- 特集 「心の支援」見逃せない子どものSOS
- 提言・「心の支援」上手な教師・下手な教師
- 子どもの一番いい顔を覚えよう
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- 愛情のあるかかわりができる教師
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- 「心の支援」が上手だった教師たち
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- 全ては「授業術」の質で決まる
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- できない子どもの味方になるべきだ
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- 「ネット」におぼれる子への支援
- ネットの世界では体験できない人との交流
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- 子どもの変化を促す基本的戦略
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- 立ち止まって考えるための小さなブレーキを教室で伝えていく
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- 孤立・無気力な子への支援
- その子のよさを見つけ、さりげなくほめ続ける
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- 「子どもは伸びる」と信じて待つ
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- 励まし、鍛える支援を
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- ADHDの子への支援
- 見通しを持たせ、混乱を防ぐ
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- 心を安定させるもの〜共感と刺激のコントロール〜
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- 受け容れ認めアイコンタクト
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- 勉強ぎらい・息切れ症状の子への支援
- 我流を廃す修業こそが最高の処方箋である
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- 勉強嫌いな子はできない子 N男への方法
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- 無駄はないか、自分の学習状況を分析する
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- 問題行動・登校拒否の子への支援
- 一文字ずつ丸を付け、達成感を持たせる
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- 不登校の子と親に寄り添う 我が子の不登校から学んだこと
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- とぎすまされた感性と温かさが必要だ
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- 子ども理解を生かす学級づくり―小学校
- 指名の技術を使いこなすことで子どもを理解する
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- 教師も子どもも仲間の輪の中で成長する
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- 頭にすぐ血がのぼってしまう子への対応法
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- 子ども理解を生かす学級づくり―中学校
- 教師が心がけたいことベスト3
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- 靴箱がすべてを教えてくれる
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第6回)
- 学力保障と体験活動を大切に
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- 心を育てる言葉かけ
- 子どものことばを引き出す
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- 9月の仕事
- 自立心を高める学級の取り組み
- 読書の習慣をつけよう
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- よい行動を指示・依頼し、ほめ続ける
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- 運動会を活用し、自立心を高める
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- 係活動を活性化しよう
- 今月のアピールポイントを考えよう
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- 「分担」「交替」「評価」三位一体の活性化策
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- 脳科学から考えた係活動を
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―小学校 (第6回)
- 一生懸命生きるA
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―中学校 (第6回)
- 『世紀の遺書』を授業する(3)
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- 母親失格 (第6回)
- 揺れ動く子どもの心……その時親として……3
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- ネット時代の心の教育 (第6回)
- キレる心に歯止めをかける情動対処スキルトレーニング
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- モラルジレンマで道徳の授業を変える (第6回)
- モラルジレンマを絵で訴えるA
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- 酒井式で子どもの絵が変わる (第18回)
- 一版多色版画「スイカを食べる」
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- 変容する子ども世界 (第6回)
- 衰退する熟達文化
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- 編集後記
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編集後記
○…教師にとって子どもを「わかる」ことは重要な仕事の一つであると言われています。しかし実際に子どもを「わかる」ことは難しいとも言われています。表面的なわかり方に終始してしまう例も多いからです。
○…現代の教育機関は治療機関としても機能を持たせられています。それ故に学校や教師の背負わなければならない重荷の一つとなっています。そこから教師は積極的にカウンセリングの学習をして、新しい時代の動きに対処すべきだとの要請も出ることになります。
○…そのためには子ども理解の重要性を指摘する先輩の声も無視できないでしょう。まずは(1)子どもの氏名を知ること、(2)子どもの家庭を知ること、(3)子どもの両親を知ること、(4)子どもの成育歴を知ること、(5)子どもの性格を知ること、(6)子どもの知能を知ること、(7)子どもの創造性を知ること、(8)子どもの健康状態を知ること、(9)友だち関係を知ること、(10)子どもの悩みを知ること、などをポイントとして挙げています。
○…これらを生かして学級経営をすすめる必要があるとの現場の声もあります。つまり「子どものよさを認め合う」ことから学級づくりが始まるというわけです。よさの認め合いから友だちの努力に気づき、それに共感し、励まし合えるようになる、というわけです。
○…それでも「相性があわない」「肌があわない」という子どももいるものです。それは子どもの方でもその感情が転移して、コミュニケーション関係が薄れてしまう傾向があるようです。本号は「問題を抱える子への対応」を通して、「心の支援」としての生活指導、生徒指導の課題に答えたいとする特集です。
(江部 満)
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- 明治図書