- 特集 新算数・新国語 これから必要な授業方法
- 新算数・新国語 これから必要な授業方法
- 新しい方向は、子ども、教師を救う
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- 第一のキーワード「知識・技能を確実に習得させる」
- 履修型指導から習得型指導へ
- 習得型指導は「@うっとりする丁寧さAシンプルで美しい教材Bシステム化された授業」によって保証される。
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- ちゃんと「授業」せよ
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- エラーレス・ラーニングの指導
- エラーレス・ラーニングの原理を学び実践する
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- 向山型授業システムは、エラーレスラーニングの集合体である
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- できない子をできるようにさせる指導
- できない子をできるようにする指導法
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- できない子がいるのに次に進むなんて
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- 第二のキーワード「伝統的な言語文化の授業」
- 昔話や伝説などの読み聞かせの指導
- 読み聞かせと音読・暗唱で和の知恵を学ぶ
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- 原典にあたり、子どもに与えるのにふさわしい本を選び、授業化する
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- 短歌・俳句の音読や暗唱の指導
- 俳句や短歌を口ずさむ子を育てたい
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- TOSSの教材・教具が、教師の腕を支える
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- ことわざ・慣用句・故事成語の指導
- 暗唱カルタ活用で難なく暗唱!
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- 低学年から、すり込んでいく
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- 古文・漢文・擬古文の指導
- 「みおつくし暗唱詩文サイト」を使う
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- 子どもが挑戦したくなる古文漢文の暗唱指導
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- 第三のキーワード「算数的活動の指導」
- 整理して表す活動の指導
- 整理せざるをえない場面で工夫させる
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- TOSSワーク「表グラフ図解読み取りスキル」を用いて知識や技能を伸ばそう
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- 言葉・数・式・図・数直線などで考え説明する活動の指導
- 向山型算数実践は算数的活動とリンクしている
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- 型通りに説明するから理解が深まる
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- 測定したり、性質を調べる活動の指導
- 算数的な活動の3条件を常に意識せよ
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- 活動をステップ化して発想を広げていく
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- どのような関係にあるか調べる活動の指導
- 円を描く体力派も、表で表す頭脳派も活躍する算数的活動
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- 「向山型」は、「リンク」している。
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- ミニ特集 ケニア高校生アニャンゴのよさこい札幌パレードのドラマ
- 「恵理子、大統領就任式にワシントンに行こう」
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- 日本とケニアの若者が架けた未来への大きな橋
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- 「ニャティティソーラン」舞台裏 『情熱』は乱れまくった!
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- 日本との友好と信頼を築くことができたことに感謝申し上げたい
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- 素晴らしい出会いが奇跡を生み、その奇跡が更なる新しい出会いをつくった
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- 奇跡が起きた! 否、起こしたのだ!
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- 日本ケニア教育文化交流事業2008実現への一場面
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山型は基礎学力を保証する学習システムだ ほか
- 教師人生を歩み始める後輩へ伝えておきたい珠玉のことば
- 志高く夢を大きく描け
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- 向山氏の著書を読み解く方法を知らなくちゃ
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- 新任当時の挫折をこうしてのりこえた
- 社会科恐怖症からの脱出
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- ネバーネバーネバーギブアップに励まされて
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- 授業の秘訣
- 授業の初歩的な技術と技能(三)
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- 「行為」の「意味」を語れ
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- 子どもをめぐる環境の変化
- 万引調査結果をどう読みとるか
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- TOSS学生サークル前進中
- 『継続』が力になる。
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- TOSSで広がる私の可能性!
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- 挑戦すること
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- ワンポイント 向山実践
- 向山型は、その時代の最新課題を突き詰めてきた
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- 向山型漢字習得システム・活用スキルの授業
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- 続・向山洋一を追って (第53回)
- 〔第41巻〕『プロ教師による教育課程編成=学校づくり』
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- 向山実践の原理・原則 (第178回)
- 毎時間の形式的挨拶は、子どものストレスを増大させる
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- TOSS授業検定
- 目線/受検して学んだこと
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- 言葉を削る/声が通らなければ、明確にならない
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- 発問・指示/自分の授業を録音し、聞かなければ、いつまでたってもうまくはならない
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- 佐藤式工作法
- 授業過程の構造図
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- 〜創作プロセスが一目でわかるように〜
- 私が助けられた教育技術
- 「持ってこさせて見る」だけではいけなかった
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第214回)
- 感謝!
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- TOSSランド (第164回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第200回)
- 金・銀・銅チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ドキドキしながらTOSSサークルに入った
- 確実な進歩を感じられる日々
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- このTOSS教材に助けられた
- くるりんベルトが鉄棒嫌いの子を動かした
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- 教材には正しい使い方がある
- 五色百人一首を『毎日やる』ことで負けを受け入れられるようになった健二君
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- 観光立国教育
- 「シリアルノミネーション」という概念を活かして授業を構成する
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- 世界遺産と観光立国 V
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- 観光立国教育にも連携の視点が必要である
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- 五色百人一首で学級づくり
- 五色百人一首で、本当にクラスがまとまった!
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- 名句百選かるた、名文名詩かるたで学級づくり
- 五色名句百選かるた
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- 〜高学年では知的に授業する〜
- チャレランの復活
- 家族まで巻き込むチャレラン・ペーパーチャレラン
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- チャレラン種目の紹介
- 紙飛行機は手先の器用さ
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- 最先端の教育研究
- 年賀状/年賀状教育はコミュニケーション能力を育てる
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- 全国ネットワーク一覧表
- 1月・女性教師ML/女教師だけが参加し、全国組織でつながるML
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- 体験的基礎学力向上の決めて(算数)
- ノートに指示通り書ける力をつける
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- 体験的基礎学力向上の決めて(国語)
- 優れた教材で基礎学力を保証する
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前記
▼新しい学習指導要領に「習得」という言葉が入ってきた。
これは「小学校で落ちこぼしてしまう現状」を解決するための方向だ。
▼算数のクラス平均点七十八点ぐらいだと、三割ぐらいの子を落ちこぼしている。
市販テストで、クラス平均九十五点なら大丈夫。九十点でも合格だろう。
▼クラス平均を上げるには「できない子をできるようにする」ことが必要だ。
クラスの中に、テストで五十点以下の子がいたら、平均点は下がる。
▼「発達障害の子およそ一割」「境界知能の子、およそ十五パーセント」といわれる。
つまり、三割近い子は「腕のいい教師」が必要とされている。
▼「腕がよくなる」ためには、授業の名人のような人に、三年間ぐらい習う必要がある。授業の名人とは「自分でやってみせる、すぐに代案をやってみせる」人のことである。口だけの人は駄目だ。とてつもなく下手な教師が口だけ達者になる。
▼我流の教師のクラスでは、三割近くが落ちこぼれる。市販テストの平均が八十点そこそこぐらいだ。
▼算数の問題解決学習をやっているクラスは、もっと悲惨だ。三割近い発達障害の子、境界知能の子を、すべてスポイルしている。
将来、自立できる子どもを、自立させなくしているのだ。
その意味で、算数の問題解決学習は、犯罪的だ。
▼算数の問題解決学習を推進している先生が、向山を裁判に訴えてくれるといい。
私は、山のような証拠の資料を示して対応する。喜んで裁判に応じる。
▼だから「算数の問題解決学習から、算数の全員習得学習へ」が、これからのメインスローガンになる。
▼国語にも「伝統的文化」の指導が大きく入ってきた。
私は、新卒の時からずっと指導してきた。
五色百人一首、五色名句かるた、暗唱詩文集、名文直写スキルなどの教材を作ってきた。実践記録集にその証拠が残っている。
▼「そんなのやるな」と声高に言ってた教師もいたけれど、時代は私の授業の方向へ傾いてきた。
(向山)
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