! 板書型指導案のススメ
- 無理なく毎日の授業に活用できる授業計画帳として実用的に使いましょう
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- 視点6 【授業最前線】思考と学びが深まる!板書例&展開モデル 小学校
- 3・4年/身近な地域や市の様子
- わたしたちの市と近くの市を比較することで,市のよさを再確認し思考と学びを深める
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- 3・4年/地域の生産や販売
- 工夫の目的や意味を考えて視覚化しよう
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- 3・4年/住みよいくらしをつくる
- 「はてな」を引き出す~百聞があって一見が生きる~
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- 3・4年/地域社会の災害や事故防止
- 「板書型指導案」で思考の流れを生む授業展開!
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- 5年/国土の自然などの様子
- 黒板はノートに,ノートは思考に関わる
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- 5年/我が国の農業や水産業
- ブランド化という共通点を導き出す板書例と授業展開
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- 5年/我が国の工業生産
- 組立工業と関連工場の関係を多角的に考える
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- 5年/情報産業と情報化した社会
- 社会的事象の見方・考え方を働かせる板書の工夫
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- 6年/弥生時代以前~安土桃山時代
- 新たに獲得した視点で既習内容を捉え直す!―安土城とそれ以前の城の比較を通して―
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- 6年/江戸時代~明治維新
- キーワード板書とスクリーンに資料の背景知情報
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- 6年/日清・日露戦争
- 「なぜ?」から迫る思考ツールを活用した授業
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- 6年/我が国の政治の働き、日本国憲法
- 板書と授業展開の一体化&子供の考えの“見える化”で主体的・対話的な憲法学習に!
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- 6年/世界の人々の生活、国際交流・国際協力
- 日本が援助するキューバの農業と医療
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- 視点7 【授業最前線】思考と学びが深まる!板書例&展開モデル 中学校
- 地理/世界の地域構成
- 探究的に進める「世界の地域構成」の授業
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- 地理/世界の諸地域・世界の様々な地域の調査
- 社会問題の原因分析を思考ツールで整理する!
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- 地理/世界と比べた日本の地域的特色
- これからの日本の工業
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- 地理/身近な地域の調査
- メタ認知を支援し学びを深める
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- 歴史/古代までの日本
- 現象としての社会事象を読み取り,時代の背景を把握する
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- 歴史/中世の日本
- できごとの「前」と「後」をつなぐことを意識した歴史の授業
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- 歴史/近世の日本
- 比較・討論型授業と板書のポイント
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- 歴史/近代の日本と世界
- 「記録する」板書から「考える」板書へ
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- 歴史/現代の日本と世界
- 生徒の思考を誘う協働板書
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- 公民/私たちと現代社会
- キャッシュレス社会をとおして情報社会の光と影について考える
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- 公民/私たちと経済
- 子どもイキイキ!「短冊肩ボード」で板書が変わる!
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- 公民/私たちと政治
- 法教育授業「これって,法・ルール・マナー?」―特別支援教育の視点から―
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- 視点8 【授業最前線】思考と学びが深まる!板書例&展開モデル 高等学校
- 地理
- 模式図を活用した地形の学習
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- 歴史
- 「対話が見える」板書で本質に迫る歴史授業
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- 公民
- 「公共」を先取り?幸福,正義,公正を深める議論の枠組み
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第2回)
- それぞれのアプローチ
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- 〈筑波大学附属小学校発〉「主体的・対話的で深い学び」をつくる教材研究ABC (第2回)
- 子どもの視点を重視して教材をつくることを忘れない
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- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第2回)
- まだ間に合う!? はじめの参観はこれで決まり!~暖かい地方の暮らし…沖縄の不思議~
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- ~小学5年/沖縄の秘密~
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える社会科授業 最新ネタ (第2回)
- 歴史/謎解き古代史
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- ~邪馬台国と古墳~
- 社会科で思考と感情(エンパシー)をどう育てるか (第2回)
- 社会科で育成すべき思考とは
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- 「見方・考え方」の育ちをとらえる!パフォーマンス評価でつくる社会科授業モデル (第2回)
- 入試改革とパフォーマンス評価
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- 歴史的思考力を伸ばす授業デザイン (第2回)
- 史資料の活用こそが授業改革の鍵
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- 見方・考え方を働かせて学ぶ! 地理授業デザイン (第2回)
- 世界と日本の地域構成 「位置・分布」を働かせて
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- 小・中・高を通じて「主権者の育成」にどう取り組むか―教材&授業アイデア― (第2回)
- 主権者の育成と「問題発見力」の育成
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- 新学習指導要領全面実施直前レポート (第2回)
- 副読本の作成と新学習指導要領(1)
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- 社会科は社会とどのように関わるのか―社会に開かれた社会科とは― (第2回)
- 5月号視点/「社会に開かれた教育課程」の要請は,社会科に何を求めるのか
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- ~子どもたちに社会事象を批判的に見させる~
- 〈見方・考え方を鍛える!〉学び直す日本史 歴史探究ミニツアーpart2 (第2回)
- 勤務校大妻中学高等学校周辺歴史散策
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- ~身近な地域から歴史を学ぶその二~
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第254回)
- 静岡県の巻
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- 編集後記
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編集後記
現在、大学の授業は、先生が板書して~という形は少なく、パワーポイントなどを使って行われていることが多いようです。
一方で、小・中学校や高校では、板書はノートづくりともあわせて、ある一定の役割を果たしてもいます。特に小学生にとっての板書は、授業の流れを記録するという意味だけではなく、ライブならではの書き方や子どもの声の取り上げ方などでポイントを伝えたり、意思統一の目安としたりする他、伝えたい内容や記憶しきれないものを補完する役割もあります。子どもも、その発達段階から集中力が続かない場合もあり、板書を見直すことで補ってもいます。
今回の改訂で注目された「主体的・対話的で深い学び」の場面においては、板書自体が必要なくなるのでは?という声もありました。
しかし、情報処理や読み解く力が発展途上の段階においては、板書は、まだまだ重要な役割を果たすもの、とも言えそうです。
大学だけでなく、小学校段階においても、電子黒板やタブレット端末、デジタル教科書などが取り入れられる場面が、多くみられるようになってきました。この現状において、その利便性をよりいかした活用術なども、あわせて考えていく必要があるのだと思います。
そこで本号では、「思考と学びが深まる!『板書づくり』完全ガイド」をテーマに、板書づくりの基礎基本とポイント、これからの時代の活用術から、板書の実物と授業展開例まで、幅広くご紹介いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 授業実践が面白いと思った。いろいろ工夫されている先生方の実践をみて、学んでいきたいと思う。2019/4/2720代・高校教員