- 特集 見直し論を踏まえた06年“総合の設計図”
- 「総合の見直し論」の総ざらえとプラス思考の改善点―“学力低下は総合”という問題すり替えの原因を衝く―
- 「力」と「氣」から考える総合の意義
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- 「詰み込み教育の反省」とは
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- 総合をスケープゴートにするな
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- 総合の空洞化―どうすれば“学校の必然悪?”を克服できるか
- 教員の意識変革と教育計画全体の見直し・改善、実効性のある全体計画の作成・活用を!
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- “読解力”向上は総合的な学習の時間の充実にあり
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- サンドイッチ型大単元の指導計画を作成
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- 目標の明確化から研究発表会まで
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- すべては好奇心から始まる
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- 「総合の見直し論」踏まえたわが校の06年度カリキュラム
- 楽しくなけりゃ総合じゃない。楽しいだけでは総合じゃない
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- 人とのかかわりと問題解決的学習を通して学ぶ力を育成
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- 「寺島プラン18」に向けて
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- 「総合的な学習の時間」の成立のために
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- 「総合の見直し論」を俎に載せる!何を議題にするか
- 校長発でする「総合の見直し論」の議題とは
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- 教頭発でする「総合の見直し論」の議題とは
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- 教務主任発でする「総合の見直し論」の議題とは
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- 研究主任発でする「総合の見直し論」の議題とは
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- 総合をサポートする学校組織づくり―準備のポイント
- どんな年間計画がベターか
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- 他教科との関連をどう構想するか
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- 負担意識の軽減とゆとりの確保策
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- 予算確保をどうするか
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- 校外活動の計画と準備のポイント
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- ゲストティーチャーの確保の秘策
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- 地域素材の教材開発のポイント
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- 家庭・地域の理解と協力の組織化
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- 評価をどう改善するか
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- プラス思考の総合アンケートのとり方―児童生徒編 教師編 保護者編
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- 写真で語る学校の仕事―365日の記録 (第9回)
- 夏季休業そして、二学期へ
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- ドキュメントあなたの学校も参入しませんか!その道のプロが届ける“出前授業” (第9回)
- パイロットによる出張航空教室・全日空(ANA)
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- 勝方信一が発信する“教育の問題所在” (第9回)
- なぜ社民党に『ゆとり』継続派が多いのか
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- 往復書簡―地方分権時代:トップと現場のコミュニケーション 新潟市・篠田市長と大森校長の教育問答 (第9回)
- 指揮官の気概
- 往信 指揮官の気概が夢と意欲の源泉
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- 復信 現場の悩みを踏まえて将来像を
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- 東京都が進める“学校経営診断”の構想 (第9回)
- 16年度学校経営診断の実施結果②
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- ~進路指導について~
- アジア的シチズンシップ―道徳教育の再構築 (第9回)
- 「優越」ではなく「貢献」を新たな「誇り」の基盤に
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- 「される側」から見上げる「百花繚乱・教育改革プランの採点簿」 (第9回)
- 「新しい歴史教科書」の採択結果を考える
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- 新しいスクールリーダー像―30代・40代教師への提言 (第9回)
- 学校ミドルの本質
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- 子どもの心―成長の軌跡にどう向き合うか (第9回)
- 子どもたちの危うい言動
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- 校長の仕事日記―HPでの交流録 (第9回)
- 仕事日記は飛びこみ授業を呼ぶ
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- 心の健康・研究ネット発:子どもの学校ストレスとメンタルヘルス (第9回)
- 体育授業場面の子どものストレス(2)
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- 日本の教育をダメにしている―ヒト・モノ・コト (第9回)
- 説明責任を果たさないお役所仕事と、それを支える無責任さ
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- 文教ニュース
- 義教費で文科・総務省が二重予算/きめ細かい指導探る18年度予算案
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- 編集後記
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- 地域運営学校の志気 (第9回)
- ゲストティーチャーはプロの写真家
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編集後記
○…総合的学習への肯定的評価は48・3%で、否定的評価の10・4%を大きくうわまわった。また、総合的学習のよいところは「自分が知りたいことを進んで学ぶようになった」30・3%、「子供同士協力しあうようになった」23・6%、「学校での出来事を家庭で話すようになった」12・2%。
これは、昨年度行われた、日本PTA全国協議会の保護者意識調査の結果報告です。
一方、文科省の児童生徒と、保護者や教師などに対する意識調査によると、小学生の6割は総合が好きと答える一方、中学生は半数以下にとどまっているようです。
教育課程改定への模索があれこれなされる昨今、その一つの焦点が総合であることは、誰しも認めることではないかと思います。
さまざまに出されている見直し論を踏まえつつ、どう来年度の総合をつくっていけばよいのか、研究課題の提出の方途や、職員会議の議題として何をこそ問題にするかなどを、ご紹介いただきました。
(樋口雅子)
○…全国連合小学校長会編集の機関誌『小学校時報』十月号の特集は、「時代や社会の変化への対応と学校経営」であった。珍しく読み込んだが、その中の「校内研修の充実と学校の自主性・自律性」という茅ヶ崎市立浜之郷小学校長の谷井茂久氏の論文には多くの示唆があった。谷井校長は言う。「私たちが“学び合う学び”の授業を実現するためには、私たち教師が教え合う関係ではなく“学び合う”関係にならなくてはならないし、学校全体が“学び合う”空間にならなくてはならない」と主張し、授業研究のもち方を「教師間の学び合いを支える」方向にすべきだと言うわけだ。
○…そのために、授業後の指導や助言は控え、授業を見てそこから自分自身が学んだことを話題にする、観察した教室の事実に基づいて、どこでまたその学びが深まり、どこでつまずくかを話題にするなどを挙げている。その結果、先輩教師が後輩教師の授業から示唆を受けたり新たな発見をする場合が数多く見られたと言う。共感できる提案である。校内研修の在り方に示唆の多い提言である。
(江部 満)
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- 明治図書