授業研究21 2006年5月号
到達度を明確にした一時間の授業

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授業研究21 2006年5月号到達度を明確にした一時間の授業

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2006年4月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 到達度を明確にした一時間の授業
提言・到達度の明確化がなぜ必要か
「教育目標の明確化」の意義
田中 耕治
国語力の質の保証のための組織構築
小森 茂
学力保障につながる手だて
北 俊夫
授業は科学か芸術か―科学のメタファで授業を解釈する
遠西 昭寿
到達目標チェックで変わる国語学習―「国語力の獲得と定着の強化」を図る
須田 実
目標設定の「三条件」
佐々木 昭弘
到達度の明確化で一時間の授業はこう変わる―国語科
到達度目標を明確にした授業づくりを
鈴木 洋子
書いている途中で評価し修正させる
松野 孝雄
ステップアップ学習で学習事項を明確に
吉本 清久
何度も読み、スラスラ音読させる授業
山本 雅博
到達度の明確化で一時間の授業はこう変わる―算数・数学科
向山型そろばん指導で巨大な個人差を埋める
木村 重夫
積み重ねの大切さを実感させる
井上 嗣祥
5年「小数のわり算」の導入2時間分を1時間ずつ区切って到達度を明確にする
板倉 弘幸
基本型を繰り返し教える向山型算数・数学指導法に行き着く
橋 薫
到達度の明確化で一時間の授業はこう変わる―社会科
束ねを意識した授業に
岩下 修
地図や写真・グラフを読み取る力をつける
森川 敦子
仮説・限定・証明で明確化を図る
八巻 修
南北朝の争乱シミュレーション
出原 真哉
到達度の明確化で一時間の授業はこう変わる―理科
子ども一人一人と向き合う授業となる
新牧 賢三郎
到達目標を子どものモノにする
岡田 篤
めあての自覚化で一時間を変える
渡邉 容子
到達目標の一つに理科好きな生徒の育成を
根本 千勝
到達度の点検はこう工夫する
継続できる方法で
国府田 祐子
1時間のうち1回は、教師のところにノートを持って来させる
東田 昌樹
いかなる授業にも「個別評定」を入れよ!
甲本 卓司
『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』で簡単に評価できる
柳谷 直明
子どもに「思い」を尋ねない「個別評定」こそ重要
八和田 清秀
合格ハンコで個別評定する
小森 栄治
熱中・集中した授業づくり
田村 治男
教師修業への助言
人事構成の変化した学校を支える修業
向山 行雄
逆転現象が起きる発問づくり 国語科発問づくりのコツ (第2回)
「本質」を見抜き焦点化する
伴 一孝
逆転現象が起きる発問づくり 社会科発問づくりのコツ (第2回)
子どもの発言に点数をつける
吉田 高志
逆転現象が起きる発問づくり 算数科発問づくりのコツ (第2回)
教科書を使う授業で、「できる・わかる」を体験させ、子どもの観念を逆転させる
赤石 賢司
逆転現象が起きる発問づくり 理科発問づくりのコツ (第2回)
「逆転現象」で一躍ヒーローに!
小林 幸雄
ミス退治運動の呼びかけ (第2回)
算数ミスを減らす授業法T
福山 憲市
ノート指導の改革提案 (第2回)
ノートをフォーマットすれば、授業が効率化する
河田 孝文
授業力アップの課題 (第2回)
書くことを続ける
大森 修
授業づくりとネタ開発 (第2回)
「学校の歴史」を教材化する(2)
有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…中教審は答申の中で「義務教育の目標を明確化するため、学習指導要領において、各教科の到達目標を明確に示すことが必要である」と強調しています。さらに学習評価についても「目標に照らして子どもたちのより確実な修得に資するようにすることなど、具体的な評価の在り方について今後検討が必要」としています。

〇…こうした背景を基に、学習到達度、理解度の把握のための全国的な学力調査の実施を求めています。「客観的なデータを得ることにより、指導方法の改善に向けた手がかりを得ることが可能となり、子どもたちの学習に還元できることとなる」と提言しています。

〇…すでに現場からも、「確かな国語力を高める」ために授業開拓の提言が出されています。例えば国語科では「基礎・基本の具体的な中身を評価規準の形で明確化し、指導と評価の一体化という考えに立って、その着実な実現を図っていくことが国語の指導に求められている」とし、そのためには「一時間、一時間の学習がその時間の評価規準によって構築された、独立した学習と考えることである。そして、子どもたちには、この時間の中で到達すべきゴールを明示し、これを学んだのだと実感させなければならない。そのためには、指導内容を精選し、この一時間で徹底させるのはこのひとつの学習事項だという指導者の覚悟が必要である」と。(宮城県連合小学校教育研究会国語研究部会の紀要より)。

〇…すでに国立教育政策研究所教育課程研究センターが作成した「評価規準の作成、評価方法の工夫改善」も出ています。本号は「到達度を明確にした一時間の授業づくり」の具体的提言を集める特集です。

(江部 満)

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