- 特集 もっと学びたい!課題解決をすすめる授業づくり
- 特集について
- 提言 もっと学びたい!課題解決をすすめる授業づくり
- 教師主導も踏まえた課題解決へ
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- 学力を身に付ける場とは―家庭・学校・社会を軸として学ぶ課題解決学習―
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- 「学ぶ」ということ
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- 導入と評価で問い続ける力を
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- 子供自身にとっての課題解決の過程となる国語科の授業づくり
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- 小学校・実践授業の展開
- 低学年/主体的に学ぶ意欲を高めるために
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- 低学年/児童が「書きたい!」と思う授業づくり
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- 低学年/なりたい自分の姿を学びの原動力に―お気に入りの昔話を友達に紹介しよう 「たぬきの糸車」他 昔話―
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- 中学年/読み手を納得させる意見文をめざして
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- 中学年/「こころのとびら ビフォー・アフター」で「グッときた」場面を紹介しよう
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- 中学年/主体的な学びを育てる授業づくり―教科書教材での学びを自分の選んだ本に活かす単元構想を通して―
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- 高学年/「読書会」を通して、読みの力と読書意欲を高める
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- 高学年/「平和」について 考えよう・語ろう・残そう
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- 高学年/自分の考えを深め、表現できる児童の育成を目指して
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- 中学校・実践授業の展開
- 1学年/国語科における「インテグラル・トレーニング」
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- 1学年/「見ぬ世の人の世界」を知ろう
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- 2学年/「走れメロス」を編んでいく子ども―「もっと恐ろしく大きなもの」を突き詰めよう 抽象を具体にしていく学び―
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- 2学年/読書嫌いな生徒にも本の興味を引き出す指導の工夫―町の書店でブックフェスタ ポップで売り込み大作戦―
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- 3学年/胸に響いた表現を名言集にしよう
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- 3学年/「重ね読み」から問題を発見し、追究する―「高瀬舟」と鴎外の「歴史もの」四編から―
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- 言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第14回)
- 指導事項を明確にした単元構成の工夫・改善
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- 書評
- クラスを育てる「作文教育」 書くことで伸びる学級力
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- 『書く力がぐんぐん伸びる! ピックアップ式作文指導レシピ33』
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- 文部科学省最新国語ニュース (第2回)
- 小学校学習指導要領実施状況調査結果を公表@
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- 先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第8回)
- 子供たちの主体的な言葉の学びを育む授業づくり
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- 〜鹿児島県姶良市立加治木小学校・船津啓治先生の実践〜
- 「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第20回)
- 【理科】児童の考えを顕在化する言語活動
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- 言葉の力を育む文学の授業 (第2回)
- 想像してみえるもの、みえないもの
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- 〜ファンタジーの楽しみ〜
- 単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第14回)
- 更なる広がりに向けたQ&AA
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- 〜説明文教材と科学読み物や図鑑の書きぶりが異なっていて扱い方が分かりません〜
- 言語力の育成をどうはかるか (第8回)
- 母語と外国語
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- 新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第14回)
- 国語科の目標を再考する(1)
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- 〜目標の変遷とこれからの目標〜
- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 6/7月号
特集 もっと学びたい!課題解決をすすめる授業づくり
平成26年11月20日の中央教育審議会総会においては,初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について諮問が行われました。この諮問では,次のような指摘がなされました。
○今の子供たちやこれから誕生する子供たちが,成人して社会で活躍する頃には,我が国は,厳しい挑戦の時代を迎えていると予想される。
○我が国の将来を担う子供たちには,こうした変化を乗り越え,伝統や文化に立脚し,高い志や意欲を持つ自立した人間として,他者と協働しながら価値の創造に挑み,未来を切り開いていく力を身に付けることが求められる。
○そのために必要な力を子供たちに育むためには,「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんのこと,「どのように学ぶか」という,学びの質や深まりを重視することが必要であり,課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や,そのための指導の方法等を充実させていく必要がある。
国語科では,単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくりを中心として,子供自身の課題を解決する過程を中核に据えて,活用可能な確かな国語の能力を育成する授業改善が急速に浸透しています。その際,極めて難しいのは,子供主体の課題解決過程と,指導のねらいとする,当該単元で指導すべき指導事項等の確実な定着とを,どのように融合させていくかということです。
しかしこうした授業改革の課題に正対せず,安易にスキルの訓練や教師のもつ解釈を教え込む授業に後退するのでは,先に指摘されているような,変化の激しい社会を主体的に生き抜く力を育成することは難しいでしょう。
本特集では,「もっと学びたい!」という子供の主体的に学ぶ意欲を重視するとともに,それを原動力として子供自身にとっての「課題解決をすすめる授業づくり」の在り方の解明を目指します。とりわけ,育成すべき国語の能力が,単なる教え込みではなく,主体的な思考・判断を伴う課題解決の過程を経てこそ,確かなものとして定着するという点についても明らかにしたいと考えています。
本特集では,こうした「もっと学びたい!課題解決をすすめる授業づくり」をテーマに,子供たちが主体的かつ確かに言葉の力を身に付けていくことのできる,付けたい力にふさわしい課題解決の過程となる言語活動を位置付けた授業づくりへの提言と,具体的な実践例を提示することによって,全国各地において,国語科の授業改善を一層推進するための情報を発信していきたいと考えています。
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