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特集の解説
「体ほぐし」―導入の類型と指導のポイント
千葉市立あやめ台小学校
根本正雄
体ほぐしの実践が各地で行われている。体ほぐしの実践は楽しいという声も聞かれる。
文部省の『体つくり運動』の指導資料に1時間の単元構成として次の実践例が紹介されている。
1.活動的な運動
・ 円形コミュニケーション
・ リズムに乗った律動的な運動
2.ゆったりと静的な運動
・ 2人組でストレッチング
・ 力を抜いてリラクセーション
3.気持ちを合わせての活動的な運動
・ 風船サッカー、大根抜き、一心同体(2人3脚)などゲーム
・ ボール、輪、なわなど用具を使った運動
最初に円形コミュニケーション、リズムに乗った律動的な運動を行っている。
円形コミュニケーションは面白い運動である。集団での仲間づくりができる運動だからである。
次に2人組でストレッチング、力を抜いてリラクセーションという静的な運動を行っている。
最初に活動しているので、休憩を兼ねて静的な運動になっている。
そのような構成によって、運動した後のストレッチング、力を抜いたリラクセーションの効果が鮮明になるのである。
最後にまた、活動的な動きを行っている。今度は風船サッカー、ボール、輪、なわなど用具を使った運動である。
最初の運動との違いは用具を使うことである。用具を使うことによって動きが多様になる。
子供の関心・意欲も高まり、工夫された学習過程になっている。
本特集では、このように活動的な運動(用具を使わない)、ゆったりと静的な運動、気持ちを合わせての活動的な運動(用具を使う)などが紹介してある。
次に、体ほぐしの運動で問題になるのは授業のどこで行うかである。単元構成をどのようにしていくかという問題である。
文部省の『体つくり運動』の指導資料には、次の4つの方法が示されている。
1.「体ほぐしの運動」を単独単元として構成する。
2.「体力を高める運動」と組み合わせて単元構成する。
3.各運動領域の導入として構成する。
4.「基本の運動」に含めて行う。
一番簡単なのは、「各運動領域の導入として構成する」ことであり、「基本の運動に含めて行う」方法である。
準備運動をかねて体ほぐしの内容を扱っていくようにする。ボール運動の前であれば、ボールを使った体ほぐしを行う。基本の運動であれば、輪や棒を使った体ほぐしを行う。
それとは別に単独単元として構成したり「体力を高める運動」と組み合わせたりして行う方法もある。
私の一番期待しているのは、単独単元としての構成である。低学年、中学年では難しいであろうが高学年では単独単元作りに挑戦してほしい。
なぜなら、「体ほぐし」にはそれだけの運動価値があるからである。運動の苦手な子供も得意な子供も一緒になって楽しめる運動である。
技能を必要としない運動によって、仲間と共に活動できる喜びを体験させたいのである。
そのような単元構成を工夫しての実践例が紹介されている。いつ、どこで、どのような運動をしていけばよいのかの実践例が本特集では紹介されている。
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