- 特集 どの子にも成功体験―指導事例18
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特集の解説
どの子にも成功体験―指導事例18
千葉市立弥生小学校
根本正雄
子供たちが運動の喜びを感じるのは、一つの運動ができた時である。つまり成功体験を味わった時である。
成功体験を味わわせる第一のコツは、ステップを踏んできめ細かく指導していくことである。
一部の子供だけができるのではなく、誰でもできるステップを用意する。
第二のコツは、誰でもできる用具や器具を準備していくことである。
教師が直接指導することも必要であるが、それだけではなく、できるようになる補助用具を活用していく。
子供が自主的に練習できる場が用意されていると、子供は一人で練習できるので成功体験をすることができるのである。
第三のコツは時間を限定することである。どれ位の時間練習すればいいのかの目安が分かると、子供は活動しやすくなる。
毎日少しずつ練習していくことが成功の秘訣である。 第四は認定証をあげることである。成功体験を認定することによって、子供は努力の跡を実感することができていく。
認定証をもらった子供は自信を持つ。自分もやればできるという自信が、他の面にも生きてくる。
本特集では、各種運動の成功体験事例を次の内容で紹介してある。追試をして実践していってほしい。
目的
種目 @方法A準備物B時間C認定証D留意点
実践の結果
跳び箱の実践例は以下の通りである。
目的 学校で成功体験教室を開き、子供の触れ合いを通して成功体験をする。
跳び箱
@方法 向山跳び箱指導法 向山指導法A式・B式
A準備物 跳び箱は3台準備する。場所がなければ1 台でもよい。
B時間 15分
C認定証
D留意点
・教師がA式、B式の補助を行う。
・教師が認定する。
・教師は、A式、B式の方法を子供に指導する。 ・練習の時間と認定の時間を分ける。
実践の結果 省略
逆上がり
@方法 飯田・根本式段階別指導法くるりんベルト
A準備物 移動式鉄棒と跳び箱、くるりんベルトを準備する。
第1段階 第2段階 第3段階
第4段階 第5段階 第6段階
B 時間 15分
C 認定証
D 留意点
・段階別の補助は教師が行う。
・教師が認定する。
・教師は、段階別台付き鉄棒の方法を子供に指導する。
・教師は、くるりんベルトの方法を子供に指導する。
・練習の時間と認定の時間を分ける。
実践の結果 省略
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