学校運営研究 2004年4月号
新年度―学校イメージUPの情報戦略40

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学校運営研究 2004年4月号新年度―学校イメージUPの情報戦略40

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2004年3月11日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新年度―学校イメージUPの情報戦略40
「学校経営における情報戦略」という発想の是非
「普通社会」としての魅力づくり
葉養 正明
学校を開き、教育の共有を
佐竹 勝利
「ゆかしい学校」をつくるために
島ア 英夫
やがて日本もこうなる?!海外の学校のPR作戦
イギリスの学校のPR作戦の特色
田中 博之
アメリカの学校のPR作戦の特色
小野 由美子
韓国の学校のPR作戦の特色
馬居 政幸
04年度:学校のアピール重点と情報戦略の立て方
特別支援教育への理解を高めるアピールとは
矢口 英明
経営目標の数値化への理解を高めるアピールとは
石黒 雅明
二学期制への理解を高めるアピールとは
相沢 陽一
習熟度別少人数指導への理解を高めるアピールとは
浦野 卓三
総合の全体計画への理解を高めるアピールとは
五島 由美子
小学校英語への理解を高めるアピールとは
安住 順一
絶対評価の通知表への理解を高めるアピールとは
陣川 桂三
危機管理への理解を高めるアピールとは
宇佐美 博子
わが校でするアピール作戦と情報戦略のポイント
入学式でする学校イメージUPの戦略
樫村 憲一
保護者会でする学校イメージUPの戦略
安冨 篤
公開日でする学校イメージUPの戦略
廣川 実
HPでする学校イメージUPの戦略
岩月 照久
学校要覧でする学校イメージUPの戦略
大森 はな子
職員会議でする学校イメージUPの戦略
佐藤 紀之
私が見た!教育関係の情報アピール性の採点とうまい例紹介
わが校の特色を等身大で説明することこそがアピール
浅野 良一
「イメージ戦略」とは?―成功例はほとんどなし―
岡本 薫
アピールできない文部科学省
山上 浩二郎
あの時どうアピールして“学校世論の流れ”を変えたか
男女混合名簿・さん付け廃止
長谷川 清長
地域連携から産学融合へ
江幡 淳
人間力を育む学校からの発信
貝ノ瀬 滋
教職員がする“私の学級のイメージ”UP作戦
「指導と評価の一体化」の取り組みで学力定着をアピール!
島原 洋
学級通信で教師の意気込み・必達目標をさらけ出し、自分をがけっぷちに追いこむ
根本 直樹
学級での取り組みを保護者に積極的に伝えて信頼を得る
蜂須賀 渉
教育環境の工夫で学校の元気をつくる (第1回)
田山 修三
わが校のHP自慢 (第1回)
千葉県木更津市立太田中学校
市原 浩
親の目・教師の目・記者の目―教育界の問題点に迫る (第1回)
不適格教師への制度設計が必要な時期だ
山上 浩二郎
学校マニフェストをどう構想するか (第1回)
「個人なき組織」で働く「組織なき個人」
小松 郁夫
平成の教育改革全体像の大研究:特別支援教育の実践指針 (第1回)
「特別支援教育とは、」
国立特殊教育総合研究所
平成の教育改革全体像の大研究:2学期制のメリットと導入のノウハウ (第1回)
単なる「学期変更」ではない2学期制!!
大風 秀康
平成の教育改革全体像の大研究:小学校英語導入のウォーミングアップ (第1回)
堀は埋められた
大森 修
ADHDの子の親として医療と教育を考える (第1回)
過剰なADHD関連情報とどうつきあうか
中西 仁横山 浩之
教育情報の読み方・活かし方−これは本流・支流を見分けるヒント (第1回)
学習指導要領改訂への批判
階 玲治
文教ニュース
文科省所管予算案の内容/中教審が栄養教諭制提言
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
学校でする動物との触れ合い―獣医師の提言 (第1回)
子どもは未来、夢をたくして飼育支援
中川 美穂子

編集後記

○…文科省の教育課程課・大槻課長は、このほど中教審の審議内容や配布資料等を「教育課程部会事務局だより」として配信を開始しました。このメールマガジンでは、新学習指導要領や学力についての基本的考え方や今後の方向性を、広く迅速に情報提供すると共に、それについての意見聴取をし、今後の施策の参考にすることを目的にしていると言います。

 月に2回は出すようですが、創刊号を拝見する限り、特段、メルマガでないと、という情報はないようにも思われます。活字でも十分伝わる情報という気もしますが、そうはいっても、あの文科省がメルマガを出すというのは凄い!と思うと同時に、すぐにでも交信できることを求めているところには、やはり時代の変化を感じました。

 もっとも、情報通にいわせると、マスコミが勝手に切り取って流す情報の歪みへの抗議も含まれているとの憶測もあるようです。その方がいうには、〈いわば、文科省は中田英寿をめざしているのではないか〉とも。なんでも、中田選手は、マスコミ発の情報で自画像を歪められることや、自分に関する情報は自分がいの一番にダイレクトにファンに提供するという願いを込めて発信している―ということのようですが。

 ま、それはともかくとして、今の時代、正確にかつ迅速に、そして相手からの往信を引きだし、かつ自分の陣営に引きずり込みながら味方につける―という情報発信をしていくことは、とても大事なことではないでしょうか。

(樋口雅子)

○…一月下旬には恒例の教職員組合による教研集会が開かれた。その状況を報ずる各新聞の扱い方に微妙な変化が見られた。まずは朝日。特に「百ます計算」の賛否をめぐる扱いだ。「研算の苦手な子も自信がつく」とする評価の声がある一方で、「計算の意味を考えなくなる」とする批判もあると紹介し、日教組の集会では「百ます大反対」の声が強いと伝えている。加えて「百ますは考えさせないうちに、スピードがあればいいという偏った価値観を植えつける」という危機感まで紹介している。これに反して全教の集会では「百ます計算」に積極的な報告が目立ったと報じている。

○…読売や毎日になると、学力テストや習熟度別授業で議論続出と報じ、「学力問題」をめぐっては「学びからの逃走」という深刻な状況を紹介し、絶対評価の難しさが話題になったと伝えている。習熟度別授業の功罪をめぐって論議が活発に行われたとも報じている。取材記事一つ取り上げても各紙各様、読み比べる必要を痛切に感じた次第。

(江部満)

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