- 特集 どう考える!? 道徳授業づくりの5大論争
- あなたはどう考える? 道徳授業づくりの5大論争
- 論点1 1時間1内容項目の授業形態を,どの程度重視すべきか
- 【Aの立場】1時間1内容項目の授業を基本とすべきという立場
- 深く理解する,深く考える道徳授業
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- 【Bの立場】1時間1内容項目の授業にこだわる必要はないという立場
- 子どもの日常的道徳生活を前提に道徳性を耕す
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- 田沼茂紀先生の意見を読んで
- 実践は学校の組織的な計画を踏まえて
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- 福田富美雄先生の意見を読んで
- 子どもの本質的な問いを深めたい
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- [実践]1時間1内容項目だからこそ深まった実践
- 6年生/教材「手品師」(出典:教育出版)
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- [実践]複数価値を関連させたからこそ深まった実践
- 5年生/教材「ブランコ乗りとピエロ」(出典:光村図書)
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- 論点2 授業のテーマ(ねらい)は,子どもに初めから提示すべきか,否か
- 【Aの立場】授業のねらいは初めに提示すべきという立場
- 提示することが学びの見通しをつくる
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- 【Bの立場】授業のねらいは提示すべきでないという立場
- 学びの土台は子どもである〜「ぶれる」と「つっこみ力」〜
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- 勝又明幸先生の意見を読んで
- ねらいを具体化する学習内容
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- 坂本哲彦先生の意見を読んで
- めあてを子どもの学びから考える
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- [実践]テーマを提示して深まった実践
- 教材名「はしの上のおおかみ」(出典:文部科学省)
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- [実践]テーマを提示せずに深まった実践
- 教材名「泣いた赤おに」(出典:学研みらい)
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- 論点3 教科書と自作教材の活用は,35時間でどのようなバランスがよいのか
- 【Aの立場】基本的には教科書教材がメインという立場
- 教科書の使用義務とその弾力的活用に関する考察
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- 【Bの立場】教科書はサブ的に扱ったり,活用は多様という立場
- 次は“質”が求められる
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- 佐藤幸司先生の意見を読んで
- トータルバランスを踏まえた教材活用
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- 廣瀬仁郎先生の意見を読んで
- スタート地点から その先へ
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- [実践]教科書教材をじっくり考えあった実践
- 教材名「雨のバス停留所で」(出典:学研教育みらい)
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- [実践]教科書をサブ的に扱い深まった実践
- 教材:「いじめ問題」を扱った教材(8社)
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- 論点4 道徳授業で実際の解決策を考えてよいのか,NGか
- 【Aの立場】解決策を考えるのは道徳ではないという立場
- 特質を押さえた授業を
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- 【Bの立場】解決策を考えることが,道徳性の育成につながるという立場
- 道徳的問題を解決する資質・能力の育成
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- 柳沼良太先生の意見を読んで
- 六十年間に培われてきた道徳授業の本質を大事にしながら特別の教科 道徳の授業の質的変換を
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- 馬場喜久雄先生の意見を読んで
- 実際に解決する中で育まれる道徳性
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- [実践]解決策を考える場面は設定せずにねらいに迫った実践
- 教材名「いっしょになって,わらっちゃだめだ」(出典:東京書籍)
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- [実践]解決策を考えることで,ねらいに迫った実践
- 教材名「いじめについて考える@」「いじめについて考えるA」(出典:柳沼良太著「問題解決的な学習で創る道徳授業 超入門」明治図書)
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- 論点5 道徳授業で体験的な学習をメインにすることはよいのか,否か
- 【Aの立場】体験をメインにした授業は道徳ではないという立場
- 体験をメインにした授業は道徳ではない
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- 【Bの立場】ねらいに迫っているのであれば,体験がメインでもよいという立場
- 体験的な学習をメインにして深くねらいにせまる
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- 林泰成先生の意見を読んで
- 「体験」か「体験的」か
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- 大原龍一先生の意見を読んで
- 授業方法はねらいと連動する
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- [実践]体験的な学習を入れずに,ねらいに迫った実践
- 3年/教材「一さつのおくりもの」(出典:東京書籍),6年生/教材「うばわれた自由」(出典:文部科学省)
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- [実践]体験的な学習を中心にして,ねらいに迫った実践
- 2年生/教材「くろぶたのしっぱい」(出典:光文書院)
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- Q&A/若手がちょっと気になるミニ論争について教えます!
- 子どものためなのか,教師の都合のためなのか,根拠を押さえて選択する
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- ノンフィクション教材探訪記 (第6回)
- 歩け,歩け。続けることの大切さ
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- 〜教材名「地球を一周歩いた男―伊能忠敬―」(日本文教出版 6年)〜
- 「特別の教科 道徳」の授業づくり講座 (第18回)
- あなたの心に住んでいるのはどちらの人?
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- 新・道徳授業論―主体的・対話的な追求で新しい地平をひらく (第18回)
- 教材の「醍醐味」を子どもの立場で「吟味」する
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- 板書例でよくわかる! 新教科書教材で授業づくり (第6回)
- 小学校/登場人物の共感的視点に立った板書づくり
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- 〜「点」と「線」で考える〜
- 中学校/付箋を活用して話し合いを活性化する『ふたつの心』の授業
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- 学校を変える! 道徳のカリキュラム・マネジメント (第6回)
- 「考え,議論する道徳授業」の核となる「対話的な学び」をマネジメントする
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- 特別支援教育×道徳教育:押さえるべき視点 (第6回)
- 障害者に対する偏見や誤解を意識する
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- 道徳教育2.0―AI社会・多様性・問題解決の授業へ (第6回)
- 非ゼロ和ゲームのための動画教材「ボクたちの出来事」
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- 10代の君への手紙 (第18回)
- クリエイティブ思考が未来を切り拓く
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- 道徳授業=ホープ&エースを紹介します! (第77回)
- 【山口県】学校,地域,家庭とが協働し,共に歩む道徳教育の創造
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- 編集後記
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- 道徳教育推進教師のアイデア箱 (第6回)
- 心の揺らぎを表す 心情三角札
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編集後記
「○○くんは○○と言っていたよね」「授業記録では,○○くんの意見に,○○ちゃんはこう返しているけど,その際どう声掛けしたの?」。研究会に参加すると,いつも驚くほど授業記録を丁寧に読み込み,子どもの事実で語られる先生がいらっしゃいます。その方のお話を聞くたびに,授業技術や授業展開の工夫の先には,一人ひとりの子どもがいることを忘れてはならないと感じます。
授業づくりの様々な論点について研究を深めていく中で,「目の前の子どもにとって…」という視点を決して忘れてはならないと自戒しています。
/C
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