楽しい体育の授業 2000年12月号
学年体育のティームティーチングはこれだ

K132

«前号へ

次号へ»

楽しい体育の授業 2000年12月号学年体育のティームティーチングはこれだ

紙版価格: 848円(税込)

送料無料

電子版価格: 762円(税込)

Off: ¥86-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
保健・体育
刊行:
2000年11月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 学年体育のティーム・ティーチングはこれだ!
特集の解説
根本 正雄
実践事例
低学年/ゲーム
段ボール箱跳び越えリレー
上木 信弘
低学年/基本の運動
T・Tで授業にテンポが生まれる!
岸 義文
中学年/ボール運動
サッカー型ゲームをティーム・ティーチングで!
徳永 一哉
中学年/器械運動・マット
小規模校の体育の授業を活性化する
渡部 敬
中学年/器械運動・跳び箱
場づくりが成功の鍵を握る!
高橋 勲
中学年/器械運動・鉄棒
全体とできない子への指導
川口 達実
中学年/陸上運動
ジャンケンマンリレー
長尾 憲道
中学年/体つくり
名俳優・笑顔でほぐす心と体
山岸 光一
中学年/水泳
泳げない子の指導に力を入れる
山ア 雄史
中学年/表現
T2はT1の補助的役割を果たす
佐藤 尚子
高学年/ボール運動
信頼関係を作り、表裏一体で指導する
甲本 卓司
高学年/器械運動・マット
学年みんなで三点倒立!
久保寺 千広
高学年/器械運動・跳び箱
3つのポイントを生かす跳び箱指導
西田 幸二
高学年/器械運動・鉄棒
共通課題で鉄棒の技を絞ってT・Tの効果アップ
高牟禮 勝宏
高学年/陸上運動
テクニカルポイントを分担する
高橋 恒久
高学年/体つくり
子供が運動を選ぶ「体ほぐし」でのT・T
川本 めぐみ
高学年/水泳
T・Tの授業は、学習システムになっていなければならない
根本 直樹
高学年/表現
この目で見た、向山先生直伝、阿波踊りの指導
鈴木 康一
ミニ特集 新学習指導要領「表現運動」指導のポイント
表現
総合的な学習と関連させて
丹 由美子
イメージカルタで即興表現
三浦 建成
リズムダンス
オリジナルのリズムダンス体操を創ろう
小川 史子
リズムダンス―間違いってないんだよ!
福永 順子
フォークダンス
指導段階を細分化する
横崎 邦子
シンプルで、楽しいフォークダンスに!
高橋 佳子
写真で見る指導のポイントとコツ
体ほぐしを体育授業に
村田 斎
知っておくと役立つ心と体の話
「はだし」の体育
岩井 邦夫
マンガで見る楽しい体育指導 (第9回)
根本体育直伝マンガ(バスケットボールの巻)
岩野 節男岩野 紀子
スポーツと健康づくり (第9回)
菓子パン一個が焼き魚定食と同じ?!
並木 孝樹
法則化体育最前線
「体育・健康ML」
駒井 隆治
できなかった子ができた! 子供に学ぶ成功事例 (第9回)
長なわ練習
根津 盛吾
誰にでもできるこどもかっぽれの指導 (第21回)
難しい踊りから細分化して教えるA
大賀 由里子
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
ボールけり遊び(低学年)
吉元 輝幸
〜低学年でも基礎的なスキルを〜
サッカー(高学年)
横山 勝也
〜トレーニングカードでステップアップ〜
誌上授業ビデオ診断
走り幅跳び
池田 潤
全国ネットワーク
イベント開催で力を結集する
澤田 好男
サークル紹介
宮崎・延岡法則化教育サークル のぼりざる
徳丸 幸平
授業の腕を高める論文審査 (第104回)
もう一歩の突っ込みがほしい
向山 洋一
授業に役立つ「体ほぐし」12選 (第9回)
ゆったりとした静的な運動
根本 正雄
世界と日本の性教育 (第9回)
イギリスの性教育(4)
武田 敏
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース
こうすればできる! (第9回)
側方倒立回転
渡辺 喜男

特集の解説

千葉市立あやめ台小学校

根本正雄


指導法の改善が強調されている。改善策としては、指導法の工夫と指導体制の工夫とがある。

指導方法の工夫としては次の三点があげられる。

1.個別指導

2.グループ指導

3.一斉指導

指導体制の工夫としては次の三点があげられる。

1.ティーム・ティーチング

2.合同授業

3.交換授業

今回の特集では、この中のティーム・ティーチングの指導についての事例が紹介されている。

どんな場面で、どのようなティーム・ティーチングを行っていったら効果的なのかが紹介されている。

例えば次のような対応が考えられる。

1.個々の興味・関心への対応

準備や指導の分担

2.個々の技能への対応

個人差に応じた指導の分担と工夫

3.対象が広がり、発展への対応

場や教材の工夫

子供がどのような興味や関心を持っているかで、器具や用具の準備が異なってくる。

例えば、頭はね跳びの場合には子供の興味・関心は次のようになり、次の器具・用具の準備も必要になる。

1.台上前転跳び箱、踏み切り板、マット

2.ステージからのはね跳びセーフティーマット

3.跳び箱でのはね跳び跳び箱、踏み切り板、マット

これだけの器具・用具を準備するのは大変である。教師が2名いて、役割を分担して指導していけば早く安全に準備できる。

次は、個々の技能への対応である。子供の興味・関心、実態に合わせて場作りがされたら、個人差に応じた指導の分担と工夫をしていく。

一人の教師がステージからのはね跳びの指導にあたる。

もう一人が跳び箱でのはね跳びにあたる。

頭はね跳びは危険を伴う種目である。最初は必ず補助を入れていく。跳ねた後に背中から落ちたり腰を打たないように補助をするのである。

場が多ければ多いほど子供への配慮はかける。ティーム・ティーチングで子供の能力に合わせて、技能の指導を分担していくようにする。

指導体制の工夫だけではよい授業にはならない。次に必要なのは、ティーム・ティーチングを取り入れて、どのような個別指導、グループ指導、一斉指導を行っていくかである。

最初からティーム・ティーチングを行う場合、学習形態に即して指導していくと効果がある。

最初の導入では、どんな学習をしていくのか、どんな場を作っていくのか、どんな活用をしていくのかを一人が説明し、もう一人が師範していく。

練習の場面では子供はグループ学習になるので、つまずきに応じてそれぞれの教師がグループごとに指導にあたるようにする。

本特集では、多様な活動場面ではどのような指導を行ったのかが紹介されている。ティーム・ティーチングを取り入れて効果的な指導をしていって欲しい。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ