- 特集 運動が苦手な子どももグングン上達!楽しい授業づくり
- 提言
- 運動が苦手な子たちが笑顔になる体育授業をめざして
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- 体育授業を運動が得意な子だけのものにしない!どの子も楽しい授業づくり
- 得意でない子にも「好き」が生まれる授業づくりのポイント
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- 運動が苦手な子どもも上達!みんな楽しい!教具の工夫
- 投げる・捕る動きを中心に
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- 苦手に注目!〈原因→対策〉苦手を克服する指導アイデア
- 体つくり運動
- 体のバランスをとることができない子
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- 短なわ(1回旋1跳躍)がうまく跳べない子
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- 手押し車で自分の体を支えながら移動できない子
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- 体がかたい子のための体つくり運動
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- 器械運動
- 前転・後転ができない子
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- 倒立ができない子
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- 跳び箱がとべない子
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- 逆上がりができない子
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- 陸上運動
- 短距離走で速く走れない子
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- ハードルでリズミカルに走り越えることができない子
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- 走り高跳びで助走からの踏み切りがうまくできない子
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- 走り幅跳びで上手に踏み切って両足着地することができない子
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- 水泳
- 水に顔をつけられない子
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- 背浮きができずに沈む子
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- 息つぎができない子
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- 平泳ぎの足けりがうまくできない子
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- ボール運動
- ボールをうまく投げられない子
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- ボールをうまくキャッチできない子
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- ねらいどおりにボールを蹴れない子
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- ゲームで味方からのパスがつながらない子
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- 表現運動
- 表したいイメージをとらえることができない子(表現・表現遊び)
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- 恥ずかしがって踊れない子(表現・表現遊び)
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- リズムに乗って動けない子(リズムダンス・リズム遊び)
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- 踊り方を正しく覚えて踊ることができない子(フォークダンス)
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- 運動が苦手な“気になる子”への配慮ポイント
- 発達障害のある子の特性と授業で求められる配慮点
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- 作業療法士から:どうしても運動が苦手な子どもへの支援
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- とってもビジュアル!体育授業写真館 (第12回)
- 6年生 シンクロだるま(かかえ込み回り)・かっ飛ばしボール
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- すぐに授業ができる!今月の単元計画 (第12回)
- 低学年/人とつながり,集団の中で意欲を高める(第2学年 ボールなげゲーム)
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- 中学年/走ってつないでゴールを目指せ!
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- 高学年/ベースボール型「クリケットブラスト」
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- 効果抜群!コピーしてすぐに使える体育学習カード (第12回)
- (体つくり運動)低学年/忍者になりきり,新たな術(動き)を発見しよう
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- (体つくり運動)中学年/シンプルで子どもが使いやすい学習カード
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- (体つくり運動)高学年/学習カードを活用し,「動きをイメージ」する
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- 情報アラカルトBOX (第12回)
- ICTはアクティブ・ラーニングの必需品
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- 体育と特別支援教育 不器用な子どもに効果抜群の感覚運動あそび (第6回)
- スクーターボードで遊ぼう! その1
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- 【徹底研究】頭と体で学ぶ!ボールゲームの授業づくり (第12回)
- ボールゲームの授業研究:ドリルゲームとタスクゲームの考え方
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- 〜ゴール型のハンドボール単元を例に〜
- 【徹底研究】体つくり運動の授業づくり (第12回)
- 高学年/子どもたちが夢中になって取り組む「力強い動きを高める運動」は,こうやって指導しよう!
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- 若手教師のためのわくわく授業づくり
- とっておきの体育授業づくり (第12回)
- 誰もが主役になれる、シュートが決められるサッカー型教材「ダイヤモンドキッカー」
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- 苦手が「できたー!」にかわるちょこっとテクニック (第12回)
- バスケットボール
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- 〜パスが苦手、ドリブルが苦手でしょんぼりしている子に学ばせたいコツ〜
- 悩み解決Q&A―体育授業成功へのヒント― (第12回)
- Q コオーディネーションってどんな運動ですか?/Q 子どもの体力を向上させるには?
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- これからの体育授業づくりで求められること (第4回)
- 2年間の見通しをもって計画する
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- 健康教育ミニ講話 (第12回)
- 生と性についての指導
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- 〜思春期のはじまり(小学校4〜6年生対象)〜
- 編集後記
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編集後記
小学6年生のときのバスケットボールの授業で,「お前ばっかりシュートを打っていたら,周りはぜんぜん楽しくないぞ!」と,当時の担任の先生に言われたことがありました。身長はすでに170cmを超えていましたので,ジャンプボールもリバウンドもまさに敵なしの状態でした。しかし,その言葉を先生に投げかけられたとき,すぐに周りにいる仲間たちの顔を見たのですが,バスケットボールが苦手だったUさんの「私もシュートを打ちたい……」という心の声は,小学生の私でもその表情からすぐに見て取れました。その後,その子がシュートを決めたときに,笑顔で「ありがとう!」と言ってくれたことは,今でも記憶に残っています。
このエピソードは,私自身の体育授業研究の原点にもなっています。自分も「できる」ようになりたいと願いながら一所懸命に取り組む子どもたちを,これまで何人も見てきました。そのような願いに応えてあげたいという思いから,今回の特集を企画させていただきました。先生方の多くが日々の授業実践で悩まれている問題を取り上げ,その原因と解決策(技術ポイントや教材・教具,教師の言葉かけ)を,それぞれの運動領域に精通された先生方にご執筆いただきました。ご一読いただければ幸いです。
/吉永 武史
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- 明治図書