- 特集 国語大好き!子どもの意欲を引き出す授業づくり
- 特集について
- 提言 国語大好き!子どもの意欲を引き出す授業づくり
- 意欲を引き出す教材開発と学習法
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- 国語学習の仕方を習得させる
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- 声に出して交流する工夫をしよう
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- 文学を主体的に読むために心にグッときた作品を紹介しよう
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- 学力と意欲の関連性―なぜ意欲を高めるのか―
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- 教師が好きなら子どもも好きになる
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- 小学校・実践授業の展開
- 低学年/主体的な学びを育てる授業づくり―相手意識・目的意識を明確にした取り組みを通して―
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- 低学年/一ばんぼし! じどう車ずかんをつくって、大すきな車をしょうかいしよう
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- 低学年/教室の壁を低くするための一案
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- 中学年/「伝えたい思い」を「書く力」に
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- 中学年/ふしぎだね!おもしろいね!食べ物のへんしん 「三年二組の食べ物ひみつブックを書こう」―すがたをかえる大豆を教材に―
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- 中学年/教材文の読みを生かして読む
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- 高学年/こだわりをもって夢中に交流する
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- 高学年/主体的に学ぶ力を育てるために
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- 高学年/「本音を語り合えるって楽しい!」討論会の工夫
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- 中学校・実践授業の展開
- 1学年/主体的な学びの育成のために
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- 1学年/中学校古典学習導入の工夫
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- 2学年/子どもの意欲を引き出す授業作り―「知りたい」「書けそう」と思わせる工夫―
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- 2学年/立体的な人物像を描こう!
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- 3学年/『高瀬舟』における庄兵衛と喜助はどこが違うか―「質問力」を育て、鍛える―
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- 3学年/卒業制作『おくのほそ道』ガイドブック付き朗読CD作り―四十三人で読む芭蕉の思い―
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- 言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第12回)
- 単元を貫く言語活動を通して、意欲的に活動する児童の育成
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- 書評
- 『単元を貫く言語活動を位置付けた文学の授業づくり その基礎と代表教材実践事例』
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- 『THE教師力シリーズ 教師力ハンドブックシリーズ 国語科授業づくり入門』
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- 先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第6回)
- 小中一貫教育の地域の学校・御所南小学校
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- 〜「読解科」の創設〜
- 「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第18回)
- 【美術科】教科において育成する資質・能力と学習内容との関係を明確にする
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- 国語授業・始めの一歩 (第18回)
- 終わりを……
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- 単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第12回)
- その新たな展開E
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- 〜場面読み・段落読みの突破に向けて〜
- 思考力・判断力・表現力等は「発問研究」「教材研究」から (第12回)
- 『スイミー』と『ごんぎつね』
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- 〜その情報と解釈は〜
- 言語力の育成をどうはかるか (第6回)
- 読み拡げ深める思考のフレームとしての基礎・基本・応用の問い方
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- 新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第12回)
- どのように?(その2・読むことを中心に)
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- 〜疑問や問いを解決できる授業づくりを〜
- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 2/3月号
国語大好き!子どもの意欲を引き出す授業づくり
平成26年度もいよいよ幕を引く時期が近づいてきました。この1年間で、担当した子どもたち一人ひとりが、「国語大好き!」と実感できるように成長してくれたでしょうか。本誌の4・5月号では、「ことばはおもしろい!子どもを引きつける授業づくり」という特集を編んで出発しました。その主意文には、「子どもたち一人ひとりに確かで豊かなことばの力」を身につけさせ、「子どもたちの生きる力」の基盤を育むために、「先生方のお役に立つ」雑誌づくりに全力を尽くす覚悟でいます、と書きました。それから1年が経ちました。
ところで、今回の特集「国語大好き!子どもの意欲を引き出す授業づくり」を構想するとき、たとえば、次のような実践課題が考えられます。
1 国語が大好きという子どもはどうすれば育つのだろうか
●好き嫌いの内容や評価をどのように診断すればよいか
2 国語学習への興味や関心や意欲などをどうすれば引き出せるか
●子どもの疑問や問題意識をどのように喚起すればよいか
3 主体的に学ぶ力はどうすれば育つのだろうか
●学ぶ意志や学びに向かう力をどのように喚起すればよいか
4 国語の知識・技能の習得法や活用法はどうすれば育つのだろうか
●国語学習の基礎・基本やその活用の方法をどのように指導すればよいか
5 他者との協働や課題解決力はどうすれば育つのだろうか
●他者との学び方や課題の解決方法をどのように指導すればよいか
子どもたち一人ひとりを「国語大好き!」という学習者に育てることは一朝一夕にはいかない、ということは指導者ならだれでもが感じることです。それは算数・数学や英語などの他教科でも同じことが言えます。せめて「国語は好き」「国語は普通」「国語は嫌いではない」と言う子どもを育てることから始めたいと思います。「国語大嫌い!」では元も子もありません。そのためにこそ上記の実践課題などをご参考にされ「子どもの意欲を引き出す授業づくり」を創意工夫しつつ実践し挑戦していくことが大切だと考えるものです。
本特集では、このような問題意識のもと、全国の研究者によるご提言と学校現場でご活躍中の小学校と中学校の先生方の、明日からの実践国語研究や国語授業づくりにお役に立つような清新なご提言や新味ある実践授業提案を発信していただきました。
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- 明治図書