- 特集 <統計・地図から実物まで>授業で使える!秘)資料コレクション&活用の手引き
- 1 使い方次第で授業が変わる!資料活用・授業化の手引き
- 資料活用構想・資料作成・資料提示のポイント
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- 2 定番資料とは一味違う! 授業で使える秘)新資料 私のおすすめベスト5
- 文章資料=私のおすすめベスト5
- 「授業で使える」文章資料を見出す方法と具体例
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- グラフ・統計資料=私のおすすめベスト5
- 優れた授業デザインが資料を輝かす
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- 絵・写真資料=私のおすすめベスト5
- 絵・写真の力から迫る歴史教育
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- 実物モノ資料=私のおすすめベスト5
- モノから仕組みへ,モノから政策へ
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- 3 子どもにつけたい資料分析・活用能力―指導ポイントはここだ!
- 小学校 多様な考えを協働的に学べるという教室環境を最大限活用する
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- 中学校 社会科を学ぶ意義を実感させるための資料「選択吟味」の場の設定
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- 高等学校 高校生につけたい資料分析・活用能力 地図やGIS(地理情報システム)を活用して育む汎用的で実践的な能力育成
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- 4 「地域」を授業する―資料・モノからの教材づくりと授業化ヒント
- 地域の将来を考えるための資料
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- 5 1人1台端末で変わる!資料活用術
- 児童生徒が「主語」となる資料活用案
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- 6 【授業最前線】秘)資料を活用する!オススメ授業&活動プラン 小学校
- 3年 場所による違いが焦点化できる資料を活用する
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- 4年 資料提示のひと工夫で楽しく学べる社会科の授業づくり
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- 5年 【我が国の国土の様子と国民生活・我が国の農業や水産業における食料生産】「+比較」「+見える化」で資料を子供に届ける
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- 5年 【我が国の工業生産】資料の共通点に着目させることで「工業製品」の意味をつかませる
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- 6年 【グローバル化する世界と日本の役割】探究することに価値を見出す「学びスト」を育てるための授業デザイン
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- 6年 【我が国の歴史上の主な事象】情報の広がりから町人文化をとらえる
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- 7 【授業最前線】秘)資料を活用する!オススメ授業&活動プラン 中学校
- 地理的分野 【世界の様々な地域】ICTで子どもが「教材研究」する時代へ
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- 地理的分野 【日本の様々な地域】Google Earthの新機能活用のポイント
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- 歴史的分野 【近世までの日本とアジア】人と道具のセットでわかる室町時代の発展
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- 歴史的分野 【近現代の日本と世界】「歴史家のように読み」,資料の排除性を暴く歴史学習
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- 公民的分野 【私たちと現代社会】外国人のよりよい受け入れの在り方を考える
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- 公民的分野 【私たちと政治・私たちと国際社会の諸課題】多数決?それともボルダルール?
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- 8 【授業最前線】秘)資料を活用する!オススメ授業&活動プラン 高等学校
- 地理 世界中の家庭を覗いてわかる国際理解教育
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- 歴史 統計資料を有効活用しよう 新しい時代には,新しい「問い」と「資料」を
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- 公民 地方自治を「主体的に学ぶ」ための資料の利活用
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第30回)
- 第4学年内容の整理B
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- デキる人はやっている!社会科教師の仕事術―明日から使える3つのポイント― (第6回)
- @カメラでの記録&データ蓄積 A子どもが楽しくなる秘密道具 B子どもの学びをうながす発問
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第18回)
- 公民/婚外子は遺産相続はできないの?
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- 〜「婚外子相続差別訴訟」から法的見方,考え方を鍛える〜
- 伝説の教師・有田和正先生直伝!追究の鬼を育てる授業づくり (第6回)
- 常識となっている授業形態への問題提起!
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第30回)
- 札幌市のたまねぎ農家の教材化を参考に!
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- 〜3年生「生産の仕事」〜
- 社会生活に生かす視点で考える!「深い学び」を生み出す社会科授業づくり (第6回)
- 「あなたは,だれに投票しますか」
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- 地理大好きな子どもを育てる!見方・考え方を鍛える地理授業デザイン (第18回)
- デトロイトは自動車の街?(景観,場所、空間的相互依存作用)
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第24回)
- 「思考力,判断力,表現力等」の育成のために(2)
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- 〜有意味な指導計画の必要性〜
- 18歳市民時代の公民教育 授業づくりのスタンダード (第6回)
- 公民教育を「自律的な学び」と「自己の生き方」にどうつなげるか
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- 〈全国社会科教育学会の広場 私の論点・私の授業〉社会科教育の責任―教育に対する広範な要求にどのように向き合うか― (第6回)
- 今こそ,民主主義社会の形成という社会科の理念を明らかに
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- 銅像からわかる!つれづれ社会科散歩ガイド―目からウロコの教材づくり― (第6回)
- 伊能忠敬以前の日本地図製作先駆者,長久保赤水の功績
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第282回)
- 岡山県の巻
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- 編集後記
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編集後記
文部科学省教科調査官の藤野敦先生は,本誌連載4月号において「資料は,生徒が学習を深めるための『拠りどころ』です」と述べられています。授業における資料の重要性を示されている言葉だと思います。学習指導要領「解説」においては,資料について「年表や地図,文献,図版,写真,統計資料,実物など様々な資料を活用し,…」「…各項目の学習の場面において,繰り返し活用していくことが大切である」とも述べられています。
もちろん,これまでも授業づくりにおける資料の扱い方については,社会科に限らず各教科で検討され,取り組まれてきたわけですが,SNSの発達,GIGAスクール構想を受けた1人1台端末時代を迎え,資料の読み取り含め,子ども達の個別な取り組みも増えることが予想され,授業づくりにおいても,進化が必要になりそうです。授業における資料については,「まず,その授業のねらいに添って,どのような資料を選ぶか」がスタートになります。その選ぶ資料によって,子どもの興味関心や,授業の展開も大きく変わって来るからです。また「そのねらいから,どのように資料を提示するか」「複数の資料を組み合わせて考察する機会をどのようにナビゲートするか」など,資料の活用の仕方を含めた授業化の在り方についても,ICT機器の進化によって,出来ることや活用方法も広がりを見せており,様々な可能性が感じられます。
そこで9月号では,「授業で使える!(秘)資料コレクション&活用の手引き」をテーマに,社会科,地歴科・公民科での資料活用と授業づくりのあり方について,その基礎基本から取り組まれている工夫,おすすめ資料から,資料を活用した具体的な授業の流れまで,その考え方とアイデアを,ご紹介いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 資料をどのように作ればいいのか、すぐに真似できる例がたくさんあってよかったです。2021/9/530代・中学校教員