- 特集 新しい進路支援の教育をつくる
- 今、なぜ若年者進路支援なのか?
- /
- 進路実態調査結果からみえてくるもの―『大阪の子どもたち 2001年度版』の発刊にあたって
- /
- 出会い・夢・無限大―いろいろな人の生き方や夢に出会おう
- /
- 児童・生徒の視点から小中連携のあり方を模索して―「中学校体験入学」の取り組み
- /・
- 夢をみんなの力で―高校授業体験
- /
- 出会いが進路を切り拓く
- /
- 中卒M君、不当解雇攻撃に立ち向かう
- /
- キャリア教育への挑戦―インターンシップの取り組み
- /
- キャリア教育への視点―「おかわりクラブ」の実践から
- /
- 【資料】公正採用・調査システム検討会議報告書―公正採用・調査システムの確立に向けての提言
- /
- エピグラフ
- 寓話―「仁吉」の時代へ
- 〜都留重人著『21世紀日本への期待』(岩波書店、二〇〇一年)、一三二〜一三三頁〜
- 座標
- 学校再生の可能性
- /
- 「自己発見工房」―細うで奮せん記 (第6回)
- /
- 調査に見る 素顔のいまどき高校生 (第8回)
- 効果ある人権教育をめざして
- /
- 図書紹介
- 『理科がおもしろくなる12話』(山口幸夫著)
- /
- 〜これからの時代を担う人たちに「こんな理科はどうですか」〜
- 【資料】大阪高裁が一審を支持し完全勝訴判決
- 芦屋市教委の処分は不当労働行為で裁量権を逸脱する違法な処分、処分取消を命ず
- /
- 編集後記
- /
編集後記
▽総務省の労働調査によれば、二〇〇一年九月、完全失業率が初めて五・三%、失業 者は過去最大の三五七万人に達し、今春卒業予定の全国の高校生の求人倍率は〇・六 一倍(九月末現在)で過去最低を記録し、雇用情勢は急速に悪化している。縮小した高卒労働市場からはじきだされた新規高卒無業者は、二〇〇一年三月現在、約一割(一三万人)、就職率も、一八・四%に低下した。中卒者の就職率は一%である。文部科学省も、ようやく学校教育と職業生活との接続を改善する具体的方策として、キャリア教育の重視を打ち出した。それは、「望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身につけさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育」を意味する。二〇〇二年四月より実施される新しい教育課程の、とりわけ総合的な学習の時間をも活用して、進路保障をめざすキャリア教育を創出し、地元公立小・中・高等学校と地域・関係機関との連携による魅力ある学校づくりを教育コミュニティづくりに位置づけ、さらに追究しなければならない。本特集では、職業選択の自由をめぐる情況および進路保障をめざす新しい支援システムのあり方と教育実践的展開に焦点を当てて企画した。
▽特集に当たり、大同教の新保真紀子先生、大阪市同教の西口清先生、大阪府立同研の林伸一先生、兵庫教育文化研究所の桜井輝之先生のご協力を得た。また、市立芦屋高校の勝訴判決の資料掲載では、原告の鈴木紀之先生のお世話になった。
▽今、わが国は六六六兆円の巨額の財政赤字があり、地方自治体のそれを加えると、一〇〇〇兆円を超えるという。戦後築き上げてきた生活基盤が根底から崩れるおそれがある。この危機的状況を生き抜くには、政府に頼らず、自分の力が最も発揮できる職業を探し、仲間をつくり、自分の足で立つしかない。危機対応できる力を育てることが、進路保障の喫緊の課題である。
-
- 明治図書