- 特集 授業技術習得三つのカベ(1時間、1年間、10年間のカベ)
- 1時間、1年間、10年間のカベ
- 「分った」つもりが「本当は分ってなかった」、「できた」つもりが「我流がいっぱいだった」 読んだカベ、やってみたカベ、習得するカベがある。
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- 三つのカベをこえられる教師
- 謙虚に強かに修業を続ける日々の中で授業の腕は磨かれる
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- カベをこえる段階では、向山氏の文章だけを読みこむ。向山氏以外の文章を読むと濁る。徹底して学べ。そして「TOSS授業技量ライセンス」を受ける。これが近道だ。
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- 第一のカベ「読んだ分かったが分かったつもり」だった
- 「なぜ、自分の授業は向山学級に近づけない?」この壁を乗り越えるすべは、サークルで自分の授業を斬ってもらうこと、身銭を切って講座に出かけライブで技能を学ぶことである!
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- 自分の未熟さ「分かったつもり」を教えてくれたのはすべて子供だった
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- 第二のカベ「本当の分かる」までの1年間
- 教科書の範読一つを取り上げても、向山氏との力量の差は圧倒的である
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- 身体に染みつくまで繰り返し繰り返し体感すること
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- 第三のカベ「できるまでに10年間」
- 「カベ」の向こうに広がる「素晴らしい世界」教師の醍醐味。
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- 第三のカベ「できるまでに10年間」を突破する3箇条は@授業力、A配慮、B継続力、である。
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- 授業開始の30秒が再現できない教師
- 自分自身の内に「カベ」はある。
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- 何気ない言葉・動作に授業の弱さが全て表れる。再現力をつけるには、模擬授業・授業検定しかない
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- 授業技術向上への挑戦・サークル
- サークルでバッサリ斬られるからこそ上達する
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- 「本気になること」それが授業技術向上の第一歩!
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- 模擬授業で授業技術向上に励む
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- 努力を目に見える形にする
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- わり算ビデオ再現大会!
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- 授業技術向上への私の挑戦
- サークルが教えてくれる私の弱点
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- サークルの模擬授業・校内の研究授業で力をつける
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- 初心を忘れずに教師修業に挑む
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- 模擬授業対決で学ぶ
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- ライセンスに挑戦する、挑戦し続ける
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- ミニ特集 スマートボード(インターネット授業)の偉力
- カナダ、アメリカ、イギリスで主流になっているスマートボードでの授業
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- これで子どもに背を向けない授業が実現する
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- スマートボードで視線をコントロールする
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- 「先生、それ、ものすごくいい!」
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- 黒板感覚
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- 授業参観で、子どもも保護者も喜ぶこの偉力
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- 五色百人一首の時と似た空気が生まれる
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- イラストでみる「学級経営の急所」
- 自分の得意なことをやってみる
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- 授業上達論 追補 (第150回)
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- 編集前記
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- グラビア
- 第28回向山型算数セミナー IN東京 ほか
- 総合的学習/英会話の授業
- 組み立ての順序に気をつけよう
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- 総合的学習/調べ学習の授業
- 初めて調べ学習をする時に便利なサイト〜リサイクルの授業〜
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 未来を担う子ども達に必ず知らせたい日本の食糧自給率問題
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- 総合的学習/まちづくりの授業
- 自分のまちの「こだわり」を見つける授業はこれだ!
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- 医師からの提言 特別支援教育への手がかり
- 「特別支援教育が必要な子をみつける」(その2)
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- 子どもの実像
- 八割の者が今年の「めあて」を持つ
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- 衝撃 教育技術学会発 算数学力調査
- やはり教科書中心の授業が基礎学力を定着させる
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- 授業のドラマ12ケ月
- 「力のある授業」は、どの子の心にも響く!(後編)
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- CO2削減の授業テキストで子どもが夢中!重要テーマを楽しく授業する
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- 向山型算数で平均90点突破 (第16回)
- MLでの学びがあったからこそ、自分も子どもも救われる
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- 向山洋一を追って (第76回)
- 〔第24巻〕『三年理科授業研究、さらに広がる教育実践』(4)
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- 向山実践の原理・原則 (第124回)
- 昔、何も知らない時、みんなが通った道〈我流を脱してプロの道に進む〉
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- 我がクラス 基礎学力への挑戦
- 文字指導のツメはこうする
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- 英会話・ボランティア教育への挑戦
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- 視写と聴写
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- 佐藤式工作法
- 作品が引き立つ展示の工夫―台紙と貼り方―
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- 授業の始まり3分間
- どの子もできる作業や簡単な問題をいきなり出す
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第160回)
- 保護者にも分かるTOSSの授業の良さ
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- TOSSインターネットランド (第112回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第148回)
- 計算タイルチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- 授業技量検定への挑戦
- 大切なのは、楽しみながら教師修業をすることである
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- TOSSノートで子どもが変わった
- TOSSノート・向山型算数ノートスキルで一時間目にノート指導をする
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- 時計よりも子どもを見よ
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- 熱中する体育授業
- 水泳なら臥し浮きから始めよう
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- 熱中「メチャブツケ」
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- できるためのキーワードは「スモールステップ」である
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- 五色百人一首で学級づくり
- 五色百人一首があるから、遅刻をしない。
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- TOSSのおかげで教師を続けることができた
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- サークルに参加して得たもの
- 屈辱の研究授業。果てがない。教師修業はそこから始まった。
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- 苦しみから解放されたTOSSとの出会い
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- MLで体育指導の技量を高める
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- 中央・関西・九州事務局日誌
- 中央事務局日誌
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- 関西事務局日誌
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- 九州事務局日誌
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- インターネット活用の授業参観・研究授業
- インターネットランドを使いこなして、参観授業を行う
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- TOSSデーのドラマ
- 『勇気と自信の泉』それがTOSSデー
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前記
▼授業技術を身につけるためには、誰でも通らなければならない三つのカベがある。
カベを通らなかった人は、どれだけ年月を重ねたヴェテランでも、教師としてはアマである。
▼アマの教師は、授業が下手であり、子ども達が熱中する授業をすることができない。クラス平均九十点も無理だし、五点、十点の子が百点をとることもない。
▼アマの教師は、クラスの混乱や子どもの反抗を、すべて他人の責任にする。
親が悪い、地域が悪い、前の担任が悪い、生徒が悪い、教師が悪い……責任は自分以外にあると考えている。
だから、いつまでもアマであり、我流の授業を続けるのであり、生徒に反抗される。
▼子どもが反抗するのは、子どもができないのは、教師の技量が低いからである。
教師自身に責任があるのだ。
▼「教室がどこかおかしい」「原因は何だろう」「どうしたらいいのだろう」と悩む人は本屋にかけつけ、解決方法の書いてある本をさがす。
クラスの混乱を認め、自分が何かしなくてはならないと思った人は、本屋に出かけ(人と相談し)本と出会う。
▼謙虚さのある人であり、責任感のある人であり、知的な人だ。「本屋で求める本をさがす人」は知的なのだ。
教師の中で、三割といないだろう。
教育雑誌を購入してない教師は多いのだ。
▼一冊の本と出会う。読んでボロボロウロコが落ちる。これまでの自分を反省する。
第一のカベを突破したのである。
本を読んで、ウロコボロボロ状態に一時間でなるが、そこまでの道のりは長い。
▼しかし、これは「出発点」にすぎない。
正しい進路の出発点に立ったのである。
本を読んで、分ったつもりになる。一部分はうまくいく。これまでの自分になかったことだ。しかし、どこかおかしい。
それが我流のためと気づき、ライブに参加をする。そこには「自分の想像を越えた世界」があった。かくして、本格的な修業が始まる。この時期が第二のカベだ。
▼子ども、保護者の感謝の声が届き始める頃、「私もあのようになりたい」とあこがれ、第三のカベへの挑戦が始まるのだ。
(向山)
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- 明治図書