- 特集 全員なわ跳び名人!指導のスモールステップ
- 特集の解説
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- 実践事例
- 短なわ跳び(基本技)
- 前方1回旋(かけ足跳び2歩走、1歩走で前に移動する) 変化のある繰り返しでリズムとタイミングをつかむ
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- 前方1回旋(ギャロップ、スキップで前に移動する) なわ跳び入門期の子も熱中!リズミカルに跳べるスキップ跳び
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- (前方・後方)1回旋2跳躍 1回旋2跳躍は、こうすれば跳べる
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- (前方・後方)1回旋1跳躍 スモールステップで三つの基礎感覚を身に付ける
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- (前方・後方)側回旋 「ヒュン」から「ヒュンヒュン」へなわ回し上達の道
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- (前方・後方)交差跳び 「交差跳び」でなわ跳びが好きになる
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- (前方・後方)二重跳び できた!シュシュンと二重跳び
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- (前方・後方)側回旋交差跳び 左右交互に交差するあや跳びが決め手
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- (前方・後方)あや跳び あや跳びができない子をできるようにするスモールステップ
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- (前方・後方)交差二重跳び 交差二重跳びのコツは交差跳び
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- (前方・後方)あや跳び二重跳び あこがれのハヤブサ(あや二重跳び)へのステップ
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- (前方・後方)三重跳び どんどん三重跳びにも挑戦させる
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- 長なわ跳び(基本技)
- くぐり抜け なるほど、これならできるようになる
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- 2人 手つなぎ跳び なわの入り方にステップを踏む
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- 8の字跳び 初めての指導で連続50回を跳ぶステップ
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- 平行跳び かけ足感覚で平行跳びを攻略
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- 2本交差(十字)跳び 超簡単!十字跳
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- ダブルダッチ 簡単!誰でも跳べるダブルダッチ
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- ミニ特集 12月の体育はこう指導する(ボールけり運動)
- 低学年
- 苦手な子も得意な子も熱中するボールけり運動
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- 中学年
- 運動量と触球回数を確保する
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- 確実にドリブル技能向上!「ハードルサッカー」
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- 高学年
- サッカーにつながるボールけり運動
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- 全員が活躍できるシステムを作る
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- ライブで体感!TOSS体育講座
- できることを保障する体育授業で作り出す
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- レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
- 何を中核として教えるのか
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- 根本体育直伝マンガ(二重跳びの巻)
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- 体育科の系統的指導
- 走り幅跳びは、終末局面から指導する2
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- 爆発的に広がるYOSAKOIソーランの授業 (第9回)
- 声を出すと踊りに気合が入る
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- 真下投げの指導 (第9回)
- 真下投げから次の展開@
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- 体育指導における微細技術 (第9回)
- 保健・調べたことを見開き2ページにまとめさせる
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- 子どもの体を守る食育の指導 (第9回)
- こ食から見える食卓教育の必要性
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- 最新情報を盛り込んだ食の指導 (第6回)
- ストレスを撃退しよう!
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- 逆上がり全員達成の道 (第9回)
- 担任外での挑戦
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- 〜くるりんベルトを使用して〜
- 二重跳び全員達成への道 (第9回)
- 無理のないシステムが全員達成を可能にする
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- TOSS体育最前線
- 5人の女の先生の体育指導が凄かった!
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- 効果抜群!ファックスできる体育学習カード
- ボールけり遊び(低学年)
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- 〜蹴る経験をたくさん!〜
- サッカー(高学年)
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- 〜ハーフコートゲームでシュートとパス回しを同時に学ぶ〜
- 体育主任奮戦記 (第9回)
- 体育通信で校内の体育を変える
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- 〜器械運動の学習過程を伝えるA〜
- ライフスキルと健康教育 (第69回)
- アイデア創作のスキル
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- 授業の腕を高める論文審査 (第188回)
- 結果をもたらした方法を吟味せよ
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- 体育科における学力保障 (第57回)
- 5年・サッカーの指導
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- 〜内田コーチの授業〜
- 読者のページ My Opinion
- 編集後記
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- TOSS体育ニュース (第72回)
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- 1/30秒単位で見せる子どものよい動きはこれだ! (第9回)
- ダブルダッチ
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- 〜ターナー(回し手)の指導ステップA〜
特集の解説
TOSS体育授業研究会代表 根本正雄
全員なわ跳び名人!
指導のスモールステップ
なわ跳びは、いつでもどこでも誰でもできる教材である。しかも持久力、瞬発力、跳躍力が身に付く。他の運動にもつながる優れた教材である。
しかし、子どもに正しい指導をしないと我流になり、なわ跳びの楽しさが体験できず、技も上達しない。
本特集では、どの子どもにもなわ跳びの楽しさと技が上達し、全員なわ跳び名人になれる指導法が紹介してある。
全員がなわ跳び名人になるには、名人になるまでのステップが示されていることが必要である。跳べない子どもはできないのではなく、上達が遅いのである。
ですから、どんなに発達が遅れている子どもでも上達できるような、スモールステップを示してあればよい。 本特集では、次のステップで示してある。
@ 基礎感覚づくり A 基礎技能づくり B 運動課題づくり
いきなり運動課題(個々のなわ跳びの教材名)を示すのではなく、教材に必要な感覚づくり、課題の下位教材の技能づくり、そして運動課題が示してある。
最後にスモールステップで練習していけば、教師の指導が必要ないという学習カードが示してある。例としてダブルダッチのスモールステップを次に紹介する。
一 基礎感覚づくり
1 連続ジャンプ その場で一定のリズムでジャンプする。
2 ロープを置いて跳び越す。
@ ケン・パー跳び
・グー・パー、グー・パー、グー・パー
・ケンケン・パー、ケンケン・パー、ケンケン・パー
A 連続跳び
・5回跳び ・4回跳び ・3回跳び ・片足跳び
B 1本のロープを1回旋1跳躍で跳ぶ。
・長なわのロープを持っている側から持っていない側へ跳ぶ。
C 1本のロープを1回旋2跳躍で跳ぶ。
二 基礎技能づくり
1 ロープの持ち方
@ ロープの端にこぶを作る。A ロープのこぶを小指で引っかける。B 4本の指で握る C 親指は軽くそえる。
2 ロープの回し方
@ ロープが床に着くくらいの間隔で向かい合って立つ。
A 肩幅に立ち、肩の力を抜く。
B リズムよく回す。
3 ロープの入り方
@ ターナーの近くから入る。
A 手前のロープだけを見て、そのロープだけを跳ぶ。
B ロープが上がったら入り、下りてきたら跳ぶ。
C 2回跳びをする。
4 ジャンパーのポイント
@ 一定のリズムの連続ジャンプで跳ぶ。
A ロープの中心を跳ぶ。B 両足で跳ぶ。
三 運動課題(ダブルダッチ)づくり
1 いろいろな連続ジャンプ
@ ターナーと向かい合って跳ぶ。右からくるロープは右、それから左のロープを跳ぶ。
A 大きくジャンプして跳ぶ。
B 5回跳んで外へ出る。
C 4回跳んで外へ出る。
D 3回跳んで外へ出る。
E 2回跳んで外へ出る。
F 1回跳んで外へ出る。
奇数は逆側、偶数は同じ側に出る。
2 いろいろな跳び方
@ 片足跳び A ステップ B 回転 C 8の字
3 発展
@ 二重跳び A スライド B スピード
C ターナーチェンジ
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- 明治図書