- 特集 少人数学級―効果的導入の研究ヒント
- 成功する少人数学級:かえって混乱しそうな少人数学級―違いが出るのはここだ!
- 教師の味方がいるか
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- 「能率」ではなく「効果」を
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- 「少人数」への一斉指導になっていないか?
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- 少人数学級の基本型と応用型=全国展望にたって―どこでどんな取り組みがあるか
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- 少人数学級:導入準備と環境づくりのヒント
- 少人数学級編成のための実態調査のヒント
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- 実態とねらいにあう形態の選び方ヒント
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- 学力づくりにつながる少人数学級の編成ヒント
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- 集団指導に関わる少人数学級の編成ヒント
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- 少人数学級:効果がアップする学校の指導体制とは
- 習熟度別編成で効果アップの指導体制とは
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- 子供が選ぶ編成で効果アップの指導体制とは
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- 機械的2分編成で効果アップの指導体制とは
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- 少人数学級の編成替えをどうするか
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- 少人数学級指導の実務:ポイントはどこか
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- 少人数学級:導入への不安や疑問に応えるポイント
- TT方式とはどこがどう違うのか
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- 習熟度別の少人数指導は差別か
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- 親の不安と説明責任のポイント
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- LD/ADHDへの配慮はどうするか
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- 僻地体験から:少人数学級のメリット・デメリット
- 複式教育は、プラス発想で勝負
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- 教師の指導力がメリットをつくる
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- 教師としての基礎基本は子どもの数には関係ない
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- 私が気に入った!あの学級の少人数指導=なぜよいのか
- ここまで「きめ細かな指導」ができる
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- 自ら考え主体的に活動する児童の育成を目指した少人数の学習集団による指導
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- 一人一人に解く力を身に付けさせる少人数学習
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- 複式学級で体験した少人数学級メリット・デメリット
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- アメリカでの少人数学級とわが国の今後の展望
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- 少人数学級:インターネットでヒートアップすると…
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- 我が校の学校紹介―要覧&HP (第2回)
- 北海道陸別町立陸別中学校
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- 〜主体的に学ぶ生徒を育てる特色ある学校づくり〜
- 世界の目・日本の目・教室の窓 (第2回)
- 三年間の変化
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- NOがはっきりいえる校長 (第2回)
- リーダーは問題から逃げない
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- ADHD・LD児が教師に投げかけている問題 (第2回)
- TTの功罪
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- 校閲部の窓から教育界を覗く:この表記のウラ・オモテ事情 (第2回)
- 助詞「に」を駆逐する「を」
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- 必達目標を掲げて!校長奮戦記 (第2回)
- 「親の思いに立つ」を実践の原理に
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- 校長キレル子とつきあうの記 (第2回)
- テレビゲームの影響(脳の機能異常A)
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- 研究授業のやり方革命―ルーブリック入門 (第2回)
- 授業評価一覧表を配布する
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- 誰でも必要なライフスキル学習 (第2回)
- アンケートで見る心の健康度
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- 文教ニュース
- 文部省が教育課程編成状況調査/「栄養教諭」を新設して食の教育
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- 編集後記
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- 食と健康の博物館 (第2回)
- 「お茶の博物館」で健康と茶の文化を学ぶ
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編集後記
○…中教審の「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」の答申をうけ、具体的な作業に入った「教職員配置の在り方に関する調査研究協力者会議」は、平成12年5月「今後の学級編制及び教職員配置について」という報告を出しました。このなかで、@基礎学力の向上を図り、学校でのきめ細かな指導を実現する観点からの学級の見直しを図り…A欧米諸国と教員1人あたりの児童生徒数を比較するとまだ格差があるという認識にたつ必要性が示されています。
このような経緯のなかで、文科省は、各県での少人数学級の取り組み状況を、平成13年5月に公表しました。
それには、・加配の方針・実施教科・実施学年・指導形態などがあり、習熟度に差がでやすい教科では少入数学級は高学年におかれ、学校生活への適応、学級崩壊の予防ということでは小学1・2年と中学1年が対象になっているようだとあります。
すでに実施している先進県とこれからという県では、問題意識が違うかとは思います。が、何れにしてもひとりひとりにきめ細かな指導が求められると同時に、どの子にも基礎基本の学力をつけることが今まで以上に求められている今日、少入数学級の編成や運営のノウハウは学校経営上の基礎基本事項と思います。
本号では、先進的に取り組んでこられた研究や実践から、どんなところが成功へのポイントとなるのか、具体をご教示いただきました。
(樋口雅子)
○…文部科学省の最近の発表によると、二〇〇一年度末の定期人事異動後の小・中・高校、中等学校、特殊教育諸学校の校長の総数は、前年度比三百六十五人増の三万八千二百十五人となっている。私が注目したのは女性校長の人数である。二百九十四人増で四千六百十五人となっている。小学校長の総数が減る中で、女性校長は百六十九人増となっている。女性の小学校長総数に占める割合は、十七・二%。では教頭数はどうか。一人増で五千百六十九人で女性教頭の割合は、二二・五%であった。
校長の登用率が高い県市は@大分二一・七%、A宮崎十九・六%、B静岡十七・六%、C栃木十七・一%、D札幌市十六・四%など。低いのは、埼玉、高知、徳島、京都市など。いずれも各六・五%などとなっている。
小学校における女性校長の増加は大いに歓迎したい。地域と結びついた新しい学校づくりが期待できるからだ。しかし民間出身の校長自殺などを考えると、これからの学校経営はかなり難しいかもしれない。管理職の資質向上を含めて、新しい方策の立案が期待される。
(江部 満)
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