学校マネジメント 2006年1月号
“時代の変化”捉える情報感度の磨き方

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学校マネジメント 2006年1月号“時代の変化”捉える情報感度の磨き方

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2005年12月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “時代の変化”捉える情報感度の磨き方
情報アンテナ:感度のよさのびっくり例
領域を超えた強い好奇心が、変化をとらえる
山田 一
日本中の情報と足元の情報
水野 正司
「教育の体系化」の価値ある情報キャッチ
瀬川 榮志
情報収集のアンテナ=学校経営のどこにどう立てるか
教師を変えるリーダーの感性
越村 清治
学校だけが学校づくりのお手本ではない
多田 元樹
子どもと保護者は、素敵な情報源
川合 正
危機回避をするためのアンテナを立てる
根本 正雄
“変化の兆し”捉えるアンテナの立て方・磨き方
“子供の変化”キャッチするアンテナの立て方
渡邊 由美子
“親の変化”キャッチするアンテナの立て方
和田 公人
“世論の変化”キャッチするアンテナの立て方
青木 栄一
“地域の変化”キャッチするアンテナの立て方
中嶋 哲彦
“教師の変化”キャッチするアンテナの立て方
飯田 稔
変化をキャッチする“よいリサーチ法”とは
明石 要一
教育の民営化=どこまでどう進むか
“民営化”がやって来た
菱村 幸彦
学校の質を高めるためにも地域に根ざした第二の学び舎を
山極 隆
学校の民営化の功罪
深谷 昌志
21世紀を「人間の社会」とする教育を求めて
小池 俊夫
“この先駆け”から今後の方向を読み解く
教育行政・教委の変化から今後を読み解く
山本 眞一
教育学部の変化から今後を読み解く
赤羽 貞幸
教員養成の変化から今後を読み解く
藤川 大祐
教員研修の変化から今後を読み解く
懸川 武史
学校組織体制の変化から今後を読み解く
曽余田 浩史
学力評価・テストの変化から今後を読み解く
杉澤 武俊
教材教具の変化から今後を読み解く
前田 康裕
食に関する指導の変化から今後を読み解く
北 俊夫
保護者の変化から今後を読み解く
酒井 臣吾
“この変化”が示唆するもの=どう受け止めるか
最新の教育行財政学・どこが変わってきたか
中留 武昭
最新の学校経営学・どこが変わってきたか
天笠 茂
最新の発達障害学・どこが変わってきたか
横山 浩之
最新の情報教育・どこが変わってきたか
岡本 薫
最新の評価測定学・どこが変わってきたか
堀井 啓幸
こんなのあり?“異議あり変化”のびっくり例
進化するケータイ・変化する生徒の実態
渡邉 裕
親の変化に異議あり!
吉川 廣二
特別支援教育をすすめるため養護学校のセンター化?
奥田 純子
痛くない注射針
沼澤 清一
写真で語る学校の仕事―365日の記録 (第10回)
公開特別教育研修会
大森 修
ドキュメントあなたの学校も参入しませんか!その道のプロが届ける“出前授業” (第10回)
「親子エネルギー出前講座」等を実施
佐桑 徹
勝方信一が発信する“教育の問題所在” (第10回)
「子供にとってどうなのか」を座標軸に捉えたい
勝方 信一
往復書簡―地方分権時代:トップと現場のコミュニケーション 新潟市・篠田市長と大森校長の教育問答 (第10回)
「子どもの心の破壊」に立ち向かう
往信 心の破壊に立ち向かう
大森 修
復信 地域で子どもを育てよう
篠田 昭
東京都が進める“学校経営診断”の構想 (第10回)
16年度学校経営診断の実施結果B
黒崎 一朗
〜生活指導について〜
アジア的シチズンシップ―道徳教育の再構築 (第10回)
「自己実現」を介した「他者への貢献」を「誇り」とする「価値意識」の育成を
馬居 政幸
「される側」から見上げる「百花繚乱・教育改革プランの採点簿」 (第10回)
自由主義を守るための公民教育を
齋藤 武夫
新しいスクールリーダー像―30代・40代教師への提言 (第10回)
学校の意思形式とミドル
小島 弘道
子どもの心―成長の軌跡にどう向き合うか (第10回)
自己愛の維持に苦心する強い子ども
高橋 良臣
校長の仕事日記―HPでの交流録 (第10回)
仕事日記は芸人さんを呼ぶ
玉置 崇
心の健康・研究ネット発:子どもの学校ストレスとメンタルヘルス (第10回)
体育授業場面の子どものストレス(3)
佐々木 万丈
日本の教育をダメにしている―ヒト・モノ・コト (第10回)
百害あって一利なしの観点別絶対評価
村井 淳志
編集後記
樋口 雅子江部 満
地域運営学校の志気 (第10回)
実った道徳地区公開講座
三原 徹

編集後記

○… 7年間使っていたパソコンの調子が悪いので新しくしたところ、フロッピーが機器にはついていないことを発見?し、なるほど「この間に進化しちゃっていたのだ」ということを再認識しました。

 編集者としては、情報キャッチのアンテナが錆付いていては話になりませんので…。

 そういう目で見ていくと、最近目に留まったものだけでも、

@指導力不足教員の問題での、文科省の「年齢の高い教員ほど、今の子どもたちの変化についていけない」というコメント。

Aある先生のメールに「つくばの中央研修で小・中学校の校長・教頭に演習・講話を頼まれたが、事前に私のVTRを見ていてくれて、簡単なレポートを提出しています。研修方法も変わってきました」

Bある情報紙に「信州大学教育学部は、今年度から、学生が学校に出向いて教育活動に直接参加する臨床教育を体系化した。教育学部に入学すると同時に附属学校に入学する形となる。受講生は誕生会・遠足・清掃・クラブ活動・教材準備などの引率補助として参加。学部では“授業参観のポイント”“指導案の読み方・記録のとり方”」などの講義を通してサポートする」とし、臨床教育推進室などを新設した。

 本号は、こういう“時代の変化”を常にキャッチできるような情報アンテナの立て方を紹介していただきました。

(樋口雅子)

○…目下の大きな課題は、義務教育費国庫負担制度の問題である。今、政府は「三位一体改革」の中で、義務教育費国庫負担制度の廃止につながる国庫負担金の大幅な削減をはかっている。仮にこの制度を廃止し、都道府県の税収で義務教育を行うことになれば、一部の都府県を除く四〇道府県において、現在の義務教育費が確保されず、その結果2割の教職員が減らされると試算されている。「地方分権」は必要であると私も考えているが、義務教育は国が保障すべき問題であると考えるが故に、負担制度の大幅な改革には反対せざるを得ない。

○…子どもたちは義務教育を受ける場所を自分で決めることはできない。子どもたちの住んでいる場所で教育条件が違ってはならないのだ。義務教育に「貧富の差」をもたらすような改革には絶対反対である。小泉政権は中教審答申を無視するのであろうか。日本PTA全国協議会も義務教育費国庫負担制度は必要としているではないか。制度継続が民意といえるのではないか。教育現場からも大きな声を上げるべきだ。

(江部 満)

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