楽しい体育の授業 2001年1月号
「体ほぐし」―導入の類型と指導のポイント―

K133

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楽しい体育の授業 2001年1月号「体ほぐし」―導入の類型と指導のポイント―

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2000年12月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「体ほぐし」― 導入の類型と指導のポイント
特集の解説
根本 正雄
実践事例
歩く・走る
音楽に合わせて楽しく歩く・走る
迫田 一弘
円形コミュニケーション
導入で仲間意識を高める
田中 慶之
リズムにのって
リズム太鼓でどんどん動こう
高橋 佳子
一人でのストレッチ
ヨーガを利用したストレッチ
畑屋 好之
二人でのストレッチ
さまざまな変化を付けて二人でストレッチ
松本 俊樹
力を抜いてのリラクセーション
瞬間脱力とゆらゆらゆらを取り入れる
松本 史彦
ボール
一人より二人は難しいから楽しい
佐藤 正治
手と手をつないでフープリレー
坂本 秀行
新聞紙
新聞紙を使って心と体を元気にする
安達 覚
風船
ふわり、ふわり、風船で楽しもう
小笹 宗男
「単独単元」としての構成例
「体ほぐしの運動」をすっきりと構成する
原田 誉一
人数をだんだん多くする
吉岡 剛
「体力を高める運動」との組み合わせ例
にこにこほぐれて、体力アップでにっこり
大沢 正典
用具を使って組み合わせる
菅原 光敏
各種運動領域の導入として
楽しくなければ「体ほぐし」じゃない!
篠ア 勇
カラーコーンで体も心もトロトロ!
藤森 正弘
「基本の運動」との組み合わせ例
歩く運動と組み合わせて子供の大喜びした7つの運動
青木 勝美
うちわと風船で遊ぶとおもしろい
稲若 明美
ミニ特集 新学習指導要領「サッカー型ゲーム・サッカー」指導のポイント
低学年
リサイクルカンカンサッカー
表 克昌
楽しく身に付けるボール操作とキック
前島 光一郎
中学年
エンジョイサッカー
有内 弘
「コーン当てゲーム」から楽しみながら技能を向上させるゲームへ
野崎 史雄
高学年
サッカーは「状況に応じた動き」で!!
兒玉 秀人
「相手の守りをかわして攻撃する技能」の学び方
南 弘一
写真で見る指導のポイントとコツ
苦手な体育が楽しくなる法則化体育上達講座IN東京
村田 斎
知っておくと役立つ心と体の話
まず愛することから始めなければならない
下山 真二
マンガで見る楽しい体育指導 (第10回)
根本体育直伝マンガ(体ほぐしの巻)
岩野 節男岩野 紀子
スポーツと健康づくり (第10回)
免疫の力を高めよう
並木 孝樹
法則化体育最前線
新しいゲームを広める教師たち
駒井 隆治
できなかった子ができた! 子供に学ぶ成功事例 (第10回)
できない原因を分析し,できるところから1つ1つ解決する
根津 盛吾
誰にでもできるこどもかっぽれの指導 (第22回)
どこでも大好評!江戸芸こどもかっぽれ
大賀 由里子
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
鬼遊び(低学年)
田村 春美
〜鬼遊びの学習カード〜
持久走(高学年)
松尾 紀明
〜「ジャストタイム」を目指せ!〜
誌上授業ビデオ診断
基本の運動
福島 太三
全国ネットワーク
全国セミナーin 札幌からZTTへ
齊藤 振一郎
サークル紹介
法則化サークル「お茶しましょ」
永山 祐
授業の腕を高める論文審査 (第105回)
ストレスをどうするか
向山 洋一
授業に役立つ「体ほぐし」12選 (第10回)
活動的な運動(用具を使う)1
根本 正雄
〜新聞紙・風呂敷〜
世界と日本の性教育 (第10回)
イギリスの性教育(5)
武田 敏
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース
こうすればできる! (第10回)
阿波踊り
渡辺 喜男

特集の解説

「体ほぐし」―導入の類型と指導のポイント

千葉市立あやめ台小学校

根本正雄


 体ほぐしの実践が各地で行われている。体ほぐしの実践は楽しいという声も聞かれる。

 文部省の『体つくり運動』の指導資料に1時間の単元構成として次の実践例が紹介されている。

1.活動的な運動

 ・ 円形コミュニケーション

 ・ リズムに乗った律動的な運動

2.ゆったりと静的な運動

 ・ 2人組でストレッチング

 ・ 力を抜いてリラクセーション

3.気持ちを合わせての活動的な運動

 ・ 風船サッカー、大根抜き、一心同体(2人3脚)などゲーム

 ・ ボール、輪、なわなど用具を使った運動

 最初に円形コミュニケーション、リズムに乗った律動的な運動を行っている。

 円形コミュニケーションは面白い運動である。集団での仲間づくりができる運動だからである。

 次に2人組でストレッチング、力を抜いてリラクセーションという静的な運動を行っている。

 最初に活動しているので、休憩を兼ねて静的な運動になっている。

 そのような構成によって、運動した後のストレッチング、力を抜いたリラクセーションの効果が鮮明になるのである。

 最後にまた、活動的な動きを行っている。今度は風船サッカー、ボール、輪、なわなど用具を使った運動である。

 最初の運動との違いは用具を使うことである。用具を使うことによって動きが多様になる。

 子供の関心・意欲も高まり、工夫された学習過程になっている。

 本特集では、このように活動的な運動(用具を使わない)、ゆったりと静的な運動、気持ちを合わせての活動的な運動(用具を使う)などが紹介してある。

 次に、体ほぐしの運動で問題になるのは授業のどこで行うかである。単元構成をどのようにしていくかという問題である。

 文部省の『体つくり運動』の指導資料には、次の4つの方法が示されている。


1.「体ほぐしの運動」を単独単元として構成する。

2.「体力を高める運動」と組み合わせて単元構成する。

3.各運動領域の導入として構成する。

4.「基本の運動」に含めて行う。


 一番簡単なのは、「各運動領域の導入として構成する」ことであり、「基本の運動に含めて行う」方法である。

 準備運動をかねて体ほぐしの内容を扱っていくようにする。ボール運動の前であれば、ボールを使った体ほぐしを行う。基本の運動であれば、輪や棒を使った体ほぐしを行う。

 それとは別に単独単元として構成したり「体力を高める運動」と組み合わせたりして行う方法もある。

 私の一番期待しているのは、単独単元としての構成である。低学年、中学年では難しいであろうが高学年では単独単元作りに挑戦してほしい。

 なぜなら、「体ほぐし」にはそれだけの運動価値があるからである。運動の苦手な子供も得意な子供も一緒になって楽しめる運動である。

 技能を必要としない運動によって、仲間と共に活動できる喜びを体験させたいのである。

 そのような単元構成を工夫しての実践例が紹介されている。いつ、どこで、どのような運動をしていけばよいのかの実践例が本特集では紹介されている。 


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