- 特集 目線を意識することで授業が変わる
- 提言・なぜ授業展開で目線が大事か
- 高い目標、質の高い授業を求めて
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- 見分ける技量
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- 教師の目線に「力量」が表れている
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- 何を見るかだけでなく、どこを見るか
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- 「目線」を意識することで、多くのことが見えてくる
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- 目線を意識した授業・しない授業―どこに違いが出るか
- 教師の目線は具体的な授業行為として現れる
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- 授業を見る「観点」と「目線」と「対応力」がセットになって授業が変わる
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- 子ども一人一人を見るプロの目線とは
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- 目線を意識した国語の授業・ここが変わった
- 「一斉指導の中の個別指導」
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- 教師の「目線」、子どもの「目線」
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- 生徒が意識すると、教室の空気が変わる
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- 目線を意識した社会科の授業・ここが変わった
- 有田和正氏の社会科授業から、子どもとのアイコンタクトを学ぶ
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- 視線は常に子どもに向けよ
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- 生徒の動きに合わせて授業を組み立てる
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- 目線を意識した算数・数学の授業・ここが変わった
- 板書と机間指導が変わる
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- 集団と個に目線を往来させることで授業がスムーズに流れるようになる
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- 「ぱしっ、ぱしっ」と写真を撮るように
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- 目線を意識した理科の授業・ここが変わった
- 目線が定まると対応術も変わる
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- 目線を意識すると見えてくるものが増えてくる
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- ハイ! 確かに授業が変わります
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- 特別支援の必要な子への目線とは
- 目線を同じ高さにして合わせる
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- 目線に表情をつける
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- 最後は「目力」で勝負する
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 止まりながら動き続ける目線
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- 逆転現象が起きる発問づくり 国語科発問づくりのコツ (第8回)
- 「かさこじぞう」の発問
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- 逆転現象が起きる発問づくり 社会科発問づくりのコツ (第8回)
- 子どもたちの考えのずれを明らかにする
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- 逆転現象が起きる発問づくり 算数科発問づくりのコツ (第8回)
- ある教え子からの手紙
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- 逆転現象が起きる発問づくり 理科発問づくりのコツ (第8回)
- 植物にも、オス・メスはあるのか?―五年「花から実へ」その①―
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- ミス退治運動の呼びかけ (第8回)
- 国語ミスが減る授業法
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- ~読み取りミスは四月からの布石の連続で減る①~
- ノート指導の改革提案 (第8回)
- 国語ノートは、考える力を培う
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- 授業力アップの課題 (第8回)
- 子どもに力をつける授業は、どのような授業かを見極められるか
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- 授業づくりとネタ開発 (第8回)
- 黒酢造りの苦労と黒酢の効用(4)
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 編集後記
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編集後記
○…授業中どういった時に教師の目線が注がれていないか、戸井和彦氏は数々の例を上げ「子どもたちの様子を把握せず授業を進めている」と指摘すると、とたんに「教室全体を見回す」教師が多いと嘆いています。さらに教師が目線のことで意外と気づいていないことが多いとも指摘しています。このことを言うとやたらと机の間を歩き回る人が出てくるそうです。教師が近づくと子どもはドキッとして集中するが、行ってしまうと元に戻ってしまうものだと言うわけです。このことを意識しておく必要があると戸井氏は提言されています。
○…目線を意識して授業をしていると、見えてくることが多くなってくるとも言われています。問題は「見えたあと」の「対応」にあるとの指摘があります。子どもたちに目線を注ぐ、気づいた子どもに対応するということは瞬間的に行うことです。例えば、瞬間的に「目線を止める」「教師がある動作をする」「指名をする」などです。この見抜いたあとの対応が大切になると言われています。
○…戸井氏たちのサークルでは「目線進化論」というのがあるそうです。第一段階は指導書に目が落ちる、下を向いている、前が見えない。第二段階は前を見ているが、焦点が定まっていない。第三段階は前を見ているが、子どもの目を見ていない。目より少し上を見ている感じ。第四段階が子どもの目をしっかり見ている、目が合う。三段階と四段階の違いは微妙であり、その差は歴然としていると総括しています。(『子どもの目線で勝負する』戸井和彦編より)
○…本号は九月号の「目線」特集号につづく第二弾の問題提起の特集です。
(江部 満)
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