学校運営研究 2003年6月号
いま注目の“学習向上作戦”最新情報29

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学校運営研究 2003年6月号いま注目の“学習向上作戦”最新情報29

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2003年5月
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 いま注目の“学力向上作戦”最新情報29
この学力向上策=どこに注目するか
百マス計算をこえる志水式計算練習法
志水 廣
赤ペン先生
向山 洋一
石井式漢字学習
椿原 正和
塾教師の指導
長田 秀樹
愛光幼稚舎の指導
戸井 和彦
文科省の学力調査結果をどう受け止めるか
なぜ学力は落ちたのか―を聞かれたら
木村 元
なぜ学力は落ちたのか―を聞かれたら
田中 耕治
学力と授業の改善策―を聞かれたら
鍋島 祥郎
学力と授業の改善策―を聞かれたら
小野 具彦
学ぶ意欲の低減と改善策―を聞かれたら
加藤 明
学ぶ意欲の低減と改善策―を聞かれたら
安藤 輝次
いま注目したい学力向上作戦とは
ドリル学習の上手な取り入れ方
岡 篤
声に出す、五感の回復策の取り入れ方
市毛 勝雄
勉強の生活習慣の建て直し策
漆山 仁志
朝学習メニューと効果的な取り入れ方
中田 正弘
朝学習メニューと効果的な取り入れ方
西浦 雅弘
アニマシオン―読書運動の取り入れ方
比留間 英雄
絶対評価のテスト問題の作成ポイント
北 俊夫
子どもの個性に合わせた少人数指導の取り入れ方
小鹿原 潤
研究開発校の取り組み:どこに注目するか
授業研究を通して成果を明らかにする
中村 享史
基礎基本の確かな習得と才能の伸長を図る学びの創造
日下 哲也
キーワードは、「小中一貫教育」「学年を超えた習熟度別指導」他
神部 純一
学力向上策と学校経営上の“とりあえずのフォロー策”
指導力不足教師と経営のフォロー策
千々布 敏弥
TTの上手な取り入れ方とは
高階 玲治
習熟度別体制の作り方と運営ポイント
北原 琢也
わが校の学力向上対策―重点はここだ!
楽しみながら学力アップ
村上 恵美子
授業力・学習力・支援力の向上
寺崎 千秋
「基礎的な学習の時間」の設定と「指導マニュアル」で基礎学力を徹底する
杉田 久信
選択授業に到達度別コース学習の導入
田吉 國子
学習相談室の設置で学習意欲の醸成
鏑木 良夫
学力向上対策と校内研修のポイント
徹底した共通理解と授業研究会
田中 忠彦
基礎・基本を何ととらえるか
芳井 悦雄
我が校の学校紹介―要覧&HP (第3回)
山形県天童市立天童南部小学校
青柳 滋
世界の目・日本の目・教室の窓 (第3回)
一つの死
高嶋 哲夫
NOがはっきりいえる校長 (第3回)
似て非なるもの教師と教員
糸井 清
ADHD・LD児が教師に投げかけている問題 (第3回)
学校行事と休みの日
横山 浩之
校閲部の窓から教育界を覗く:この表記のウラ・オモテ事情 (第3回)
国語語彙の体系性と仮名遣い
塩原 経央
必達目標を掲げて!校長奮戦記 (第3回)
目標を数値化することの意味
吉永 順一
校長キレル子とつきあうの記 (第3回)
学級崩壊と環境汚染による脳の機能異常B
長田 秀樹
研究授業のやり方革命―ルーブリック入門 (第3回)
目的を明らかにして評価項目を募集する
前田 康裕
誰でも必要なライフスキル学習 (第3回)
ライフスキル学習の実践(1)
愛知県豊田市立根川小学校
文教ニュース
中教審が教基法改正答申/資料・中教審答申の骨子/教育振興基本計画の概要
安達 拓二
読者の投稿より
編集後記
樋口 雅子江部 満
食と健康の博物館 (第3回)
「魚の博物館」で栄養と魚文化を学ぶ
有馬 廣實

編集後記

○…学力に関係する論文を集めていて、正直いって予想以上というか、びっくりするほど沢山ありました。

 何からどう問題を提起したらよいか迷いましたが、大方の意見を集約すると、

 @文科省の学力調査の結果は、予想通り、その大半が、「授業時数減と並行して?学力低下現象が起こっている」という論を展開していること。A文科省が抗弁?しても、文科省自体が「学力向上プラン」関連事業の予算要求を増大させていること。(ちなみに、当初は学力向上への予算計上は14億のはずが3・5倍の49億ですから、力の入れようがわかるというもの)。Bではどんな学力向上策があるのか―というと、いわゆる100回ドリル的なものも人気復活の兆し顕著とか、C習熟度別指導とか、少人数指導とかの指導ソフト面の対策、D関連して、指導力不足教員対策など、指導者自身の問題も俎板にのせられつつあること。E全国各県で県独自の学力テストを実施するところが増え、今日の朝刊には14都道府県で実施―と出ているにぎやかさというか、危機意識がある模様なこと。Fまた、評価テストの問題は、絶対評価とのからみもあると思いますが、評価規準の設定基準をどうするか、入試との関係で今後かなりシリアスな問題が浮上する可能性があるのではないか。

 本号は、このようなさまざまな問題をどう捕らえ、どういう学力向上作戦を展開していけばよいのか、全国で注目されている多様な方法のご紹介と、取り組みへの課題を掘り下げていただきました。

(樋口雅子)

○…国連の人権委員会が北朝鮮の「人権」を厳しく非難し、日本人の「拉致」解放要求決議を採択した、と新聞が報じた。ところが決議に賛成は二十八、反対が十、棄権が十四とあり、どう考えても非難は妥当と思われるのに、反対票が出たことに驚いた次第。

○…では反対した国々はどこか。中国、ロシア、キューバ、マレーシア、アルジェリア、リビア、スーダン、シリア、ベトナム、ジンバブエなどである。棄権したのはインド、パキスタン。韓国は投票自体をしなかったと伝えられている。「産経抄」ではないが国際社会の実現や国連の実態を知るにつけ、改めて「国連信仰」を見直す思いである。

○…さらに驚いたのは、北朝鮮が「日本人拉致事件」について国連人権委員会に提出した反論書の中味だ。拉致は「問題解決済み」とする主張である。日本の拉致被害者家族会の皆さんの気持ちを考えると怒りがわいてくる。もはや空想的平和論では国は守れないことを改めて反省した。

(江部 満)

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