教室ツーウェイ 2009年10月号
新 授業の原理・原則

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教室ツーウェイ 2009年10月号新 授業の原理・原則

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年9月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新 授業の原理・原則
新 授業の原理・原則
授業が上手な先生は言葉がシンプルで短い。駄目な先生ほど話が長い。
向山 洋一
授業の原理・原則とは何か
「教えて、ほめる」とよい
吉永 順一
新 授業の原理・原則10ヶ条
1 一時間の授業に安定した流れがある
安定した流れのある授業とは何か。向山氏の授業録音を分析し、繰り返し聞き、その流れを体得すること。
谷 和樹
授業の導入・終盤の型をつくる
師尾 喜代子
2 発問指示は何度繰り返しても同じことばで言える
同じ言葉だから、子どもは分かる
松崎 力
向山洋一氏の発問・指示は、必然必要の連続。揺るぎがない
井上 好文
3 作業指示・活動指示が明確である
明確な指示→確認→褒めるのサイクルで崩れから脱出する
松藤 司
絶対の条件「一時に一事」
松垣 和年
4 説明がシンプルであり言葉が極めて短い
説明をシンプルにするための方策
河田 祥司
説明は、長くても三十秒以内と意識せよ。通常、十秒で完結する。
甲本 卓司
5 個別評定があり多くの子をほめている
多くの子を力強く褒め、認める個別評定
手塚 美和
「できたらもってらっしゃい」
根本 直樹
6 きれいでていねいなノートを全員が書いている
ノート指導の第一歩
川中 朋子
趣意説明・型・波及効果がキーワード
間嶋 祐樹
7 授業の流れが骨太であり脱線をしない
授業の流れを骨太にするには教師の見通しが必要である。
畑屋 好之
授業から逃げているから脱線する
渡辺 喜男
8 変化のある繰り返しで全員を習得させている
飽きずに繰り返させるために
杉谷 英広
変化のある繰り返しが知的好奇心を引き出す
太田 恵子
9 授業時間がのびない
1秒だってもったいない!
岡 惠子
どんな状態でも終える、と決意する
桜木 泰自
10 いつも笑顔で子どもをどならない
「どならない」という覚悟が指導法の工夫を生む
森川 敦子
「笑顔でほめる」ことが教師の基本だ
小貫 義智
私が授業に開眼したとき
『授業の腕をあげる法則』が正しい方向を示してくれた
並木 孝樹
検定を受けて授業が変わった!
兼田 麻子
出会いから始まった授業へのあこがれ
前田 道子
サークルは「言葉を削る」修業の場
津下 哲也
子どもの一言から始まった教師修業
戸村 隆之
授業の原則十箇条をシールにして、教卓に貼り付けて授業した。
平瀬 公士
新任教師 授業の原理・原則を身につける努力
「正しい方向」で、修業を「積み重ねる」
堂前 直人
指導に困ったらとにかく記録する
津下 哲也
万難を排してセミナーやサークルに参加せよ。
梶野 修次郎
原実践どおりの追試にこだわる
中村 智治
ミニ特集 教材の上手な活用方法…ユースウェアで効果倍増
教材は、正しい使い方(ユースウェア)で活用するから学力がつく。(我流では駄目である)
向山 洋一
手順を踏むだけではユースウェアが泣く
大森 修
「*定規の使用と計算スキル*」ユースウェアの重視が「教えてほめる」ことにつながる
千葉 幹雄
あかねこ漢字スキルのユースウェア 点数発表方式で点数がだんぜん上がる
神谷 祐子
ほめて望ましい方向を示すこと
迫田 一弘
「漢字スキル」を使って新出漢字を確実に覚えさせる
勇 和代
ほんのちょっとの工夫次第で学力向上 定着と段取りがキーワード!
西岡 美香
全国ペーパーチャレラン (第209回)
問題A「たして10チャレラン」
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
問題B「○×迷路チャレラン」
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ランキング
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
編集前記
向山 洋一
グラビア
間違った対応は子どもを不幸にする ほか
新学習指導要領への対応講座
新学習指導要領への対応講座
社会科の見取り図(その2)
谷 和樹
PISA型読解力の授業
PISA型読解力を高める討論の授業
椿原 正和
伝統文化の授業
漢詩の授業の組み立て 教材の取り合わせを考える
森川 敦子
習得する算数授業
具体と抽象をつなぐスケッチアップ
木村 重夫
最新調べ学習観光立国
ついに発刊!『世界にほこる私の国・観光立国ニッポン』
杉山 裕之
感動の理科教育
百年に一度のチャンス
吉原 尚寛
熱中して話せる英会話授業
ここでも授業づくりの腕が試される外国語活動
渡邉 憲昭
子どもが学んでいく音楽授業
一拍振りができれば、どの子も指揮ができる
関根 朋子
発達障害の子が熱中する授業・教材
安定した流れの授業と、みんな合格の個別評定
大場 寿子
子どもを捉える流行の歴史 (第7回)
子どもの流行のサイクルはどのくらいか
明石 要一
親が変わらなければ、子どもは変わらない (第7回)
母親は強しB
長田 百合子
TOSSビギナーズ講座
TOSSビギナーズ講座
出来ない子を出来るようにする「バスケットボール」の授業。
伴 一孝
地球環境教育
地球環境問題に欠かせない定義とポイント
川原 雅樹
ボランティア教育
老人ホーム訪問には、拡大したペーパーチャレランがお薦め
鈴木 崇之
ライフスキル教育・エイズ教育
練習でコミュニケーションスキルを身に付ける
東條 正興
分析批評の国語授業
「国語授業の断片を拾う」が、ターニングポイント
大森 修
ペーパーチャレランを使って
どの子も巻き込む可能性がある
吉川 誠仁
全員とびばこ跳べた、全員満点のテストが続出
子どもの気持ちを前向きにする跳び箱ドラマ
徳本 孝士
地球温暖化を解決する日本の最高技術の環境セミナー
気候変動問題を授業する
勇 眞
アスペルガーの生徒の教育 翔和学園
ゲームよりも仲間が大事と思えるように
田中 香織
学級崩壊を救った五色百人一首と大会
教師と子どもの心をつなぐ五色百人一首
小松 俊介
熊本海浦小 学校の全員が必達目標の学校づくり (第7回)
教師の意識改革
吉永 順一
〜職員を変えた椿原氏の飛び込み授業〜
酒井式2009 (第4回)
ほめる場面を創り出す
酒井 臣吾
続・向山洋一を追って (第62回)
[第47巻]『発問一つで始まる「指名なし討論」』
戸塚 雅昭
向山実践の原理・原則 (第187回)
TOSS・総務省、町づくり教育へ協力
向山 洋一
新任当時の挫折をこう乗り越えた
授業が勝負! 万策が尽きるまで行動せよ!!
田口 峰子
「出会い」が教師人生を大きく変える
豊田 亮平
TOSS教材 ユースウェア講座
【PISA型読解力育成スキルシリーズ】何をすべきか一目瞭然!教師の説明を極力減らし児童が自ら意欲的に取り組み力をつけるシリーズ
近江 利江
九九の指導は「TOSSかけ算九九計算尺」
山下 理恵
研究授業講座
学校における研究を重視する
高山 佳己
研究会の講師は授業を通して主張する
松本 俊樹
やってはいけないこんな指導
予定変更を極端に嫌がる発達障害児がいる
槇田 健
犯罪的な「学び合い」学習の実態
太田 聡美
TOSS・前進中
学生サークル/TOSSで学んでいたからこそ実践することが出来る
有平 沙織
TOSSサークル紹介/みんなで力をつけよう「TOSSお茶しましょ」
永山 祐
TOSSサークル紹介/模擬授業と特別支援Q&A演習……時間があっという間に過ぎる例会
越智 鈴穂
TOSSランド案内/新学習指導要領対応コンテンツを活用し、作成していこう
山田 仁
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
セミナー案内

編集前記

▼学生時代から願っていたあこがれの教師になった若い人が、五月連休の頃には音をあげている。

 クラスが、混乱状態だからだ。

▼長い間、上手にクラスをまとめてきたと思われるヴェテラン教師が、教室で毎日のようにどなり散らしている。

 やんちゃ君達に手を焼いているからだ。

▼原因が分り、その対策をしていけば解決できるのだが、原因をさがそうとしなかったり、とんでもないことを原因にしているために、クラスの荒れは、ますます激しくなっている。

▼新卒教師が、管理職から「甘いからいけないんだ。もっときびしくやりなさい」と言われ、大声で叱りつけているうちに、クラス全員から反乱されてしまった例も多い。

▼五十歳をすぎると、「もうやっていられない。退職したい」という人がけっこういる。

▼反対に「教師になってよかった。毎日が楽しい」と充実した生活をしている新卒教師や、「あと残り八年間の教師生活を、もっと勉強して、いい授業をしたい」と、いきいきとすごしているヴェテランもいる。

▼暗い教師人生と楽しい教師人生の違いは「教師自身の勉強」の違いである。

▼研究授業を逃げまわったり、教育書をほとんど読まなかったり、身銭を切ってセミナーに行ったことのない人の多くは、暗い人生を送る。

▼自分が研究授業をしたり、「これはいいと思える教育書」を読んだり、身銭を切ってセミナーに出たりする人は、楽しい教師人生を送る。

 子どもや、親に感謝され、県内にも、全国にも、多くの友人が生れる。

▼教師が勉強して教師が変わるから、授業が変わるのである。授業が楽しく、知的で、テンポよくなれば、子どもが変わる。

▼教室が荒れる教師は「自分が変わらないで、子どもを変えよう」としているのだ。これは、失敗する。これでは駄目だ。

▼本号では、それでは「授業の原理・原則」というのは、どういうことなのかを十ヶ条出した。また、先生方の体験を紹介してもらった。

(向山洋一)

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