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特集の解説
かっこいい!観客を巻き込む運動会種目集
TOSS体育授業研究会代表
根本正雄
札幌市の宮野正樹氏から、運動会でTOSS体育よさこいソーランを指導したという報告があった。
「今年のよさこいソーランの指導で考えたことは以下のとおりです。
@昨年もかっこいい踊りを踊っている子どもたちなので、まったく別な曲・踊りでいくこと。
Aその時には、いかに子どもにインパクトのある出会わせ方をするかが大切であること。
B指導時間を昨年より少なくしたいこと。
C型を教えるという指導時間を少なくしたいこと。
D子どもの表現力を引き出す場面を入れること。
E昨年は手に何も持たなかったが、今年度は手にもつ物の使い方を指導したいこと。
そこで取り組んだのが、扇子をもったよさこいソーランです。曲は、私がチームに入っていた時の曲を使いました。踊りの型は、3つのパーツに絞込み、繰り返しを入れるようにしました。しかし、その3つのパーツは、子どもの『やりたい』心をくすぐる質の高いものとしました」
宮野正樹氏はよさこいの指導で、インパクトのある出会い、指導時間の削減、子どもの表現力を引き出す場面の挿入、手にもつ物の指導の工夫を行った。
その結果、次のような結果になったと報告している。
「周りで見ていた同学年の先生方が、『今日の子どもの様子を見て胸が熱くなった』『子どもたちのひたむきで、素直で……』『あんなに夢中になる6年生の姿にもっと自分自身教師としてがんばらなくてはと思った』と、語っていたほどです。運動会では大反響でした」
周りで一緒に指導していた同学年の教師が感動し、引き込まれたのである。
これは教師だけでなく、参観していた観客も同様である。保護者から、演技の終わったあとにアンコールの要望があがったという。
その結果、宮野正樹氏は、「止める動き、止まる動き」が大切であると述べている。
@一瞬動きが止まる。
A一瞬息が止まる。
B一瞬見ているものの目が留まる。
そういう動きを作り出すことがよさこいの良さであると主張している。
「観客を巻き込む」とは「一瞬見ているものの目が留まる」ことである。
表現運動を指導されているベテランの女性の先生に、「リズムダンスの秘訣は何ですか」と伺ったことがある。
ベテランの女性の先生は即座に、「音楽が決め手です」と強く強調された。
どんなに振り付けがよくても音楽が悪いと子どもはリズムにのって踊ることができない。
逆に音楽がよいと多少の振りつけや動きが悪くても、子どもの楽しさが伝わってくる。
音楽のリズムが子どもの動きを引き出し、楽しさを引き出すのである。
そして観客も子どもと一体になって楽しむことができる。まさしく観客を巻き込むことができるのである。
本特集では宮野正樹氏のような、観客を巻き込む運動会種目が紹介されている。次の手順で紹介されている
@種目名
A種目のあらまし
B準備物
C一瞬見ているものの目が留まり、観客と演技者が一体となるための指導のポイント
D演技を盛り上げる小道具
演技を盛り上げるには小道具も欠かせない。よさこいソーランで、法被を着ているかいないかでは、雰囲気が大きく異なる。
見ている観客の受けも違ってくる。手作りの法被を作る方法もある。地域から借りてくる方法もある。どんな小道具があるか、本書を活用して楽しい運動会にしてほしい。
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- 明治図書