- 特集 思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く地理授業
- 1 思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く地理授業デザイン
- Well-beingに貢献する地理的思考力・判断力
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- 2 思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く地理授業テーマ 授業化ヒント
- 戦争・紛争と平和 ウクライナ戦争を社会科地理として教える
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- 環境問題・SDGs 「持続可能な社会の創り手」の育成をめざす
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- 食料問題 「スケール思考」でとらえる食料問題
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- 世界文化遺産 社会的な見方・考え方を総合的に働かせて思考力・判断力を鍛える地理授業
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- 3 使い方で世界が変わる!地図とGISを活かした地理授業デザイン―思考力・判断力を鍛えるツールの活かし方
- 地図から見えてくることは
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- 4 思考力・判断力を鍛える!深い学びに導く地理発問づくり
- 分析(地方的特殊性)・総合(一般的共通性)を繰り返す経験を
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- 5 防災×地図授業 「その時マップ」と「これからマップ」で考える―思考力・判断力を鍛えるポイント
- 地域点検+ハザードマップづくりで「深い学び」の実現を
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- 6 地政学×地理授業 地理的な視点から国際情勢・国際紛争を考える―思考力・判断力を鍛えるポイント
- マッキンダーとラッツェルの地政学的思考について考えよう
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- 7 【授業最前線】思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く!地理授業プラン 小学校
- 3年 【身近な市の様子】私たちの市区町村の姉妹都市はどこか
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- 4年 【都道府県の様子】都道府県内の学習を,その都道府県で完結しない
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- 5年 【我が国の国土の自然環境と国民生活との関連】社会の重層性を意識した単元構成で往還的思考を生み出す授業づくり
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- 8 【授業最前線】思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く!地理授業プラン 中学校
- 【世界各地の人々の生活と環境】ケッペンは何に注目して気候を区分したのだろうか
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- 【世界の諸地域(アジア州)】子どもの思考を中心に据えた授業づくり
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- 【世界の諸地域(北アメリカ州)】資料から読み解く現代アメリカの立ち位置
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- 【日本の地域的特色と地域区分】単元を貫く問いで追究する価値を見出す
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- 【日本の諸地域(中国地方)】見方・考え方を働かせ,地域の変遷を考察する
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- 【日本の諸地域(北海道)】SDGs未来都市「札幌」
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- 9 【授業最前線】思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く!地理授業プラン 高等学校
- 地理総合 【地図や地理情報システム】物件探しから考察する災害リスク調査
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- 地理総合 【生活文化の多様性と国際理解】なぜ,地球の裏側に日本社会が転写されている?
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- 地理総合 【地球的課題と国際協力】「何を」より「どのように」を考える学習を
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- 地理探究 【共通テスト問題演習】 身近な事例と世界を比較して考える都市の姿
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第43回)
- 「単元で考える」授業づくりE
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- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第43回)
- クリーンエネルギー「天然ガス」の可能性
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- 〜4年生「くらしを支えるガス」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第7回)
- 自律的な学習者を育てる
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第31回)
- 靴は命を守り,夢をつくるが……〜ケニアから考える貧困と格差〜
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- 〜地理・SDGs〜
- Google Workspace for Educationで実現する 社会科授業アップデート (第7回)
- Google Workspace for Educationを活用した問題演算授業
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- 〜[学年・単元]中学校3年生:共通テスト問題演算 [使用ツール]Googleフォーム,Google Classroom,Googleスプレッドシート〜
- 言葉を磨けば授業も変わる!社会科「発問」テクニック (第7回)
- 主体的な調べ学習へと紡ぐ「発問」
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- 地理大好きな子どもを育てる!見方・考え方を鍛える地理授業デザイン (第31回)
- 湧水と人々の暮らし(地人相関)
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第37回)
- 他教科・他科目との連携や多様な資料を用いた実践(3)
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- 〜「江戸と東京はどのような関係にあるのか」(フィールドワークを活用した日本史Aでの地理Aとの連携) そのA時間軸と空間軸双方からの視点を働かせる―現実の事象に多様な「見方・考え方」を働かせて,豊かな疑問や課題の設定を〜
- 指導と評価を一体化!つまずきから考える公民PDCA授業プラン (第7回)
- 「民主主義はすばらしいもの」について問い直す
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- 〜C 私たちと政治〜
- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 はじめの一歩 (第7回)
- 子どもの学びを深める板書図鑑 その@
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- 〜複数の立場から考える板書づくり〜
- 18歳市民時代の社会科教育 授業づくりのスタンダード (第7回)
- 「選択・判断の問い」を社会科授業に設ける意義は何か
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- 〈全国社会科教育学会の広場 私の論点・私の授業〉民主主義社会と社会科における多様性と包摂―分断が進む社会の中での教育的使命とは― (第7回)
- SDGsから捉える「顔の見えない定住化」問題の学習
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第295回)
- 岐阜県の巻
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- 編集後記
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編集後記
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて,ニュースにおいてその歴史的背景や地理的な視点からとらえる報道も行われています。
国の地理的な条件から,他国との関係性や国際社会での行動を考える地政学についてもニュースなどで取り上げられるようになり,「地政学リスク」という言葉もよく耳にするようになりました。
今回のことをきっかけに,日本が置かれている地理的な状況や,そのアドバンテージとリスクについても,改めて考える機会になった方も多いように思います。
小学校の社会科では地図を使った授業が行われ,中学校,高等学校において地理的分野についての学習を深める中で,日本の環境や,世界の中で日本が置かれている地理的な条件,環境についても理解を深めていきますが,他分野や他教科との関連も含めて,そのあたりを意識した授業づくりとそうでないものとでは,子どもの受け止めにおいても,大きな違いが生まれるようにも思います。
今起きている事象について,一面的にとらえるのではなく,改訂のキーワードでもある歴史的な見方・考え方や地理的な見方・考え方,社会的な見方・考え方などを相互に働かせながら,とらえていく力をどのように授業の中で育むか,はまさに喫緊の課題なのかもしれません。
そこで本号では,「思考力・判断力を鍛える!世界と日本を読み解く地理授業」をテーマに,世界やその中における日本について,地理的な視点から考えることができるようになるための授業づくりについて,ご提案いただきました。
/及川 誠
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- 明治図書
- 特に1年生段階の地理の授業は、想像力を働かせることに毎年苦戦を強いられる。今号を参考にしたい。2022/12/1320代・中学校教員
- 地理的思考力と判断力は鍛えなければ上達できないと思う。世界史的日本史的の中に地理は不可欠と思う2022/11/2550代・高校勤務
- 自分が実際に行った授業では、子どもが自分事として考えさせることができなかったと反省をしていました。しかし今号、同じ単元に関する実践を読ませていただいて発問の仕方などを参考にさせて頂きたいと思いました。2022/9/25B787