- 特集 学力テスト算数B問題 徹底対応
- 学力テスト算数B問題 徹底対応
- 基本的な視点をふまえて対策を考える
- /
- 算数学力テストB問題 対応の五原則
- 向山実践を解明することで、B問題のほとんどに対応できるようになる。
- /
- 「算数学力テストB問題」対応の原点は向山実践に示されている
- /
- 算数学力テストB問題の傾向と対応
- 計算の工夫 向山型で考え方を説明するには、基本型からのシステムを構築せよ
- /
- 分解式と総合式の関係 式が人工言語であることを小学入学時から意識せよ
- /
- 数量関係のとらえ方 二つの技能を駆使して、グラフの細部や変化をとらえさせる。
- /
- さまざまな割合の比較 選択肢を「主語・述語」に要約し、不要な部分を「隠す」ことが対応の原則だ!
- /
- グラフの判断 向山氏の先見性がはっきりわかる
- /
- さまざまな面積の求め方 丁寧で注意深く行う子を育てよう
- /
- 数直線で文章題を解く 数直線・線分図で文章問題を解く
- /
- 面積図で文章題を解く 面積図をかいて割合の文章題を解く力を伸ばす
- /
- 学力テスト事前指導で練習した問題
- 難問・良問で学力テストに対応するTOSS STREAM
- /
- 向山型指導で、国語B、算数B問題にも対応できる
- /
- 予備調査の問題を解いてみよう
- /
- 学力テストで意識して学校(個人)が変わったこと
- 考えや説明をノートに書かせる授業を増やす
- /
- 普段の授業に、あと一歩の突っ込みを入れる
- /
- 日々の授業場面で考えさせ、いかに本気にさせるかが決め手
- /
- 学力テスト算数B問題
- ミニ特集 「名句百選」を授業する
- 千年後まで残る教材・教具「五色名句百選カルタ」を広めよう
- /
- 子ども達が初めて出会う俳句教材 お気に入りの一句を見つける
- /
- 「ほしいまま」を使って俳句づくり
- /
- 教室の空気がガラッと変わった、サークル選定の俳句を授業する。
- /
- 「かざす手のうら透き通るもみぢかな」大伴大江丸
- /
- 「木がらしや目刺にのこる海のいろ」で討論の授業
- /
- 江戸しぐさ「草主人従」を読みとる
- /
- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
- /・
- 編集前記
- /
- グラビア
- 基礎学力保証システムは脳の構造に合っていた ほか
- 初めての向山型授業
- 向山型算数/向山型算数を実践するならサークルに入るべし
- /
- 向山型国語/向山型で好きになった国語の授業
- /
- 新任教師A、教師にめざめる
- 初任時に誓った思いは、今も変わらない
- /
- 模擬授業への挑戦が自分を変え、授業を変える
- /
- どこ模が私を待っている
- /
- 向山型で作る楽しいボール運動
- オフ・ボールスキルでゲームを楽しむ
- /
- 〜サッカー2〜
- いじめの実態、いじめの背景
- トラブル解決の知恵を見直す
- /
- いじめ・学級崩壊に挑む
- 学び続けること
- /
- TOSS学生サークル前進中
- 夢を具現化できるのが学生サークル
- /
- サイクルを意識して成長する若草(わかぞう)
- /
- 向山型算数で平均90点突破 (第59回)
- サークル、セミナーで力をつける
- /
- 続・向山洋一を追って (第42回)
- 〔第33巻〕『新卒教師の授業上達論』(3)
- /
- 向山実践の原理・原則 (第167回)
- どんな組織、どんな仕事にも「標準」がある
- /
- TOSS授業検定F・E・D表挑戦
- ライセンスは、「教室の子ども達」のためにこそある
- /
- 技量検定で日々の授業を問い直す
- /
- 大失敗があったからこそ、意識することができた
- /
- 酒井式2007 (第6回)
- たらし込み二連発 その2
- /
- 〜子どもが喜ぶ木の「顔」〜
- つかみの15秒
- 「つかみ」は子どもが目にするすべて
- /
- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第203回)
- 教師の仕事
- /
- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 熱気にあふれる中高向山型国語での「どこ模」
- /
- このTOSS教材に助けられた
- 繰り上がり・繰り下がりがわかる、できるTOSS子ども百玉そろばん
- /
- ユースウェアの大切さに目覚めたとき
- ユースウェアがない! ユースウェアを作ろう!
- /
- 理科 実験・観察のポイント
- 水の電気分解を安全に効率よく
- /
- わくわく図鑑で、昆虫の不思議に迫る―足の退化したチョウ?―
- /
- リトマス紙を使う
- /
- 五色百人一首で学級づくり
- 子ども・保護者だけでなく多くの人を巻き込む
- /
- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 人生の壁はサークルで乗り越えられた!
- /
- サークルに参加して得たもの
- 三つの「P」を手に入れた
- /
- 中高、TOSSと出会って授業が変わる
- 支えてくれる人がここにいる。だから、続けられる。
- /
- 全国ネットワーク全国ML活動中
- TOSSランド建設とインターネット会議情報発信ML
- /
- 全国子どもTOSSデー
- 子どもも保護者もTOSSを待っていた!
- /
- スマートボード授業のドラマ
- スマートボードを使用した授業と問題解決学習の格差
- /
- TOSS型英会話で話せるようになる
- ハンカチがあればできる、楽しい4文ダイアローグ指導
- /
- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
- /
- セミナー案内
編集前記
▼兵庫県生田神社で開かれた会で講演をしてきた。県会議員、市会議員、代議士秘書の方々が三十名ほど参加して、地域の有力者の方々が二百名ほど参加していた。
▼戦後日本の教育では、伝統が断たれ、技術方法が蔑視され、日本中に自分勝手な我流が行きわたっていることを紹介した。
▼一週間前の国際学力調査で、理科、数学などが下がったのも当然であり、NHKテレビでは「このような授業が望ましい」ということで、埼玉の小森先生の授業を五分の長さで報じた。TOSS技量検定五段の先生で、理科教育日本一に何度も輝いた先生である。この映像も紹介した。
▼参加者がびっくりしたのは「算数の問題解決学習」「ガイド学習」の実態だった。
十二月になっても、ノートが一冊、二冊しか使われていない教室も多い。TOSS教師のクラスでは、五冊から十冊ぐらいまでいっている。
▼「教科書を使わない」「算数の教科書の問題が宿題にされている」「ノートにきちんと書いてない」という実態は、とりわけ議員の方々がびっくりされていた。
「我が子の算数ノートは、ほとんど使っていない」という参加者の声もあった。
▼私は、参加された議員の方々に、ぜひ議会で教育長に質問してほしいとお願いした。
「算数の教科書をきちんと使っているか」
「教科書の問題がノートにすべて、きちんと書いてあるか」
「現在、ノートは何冊目になっているか」
「以上を、すべての学校の校長に調査してもらい、報告していただきたい」
▼これこそが、学力を保障する確かな方法である。
できない子が救われる唯一の方法だ。
学級崩壊を救う手だてでもある。
▼多くの議員の方々が、賛同して下さった。
全国各地で、この動きを続けてほしい。三権分立でいうと、学校は行政の下にある。内部で改革できないのであれば、立法府、議会の力を借りるよりない。
▼学力問題Bに対応するには、まず、教科書の問題をきちんと学習し、どの子もできるようにすることが前提である。その上でのB問題への対応である。
(向山)
-
- 明治図書