- 特集 社会を見る目を育てる!「資料活用」学習ナビゲート
- 1 社会を見る目を育てる!「資料活用」授業デザイン
- 「資料読解スキル」を重視した社会科授業
- /
- 2 資料活用の土台づくりを!教材研究の切り口と探究の仕掛け
- 教材化のポイントと探究時の資料活用
- /
- 3 特性をおさえよう!資料活用の指導ポイント
- @地図・地図帳/地図ワークのレパートリーを広げる
- /
- A写真・絵・イラスト/社会認識と価値判断・意思決定を深めるための資料活用
- /
- B統計・グラフ・年表/資料を読み取る視点を明文化する
- /
- C映像・動画・読み物(新聞含む文章資料)/「わかった気になる」を克服する
- /
- 4 おさえておきたい!資料を「集める」「読み取る」「まとめる」3つの技術 「定着する」学習ナビゲート
- 「有用感に満ちた資料活用」へのプロセス
- /
- 5 社会を見る目を育てる!分野別おすすめ資料アラカルト
- @地理/ウェブ地図を使った資料の活用
- /
- A歴史/地図帳を歴史的分野でも活用すべし
- /
- B公民/新聞の社説を読み比べて考える
- /
- 6 伝えておきたい!「真贋を見分ける目」と「情報モラル」指導のポイント
- 常識を疑うこと・善意のリツイートの危険性
- /
- 7 【授業最前線】社会を見る目を育てる!「資料活用能力」を育む授業デザイン 小学校
- 3年/資料と発問を組み合わせて児童の活用を促す
- 地域の安全を守る働き(火事からくらしを守る)
- /
- 4年/資料活用能力は,インプットとアウトプットで育てる
- 人々の健康や生活環境を支える事業(水はどこから)
- /
- 5年/オクリンクを活用した資料の収集と読み取り
- 我が国の農業や水産業における食料生産(水産業のさかんな地域)
- /
- 5年/産業における「人の営み」を見る目を育てる
- 我が国の産業と情報との関わり(情報を生かす産業)
- /
- 6年/資料活用能力を育む「人のいる風景」の教材化と協同的探究
- 我が国の政治の働き
- /
- 6年/地域の資料との比較から歴史を読み解く
- 我が国の歴史上の主な事象(戦争と人々の暮らし)
- /
- 8 【授業最前線】社会を見る目を育てる!「資料活用能力」を育む授業デザイン 中学校
- 地理的分野/複数の統計資料を比較検討する習慣をつける〜統計資料の見方を意識したアフリカの諸地域学習〜
- 世界の様々な地域
- /
- 地理的分野/景観資料・地理院地図から「標高」を身近に感じる授業〜土地の高低への興味,防災意識を高め,GISに苦手意識をもたせない工夫〜
- 日本の様々な地域(中部地方・長野県)
- /
- 歴史的分野/望月の歌を詠んだ藤原道長はどんな社会を作ったのだろう
- 近世までの日本とアジア(古代国家の形成―天皇や貴族による政治の展開―)
- /
- 歴史的分野/「日本は本当に平和な国となったのだろうか」の追究を通して
- 現代の日本と世界
- /
- 公民的分野/新聞記事と1人1台端末で育む社会を見る目
- 私たちと経済(市場のはたらきと経済)
- /
- 公民的分野/信用のできる情報を活用して,生徒の思考を深める授業実践
- 私たちと政治(現代の民主政治)
- /
- 9 【授業最前線】社会を見る目を育てる!「資料活用能力」を育む授業デザイン 高等学校
- 地理総合/既習事項と地図を結び付ける授業づくり
- 自然災害と防災
- /
- 歴史総合/グラフを「ちゃんと」読む
- 結び付く世界と日本の開国(産業革命)
- /
- 政治・経済/エコノミストの目を自分のものにする
- 経済分野の導入
- /
- 小特集 国土交通省発!「国土形成計画」授業活用のススメ
- 国土の将来ビジョンを若い世代に伝えたい
- /
- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第58回)
- 「単元で考える」授業づくり(21)
- /
- 1人1台端末も有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第58回)
- 教科書活用し,地域の先人単元の教材化
- /
- 〜4年生「きょう土の伝統・文化と先人たち…廣井勇」〜
- 「個」の学びを豊かにする!社会科「個別最適な学び」への挑戦 (第22回)
- 子どもの側から問いをつくる@
- /
- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第46回)
- 小説で社会科授業をつくる〜東野圭吾,垣谷美雨.市川沙央〜
- /
- 〜授業づくり〜
- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第52回)
- フィールドワークを伴った地域史のレポート学習(4)
- /
- 〜地域の歴史から何をどのように学ぶのか〜
- リアルな世界と日本がわかる!地理授業デザイン (第10回)
- 食文化と地理授業デザイン
- /
- 多様性と向き合う公民教育 (第10回)
- 協働的な学びを社会参加にどうつなげるか
- /
- 見方を変えると世界が変わる!「考えたくなる」社会科授業 (第10回)
- 社会科授業の指導技術E
- /
- 〜教材研究の方法 その2 絞る教材研究〜
- みんながゴールに到達できる!課題設定&授業展開スキル (第10回)
- 歯ごたえのある課題をかみ砕く
- /
- 生徒も教師も楽しくなる中学校社会科ゲーム&アクティビティ (第10回)
- [地理/地域の在り方]理想の街づくりを考えるアクティビティ
- /
- 明日の授業づくりに役立つ!学習指導案の理論と実践モデル (第10回)
- 板書仮説の理論を考える
- /
- 〈全国社会科教育学会の広場〉社会科教育は子どもや教師,社会のために何ができるか (第10回)
- [教員研修は社会科教師のために何ができるか]【中堅・ベテラン教員に対して】社会科の授業観を問い直すために
- /
- 〜自己の社会科授業観と向き合い,省察する〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第310回)
- 長野県の巻
- /
- 編集後記
- /
編集後記
『社会科教育』誌では,2017年10月号で「資料読み取り能力を鍛える!探究ワーク&ドリル40」を特集し,大変ご好評をいただきました。それから6年,コロナ禍の影響もあって1人1台端末時代とも言われるように学習を取り巻く環境も激変し,必ずしも「宿題」「課題」という形をとらなくても,子どもが日々の学習の中で気になったことを手元のタブレットなどで自ら主体的に調べる環境も,整ってきました。
そのような時代になったからこそ,自学自習の前提知識として,これまでも「子どもにつけたい力」として幾度も取り上げられてきた「資料を読み取る力」の育成の重要度が増してきたとも言えると思います。また,SNS上の情報は有益なものばかりではなく,誤ったものや偏った情報なども存在し,また情報を扱う上でのモラルも含めたリテラシー能力が必要になります。
社会科教育という資料を扱う機会が多い授業において,それらの選び方や自分に必要な情報の見極め方や集め方,それらをどうまとめ,考えていくかを伝えていくことは,重要な使命の一つとも言えそうです。
そこで1月号では,「社会を見る目を育てる!『資料活用』学習ナビゲート」を特集テーマとして,「資料活用」について改めて取り上げ,このSNSが発達した時代も踏まえた資料への向き合い方,活用能力の育て方,またそれらの資料を通して「社会を見る目」を育てるためにはどのような教材研究と授業づくりが必要なのか。全国の先生方より取り組まれている工夫・アイデアをご提案いただきました。
/及川 誠
多くの先生方の工夫や新しい教材が発見できた
コメント一覧へ