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特集の解説
体育の授業開き3時間をどう組み立てるか
千葉市立あやめ台小学校
根本正雄
学級開きをどうするかという問題がある。本特集では,体育の授業で学級開きの実践が紹介されている。
子供たちに一番好きな教科は何かと聞くと体育という答えが多い。子供たちは体を思い切り動かす体育の授業がしたいのである。
そんな子供たちの願いを学級開きで満たしてあげることが、一年間の最初の授業としてふさわしい。
それでは、どんな内容がよいのであろうか。
1.誰でも参加できる内容
2.運動する喜びを体験できる内容
3.仲間づくりのできる内容
4.成功体験のできる内容
一つは誰でも参加できる内容である。
学級開きは初めて一緒になった子供たちが顔合せをする時間である。
どの子も学習に参加できる教材が適している。例えば体ほぐしの学習は誰でもできる。
体ほぐしは技術を必要としない運動である。そのために誰でも楽しく参加できる。
運動能力に関係なく楽しめる内容が多い。能力差が大きく出る運動は、学級開きには向いていない。運動の苦手な子供は劣等感を持ち、孤立してしまう。
誰でもすぐに取り組めて運動できる教材を選択して指導していくのである。
第二に、運動する喜びの体験できる内容である。
「体を動かすって素晴らしいな」と感じられる学習にしていく。
子供たちはボール運動を好む。みんなの力で勝ったり負けたりする体験ができるからである。
1人の力ではなく仲間と協力して、運動の喜びを味わうことができる内容にしていく。
全力を出し切って汗をかく運動である。体を動かす達成感を体験させていく。
みんなと一緒に汗を流したという体験が学級の連帯感、一体感を作り出していく。
第三に、仲間づくりのできる内容である。
楽しく、喜んでできても一部の子供だけが楽しく感じる授業では意味がない。
思い切り運動し、みんなと一緒に運動できたという充実感が、学級開きの内容としてはふさわしい。
お互いに助け合っていく中で、楽しく運動ができるという体験を通して、学級集団を意識していく。
新しい学級で新しい友達と顔合せをして、一年間の最初の出会いを作る内容にしていく。
低学年であれば鬼遊び、ゲームなどである。2人組、3人組などの仲間を作って遊べる内容である。
ゲームはチームで作戦を立てたり応援したりして楽しめ、仲間の関り合いができていく。
鬼遊びやゲームは楽しく運動している中で、自然に仲間づくりができていく教材である。
最後は、成功体験のできる内容である。代表的なのが跳び箱の開脚跳びである。
指導のコツを会得していれば簡単に全員跳ばせることができる。
教師の指導によって全員が1時間あるいは3時間で成功体験ができれば、大きな自信につながる。
学年の最初に「自分もやればできる」という自信を得ることは、子供の成長にとって貴重な体験である。
成功体験のできる学習は体育の種目に多い。結果が目に見える形で表れるからである。
また、教師への信頼も深まり、一年間の最初の授業での感動が学級づくりにも生きていく。
本特集では、体育の学級開きの実践例が紹介されている。実践してよい学級開きをしていってほしい。
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