楽しい体育の授業 2002年10月号
陸上運動―こう変わった18の指導ポイント

K155

«前号へ

次号へ»

楽しい体育の授業 2002年10月号陸上運動―こう変わった18の指導ポイント

紙版価格: 869円(税込)

送料無料

電子版価格: 782円(税込)

Off: ¥87-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
保健・体育
刊行:
2002年9月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 陸上運動―こう変わった18の指導ポイント
特集の解説
根本 正雄
実践事例
基本の運動
〈かけっこ〉かけっこの運動遊びは「ドン・じゃんけん」で
高橋 敏隆
〈リレー遊び〉ハリネズミリレーで知的に逆転現象!
浅野 光
〈数分程度のかけ足〉クラス全員が集中する3分間の「かけ足」
小松 俊介
〈幅跳び遊び〉ジャングル探検で、幅跳び遊び!
川村 浩史
〈ゴム跳び遊び〉子供をゴム跳び遊び好きにする4つの遊び
長谷川 敬志
短距離走
〈いろいろなスタート〉スタート練習は変化のある繰り返しで
田中 良史
〈全力走〉全力走の指導も楽しく
森 康行
〈コーナーを利用して〉接戦のおもしろさを味わう
松原 秀樹
リレー
〈いろいろな距離で〉走る距離を工夫した楽しいリレー
宮野 康彦
〈走る順番や距離の工夫〉600mリレーで工夫の楽しさを味わう
西尾 文昭
ハードル走
〈ハードル走〉誰もが意欲的に楽しめるハードル走
成重 幸一
〈個人やグループ間での距離の工夫〉工夫する力をつける
加藤 真一
走り幅跳び
〈短い距離の助走〉最後の3歩をリズミカルに走る幅跳びの指導
高牟禮 勝宏
〈長い距離の助走〉リズミカルな動きを習得させる助走指導
桑原 和彦
〈競争の仕方の工夫〉チームの競争で記録を伸ばす
徳永 一哉
走り高跳び
〈リズミカルな助走〉細かいパーツでリズミカルに
松崎 力
〈はさみ跳び〉指示→個別評定のサイクルで助走から足さばきまで
武藤 淳一
〈競争の仕方の工夫〉目標記録の設定とグループ競争
田代 光章
ミニ特集 体育授業の基礎・基本「走り高跳び」の実践
誰もが楽しく跳べるロープバー
高橋 聡
「はさみ跳び」の基礎・基本ポイントあれこれ
吉岡 健二
「タ・タン」のリズムを身に付けよう
坂本 秀行
はじめての「ベリーロール」
得居 不二三
跳び箱を使ってベリーロール
福島 太三
ライブで体感!TOSS体育講座
授業でやってみたいとっておきのネタ発見
村田 斎
レベルアップ!ここが体育授業のポイント
「運動技能下位児」の実態を知る
盛島 寛
マンガで見る楽しい体育指導 (第31回)
根本体育直伝マンガ(ハードル走の巻)
岩野 節男岩野 紀子
運動量アップ!この運動はこの場作りで
ぞうきんがけリレーはうさぎ跳び君で
鈴木 智光
知的な体育発問・指示はこれだ!
足の裏の向きで跳び方が変わる
川口 達実
これでバッチリ!体育授業のマネジメント
「自動化」運動を蓄える
竹森 正人
どの子も熱中!学級がひとつになる体育ゲーム
学級オリンピック大会に教室が燃える 夏の部
西田 幸二
苦手な子供も参加できるニュースポーツ
2対2でルールがわかる! 「フラッグフットボール2」
石橋 健一郎
運動会にイチオシ!この種目が子供を変える
子供熱中!応援パフォーマンス
山口 浩彦
誌上授業ビデオ診断
鉄棒運動(前方支持回転)
村田 正樹
体育授業のシステム化 (第7回)
ハードル授業のシステム
渡辺 喜男
〜向山洋一氏の実践〜
TOSS体育研究会報告
ソフトバレーボールの授業づくり
佐藤 政臣
TOSS体育最前線
向山氏に学ぶ「ハードル走」の指導
駒井 隆治
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
高跳び(低学年)
赤木 雅美
〜ピョンピョン跳べるかな?〜
走り高跳び(高学年)
東 光弘
〜グループ競争で目標記録を跳べ〜
小学校「保健」の授業作り12のアイデア (第7回)
わたしの体 これまでとこれから
近藤 真庸
ライフスキルと健康教育 (第7回)
Kではじまる12のライフスキル(2)
武田 敏
授業の腕を高める論文審査 (第126回)
もっと密度の濃い授業を!
向山 洋一
体育科における到達度評価 (第7回)
集団跳び箱(集団シンクロ跳び)
根本 正雄
〜渡辺喜男氏の実践〜
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第10回)
テクニカルポイントはここだ! (第7回)
台上前転はこわくない!
並木 孝樹

特集の解説

陸上運動―こう変わった18の指導ポイント

千葉市立弥生小学校

根本正雄


 新学習指導要領実施に伴い、どこがどのように変わったのかという声を聞く。

 本号では、陸上運動について具体的に変わったところを取り上げ、検討している。学習指導要領に示された陸上運動の内容は、次の通りである。

 自己の能力に適した課題をもって次の運動を行い、その技能を身に付け、競争したり、記録を高めたりすることができるようにする。

 ア 短距離走・リレー及びハードル走

 イ 走り幅跳び及び走り高跳び

(以下省略)

 主な改訂点は次の通りである。

@「リレー・短距離走」を「短距離走・リレー」に改めたこと。

 A「障害走」を「ハードル走」に改めたこと。

 @については、短距離走とリレーを弾力的に扱えるようにとの配慮である。Aについては、高学年になるとハードルを用いての学習が多いために改められたものである。

 また、陸上運動の指導上の留意点としては次のような点が挙げられている。

@競争の場面では勝敗が伴うことから、多くの子供に勝つチャンスが与えられるように競争を工夫するとともに、勝敗の結果をめぐって正しい態度がとれるようにする。

A記録に挑戦する活動では、自己の能力に適した目標記録や課題をもち、適切な運動の行ない方を知って、記録を高めることができる。

 本特集では、以上の2点から「新学習指導要領の改善点」の実践が紹介されている。

 短距離走・リレーの活動例としては、次のような例が考えられる。

@短距離走

 a いろいろなスタートで行なう

 b 50〜80mを全力で走る

 c コーナーを利用しての短距離走

Aリレー

 a いろいろな距離でリレーする

 b 走る順番を工夫したり走る距離を工夫したりしてリレーする

 ハードル走の活動例としては、次のような例が考えられる。

@40〜60mハードル走

A個人やグループ間での距離を工夫した競走

 走り幅跳びの活動例としては、次のような例が考えられる。

@5m程度の短い距離から助走して遠くに跳ぶ。

A15〜20m程度の距離から助走にスピードをつけて踏み切りゾーンに合わせて跳ぶ。

B競争の仕方を工夫して、個人やグループ間での走り幅跳び競争をする。

 走り高跳びの活動例としては、次のような例が考えられる。

@5〜7歩程度リズミカルな助走から高く跳ぶ。

Aはさみ跳びで足から着地する安全な跳び方で高く跳ぶ。

B競争の仕方を工夫して、個人やグループ間での走り高跳び競争をする。

 本特集では、以上のような新学習指導要領・陸上運動の変わった点についての実践例が紹介されている。変わった内容について十分検討し、学校や子供の実態に応じて実践していくことが大切である。子供の動きが具体的に変わる授業づくりをしてほしい。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ