学校運営研究 2003年4月号
新学期の3日間―1年が決まる演出法

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学校運営研究 2003年4月号新学期の3日間―1年が決まる演出法

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2003年3月
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新学期の3日間―1年が決まる演出法
学校経営方針と新学期3日間―私の進行スケジュール
校長のロマンを語る
阿部 惣一
『協働』づくり
田山 修三
新しい時代のビジョン・組織・人
北村 文夫
年間を見通した新学期スタートをどう切るか
具体的な言葉で語る
向山 行雄
職員と保護者と子どもに1年間継続・浸透する工夫を
小西 豊文
自分なりの学校づくり方法を模索せよ
秋田 健一
03年度の重点施策と取り組みの方向・課題
少人数学級・習熟度別編成―取り組み課題はどこか
大金 蓉子
発展的学習・補充指導―取り組み課題はどこか
上野 有紀
絶対評価の通知表―取り組み課題はどこか
古川 治
LD・ADHDの子どもの指導―取り組み課題はどこか
柘植 雅義
小学校英語の導入―取り組み課題はどこか
長瀬 荘一
教職員の意識改革と研修体制づくりの重点
アカウンタビリティ時代―何がどう問われるか
高橋 乃武彦
開かれた学校づくり時代―何がどう問われるか
石黒 雅明
危機管理時代―何がどう問われるか
清水 保
評議員制度時代―何がどう問われるか
矢野 俊一
新学期:校務分掌&校内委員会のチェックポイント
気になる子への指導システム―どうつくるか
大森 修
基礎学力づくりのシステム―どうつくるか
鈴木 敏修
新評価観への対応システム―どうつくるか
小島 宏
教育課程の時数確保のシステム―どうつくるか
駒井 隆治
総合的学習の方向のチェックシステム―どうつくるか
大塚 恭一
年間の行事計画のチェックシステム―どうつくるか
安冨 篤
不登校・いじめへの指導システム―どうつくるか
生越 詔二
保護者からのクレーム対応システム―どうつくるか
横倉 興一
学校が崩れる時・最初に現れる現象は何か
情報公開の不足が地域の信頼を失う
小林 毅夫
学校が崩れる予兆
小川 義男
教科主任が構想する新学期3日間の準備ポイント
田上 善浩
我が校の学校紹介―要覧&HP (第1回)
神奈川県大磯町立国府小学校
河合 剛英
世界の目・日本の目・教室の窓 (第1回)
二十一世紀、日本の姿。
高嶋 哲夫
NOがはっきりいえる校長 (第1回)
文科省よ やる気のある校長をもっと信頼しなさい
糸井 清
教職員の自己申告書―校長はどこを見て評価するか
ADHD・LD児が教師に投げかけている問題 (第1回)
アドバルーンを飛ばす子どもたち
横山 浩之
校閲部の窓から教育界を覗く:この表記のウラ・オモテ事情 (第1回)
仮名先習の愚―小1でも下駄箱の名札は漢字で
塩原 経央
必達目標を掲げて!校長奮戦記 (第1回)
学校は学力の保証をするところである
吉永 順一
校長キレル子とつきあうの記 (第1回)
演ずるキレと環境ホルモンの影響によるキレ@
長田 秀樹
研究授業のやり方革命―ルーブリック入門 (第1回)
研究授業で授業の腕は上がるか?
前田 康裕
誰でも必要なライフスキル学習 (第1回)
みつめ きたえる 心と体
愛知県豊田市立根川小学校
文教ニュース
定数改善計画は三年次へ/新たに教職経験十年研修/学力向上の対策で四九億円
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
食と健康の博物館 (第1回)
「米の博物館」でお米の大切さを学ぶ
有馬 廣實

編集後記

○…何事もはじめが肝心…というわけで、新学期のはじまりをどうするか、誰しもいろいろ夢を描いて「今年こそは…」の決意を新たにしてスタート台に立つことと思います。

 ただ、その日のセレモニーの消化が優先されがち…というような現場ウオッチャーの意見もあります。ま、それだけ新学期は入学式など、誰にとっても一生忘れられない思い出ともなるものを作り出す訳ですから、ウエイトがかかるのはやむを得ないのかも知れません。

 しかし、その日を境に別れるのならいざ知らず、その日から1年間が始まるわけですから、その後のこともとても大事…ではないかと思います。

 つまりその後の、1年間の見通しをどう描き、どう提言していくか―、ここを問題提起してみたいと願いました。

 また、よくいわれるように、〈最初の出発からの3日間が勝負〉であり、そこをどう構築していくかがカギではないか…と思います。〈黄金の3日間〉という問題提起もあります。この時期に〈この3日間〉をひとくくりのものとして考えることにより、1年間のあり様が驚くほど変わる―という意見が最近有力になりつつあります。

とくに、今年はさまざまな面から、新しい取り組み課題が出されています。それらをどう全職員の意識改革に結びつけていくか、具体的にその課題を提言していただきました。

(樋口雅子)

○…東京都品川区が進めている教育改革は型破りとの評判だ。何が型破りかといえば、まずは三年前に全国に先駆け「学区の自由化」といわれる学校選択制を導入したことだ。住んでいる学校の小学校にしか行けなかったのを小学校四〇校を四ブロックに分け、その中から保護者が自由に子どもの通う学校を選べるようにしたのだ。さらに翌年には区内のどの中学校にも行けるようにした。この流れは今年の春には都二三区の半分以上で「自由化」を行うまでに広がっているのだ。

○…若月教育長ではないが「学校がなくなっても教員は失職しない」のだ。これ程恵まれた職業はないといえる。一度資格を取れば安泰なのである。勉強しない教員が多すぎるといったら問題発言になるだろうか。教員の業務評価を厳しくすべきだと主張したい。

(江部 満)

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