- 特集 到達度を明確にした「授業びらき」
- 提言・なぜ「授業びらき」に到達度を示すか
- 子どもたちとの「約束」としての到達目標
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- 「全員参加の学力づくり」のチャレンジびらき
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- 子どもによる目標づくりこそ重要
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- 説明責任ではなく結果責任を明らかに
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- 到達目標に一歩一歩近づくために
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- 到達度の表明は教師の気概である
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- 国語の到達度を明確にした「授業びらき」
- 到達度により「私も努力すればできるようになる」ことを実感させたい
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- 教師の音読で到達点を示す
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- ミステリーハンター 前作はどっちだ!?
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- 算数・数学の到達度を明確にした授業びらき」
- 実態調査の方法の中にいくつもの到達度を含めることができる
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- 子どもたちのミスをしっかり分析した授業びらき
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- 見通しをつけさせる
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- 社会科の到達度を明確にした「授業びらき」
- 「資料の読み取り」を楽しみながら、授業のルールを指導する
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- 知的に楽しい社会科の授業に
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- 学習ルール・学習方法・学習内容のバランス
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- 理科の到達度を明確にした「授業びらき」
- 教科書のとびら・理科室探検を使う
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- どのような思考文型を使えるか?
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- よりよい授業を構築するための「授業びらき」を模索して
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- 指導方法のどこを変えるか
- 評価観を変え、子どもを見取る
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- 子どものノートを点検するだけでも学力は伸びる
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- 指導技術のどこを変えるか
- 指導技術は、脳科学の知見で見えてくるダメな部分を変えよ
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- 「3」と「7」と「30」と、そして「90」も
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- 指導と評価の一体化をどう図るか
- 評価の結果から対策を考える
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- 子どもの内面を知ろうとすることから
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- 「指導と評価の一体化」を超えて
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 教師の実践的指導力の四つの要素
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- 授業研究ニュース (第25回)
- 「理数大好きの子ども」の育成―文科省がモデル事業
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- プロの技術を身に付けよう 国語教育の技術 (第1回)
- 東京大学大学院博士論文の内容を小学生に授業する
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- プロの技術を身に付けよう 算数・数学教育の技術 (第1回)
- 「視線」は教師の力量を反映する
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- プロの技術を身に付けよう 社会科教育の技術 (第1回)
- 教科書を活用し尽くす「6つの展開例」(その1)
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- プロの技術を身に付けよう 理科教育の技術 (第1回)
- 分かりにくい場面では3段階で臨む!
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- 「必達目標」達成に教師はどう責任を持つか (第1回)
- 学校経営の枠組みと必達目標
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- 子どもを見る目を鍛える (第1回)
- 子どもの「よさ」(特徴)をとらえる目(技術)をつくる
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- キャリア教育がなぜ必要か (第1回)
- 「逆算」の発想が必要
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- 編集後記
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編集後記
〇…到達度を明確にすると授業を変えざるを得ない、と言われています。それは「評価基準」に到達させるための授業づくりや子ども一人ひとりに力をつける授業にしなければならないという主張が含まれているからです。到達度を明確にすることは、学級の全員が一人残らず到達目標を達成する必要が求められており、一人残らず分かるようにさせたいとする教師の願いでもあります。
〇…そのために授業をどう変えるのか。目標準拠による絶対評価は、目標・指導・評価の相互関連を図る一体化プランによる授業が必須となるでしょう。その起点となる到達目標のチェックを十分に行い、目標到達を図る指導や目標到達としての評価においても、そのチェック機能が生きて働くように努める必要があると研究者は提起しています。
〇…現場からの提案としても「一人残らず授業に参加させ、学習内容を習得させる教育技術」が必要になるとし、そのための授業研究を深めることが改めて問題になっています。しかし、教える「プロ」としての教育技術は一朝一夕で身に付けられるものではないでしょう。例えば全員参加を保障する授業が求められても「活動」だけに終始している場合があったり、あるいは一方的に自分の講義を聞かせて、子どもたち全員にノートを取らせて終わりという場合もあるでしょう。
〇…子どもを熱中、集中させる授業づくりも繰り返し問題となってきました。そのための導入の技術も問題になってきました。新しい学期の「授業びらき」に関連して「黄金の三日間」をどう企画するかが話題になっています。本号は一人ひとりの基礎学力を保障するために、到達度を明確にした「授業びらき」の技術を解明したいとする特集です。
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