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特集の解説
千葉市立あやめ台小学校
根本正雄
指導法の改善が強調されている。改善策としては、指導法の工夫と指導体制の工夫とがある。
指導方法の工夫としては次の三点があげられる。
1.個別指導
2.グループ指導
3.一斉指導
指導体制の工夫としては次の三点があげられる。
1.ティーム・ティーチング
2.合同授業
3.交換授業
今回の特集では、この中のティーム・ティーチングの指導についての事例が紹介されている。
どんな場面で、どのようなティーム・ティーチングを行っていったら効果的なのかが紹介されている。
例えば次のような対応が考えられる。
1.個々の興味・関心への対応
準備や指導の分担
2.個々の技能への対応
個人差に応じた指導の分担と工夫
3.対象が広がり、発展への対応
場や教材の工夫
子供がどのような興味や関心を持っているかで、器具や用具の準備が異なってくる。
例えば、頭はね跳びの場合には子供の興味・関心は次のようになり、次の器具・用具の準備も必要になる。
1.台上前転跳び箱、踏み切り板、マット
2.ステージからのはね跳びセーフティーマット
3.跳び箱でのはね跳び跳び箱、踏み切り板、マット
これだけの器具・用具を準備するのは大変である。教師が2名いて、役割を分担して指導していけば早く安全に準備できる。
次は、個々の技能への対応である。子供の興味・関心、実態に合わせて場作りがされたら、個人差に応じた指導の分担と工夫をしていく。
一人の教師がステージからのはね跳びの指導にあたる。
もう一人が跳び箱でのはね跳びにあたる。
頭はね跳びは危険を伴う種目である。最初は必ず補助を入れていく。跳ねた後に背中から落ちたり腰を打たないように補助をするのである。
場が多ければ多いほど子供への配慮はかける。ティーム・ティーチングで子供の能力に合わせて、技能の指導を分担していくようにする。
指導体制の工夫だけではよい授業にはならない。次に必要なのは、ティーム・ティーチングを取り入れて、どのような個別指導、グループ指導、一斉指導を行っていくかである。
最初からティーム・ティーチングを行う場合、学習形態に即して指導していくと効果がある。
最初の導入では、どんな学習をしていくのか、どんな場を作っていくのか、どんな活用をしていくのかを一人が説明し、もう一人が師範していく。
練習の場面では子供はグループ学習になるので、つまずきに応じてそれぞれの教師がグループごとに指導にあたるようにする。
本特集では、多様な活動場面ではどのような指導を行ったのかが紹介されている。ティーム・ティーチングを取り入れて効果的な指導をしていって欲しい。
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- 明治図書