解放教育 2001年8月号
自立と出会いを愉しむ ―余暇に生きる子どもたち

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解放教育 2001年8月号自立と出会いを愉しむ ―余暇に生きる子どもたち

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2001年7月
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
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目次

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特集 自立と出会いを愉しむ◇余暇に生きる子どもたち
今、求められる「余暇」体験とは―夏期休暇をどう楽しみ、生活をゆたかにするか
大平 滋
胃文化の旅
森末 哲朗
明日を拓く国際交流―日韓の中学生の出会いから
石田 精三
チャレンジサイクル(ピースサイクル)―言葉にならない大切なものに出会う時
伊藤 雅志
ユースプロジェクト「たまる・はまる・うまれる」―企画・発信する高校生
木村 修作
小特集 本誌創刊30周年特別企画〈続〉
今、歴史の分水嶺に立つ―解放教育の課題と展望
偏向の書『国民の歴史』への疑問
清水 正徳
これからの在日コリアン
金 泰泳
アジアに背を向ける歴史教育―「新しい歴史教科書をつくる会」中学歴史教科書を読む(中)
小沢 有作
エピグラフ
教育における階層分化労働市場 ―キー・ポイント―
〜『世界』編集部編『21世紀のマニフェスト』(岩波書店、二〇〇一年)一四三頁〜
座標
声明
ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会ハンセン病違憲国賠訴訟全国弁護団連絡会
【資料】ハンセン病国家賠償訴訟「熊本一審判決」に関する資料
多文化教育と解放教育の共通項
HREネットワーク結成10周年記念 バーバラ・フィンケルステイン教授講演会
林 伸一
「自己発見工房」―細うで奮せん記 (第1回)
高木 典子
大震災後の子どもたち (第2回)
兵庫県教職員組合
〈世界〉を読む・〈世界〉を感じる―異文化の風に乗って (第9回)
聴く
前平 泰志
調査に見る 素顔のいまどき高校生 (第2回)
未来を担う若者たちよ
鍋島 祥郎
授業づくり実践工房 (第12回)
初めての一年生担任(三野琴代)
豊田 ひさき
編集後記

編集後記

▽来年四月から、完全学校五日制が実施される。あらためて、子どもにとって、余暇とは何か、が問われているのではないか。構造不況で脱出口も見えず、金融不安は収まらず、社会的にも閉塞状況の中で小泉政権が出現した。だが、一方ではナショナリスティックな教育立国論が叫ばれ、他方では「学力低下」論がセンセーショナルに喧伝され、その原因に「ゆとり」や「学校五日制」があげられる始末である。かつて、ヨゼフ・ピーパーが著書『余暇と祝祭』のなかで、余暇は、単なる自由時間や休暇のことではなく、人間の在り方、内面の問題であり、忙しく働きすぎて自己を見失うことが怠惰であると喝破したことを想起すべきである。理性とは区別される知性の問題であり、コンテンプラチオ(観想)であるという主張が、編集子には鮮烈であった。訳者の稲垣良典氏が、すべての人間のための、人間としての自己実現を目標とする生涯学習の機会としてとらえるべきであると解説されていたが、卓見であったと思う。本特集も、夏休みなどの余暇に、子どもたちが仲間とともに、あるいは大人との出会いの中で、野外での冒険・探検などの自然体験や環境保護活動、遊びやボランティア活動などの社会体験、国際交流や異文化体験などの活動を、自らの手で計画し、実行するという自己実現の試みと心のゆとり、豊かさに焦点を当てて企画した。特集に当たって、大阪教組の新居晴幸さん、大阪府青少年会館連絡協の吉野修一さんのご協力を得た。

▽熊本地裁でのハンセン病国賠訴訟の全面勝訴判決にかかわる声明及び判決要旨、申入書などの資料の掲載は、らい予防法国賠請求訴訟を支援する市民の会の山下峰幸さんのご尽力によって実現した。国の控訴を断念に追い込んだ原告団・弁護団をはじめとする人間復権の闘いに敬意を表し、感謝申し上げたい。

▽本号より、「しごと総研」を主宰する高木典子さんの新連載が始まった。

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