- 特集 新 崩れる学級を防ぐ教師の統率力
- 新 崩れる学級を防ぐ教師の統率力
- 裏文化が支える学習・活動に子どもは熱中し、協力するようになる
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- 集団を統率する原理
- 統率術を学び、子どもの心をつかめ
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- 統率するための基本原則
- 楽しく分かる授業をする
- 楽しい授業の前に「楽しいこと」をする
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- 「教えてほめる」だからみんな百点になる
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- 熱中する学習ゲームをする
- 学級を統率する必須教材ペーパーチャレラン
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- 五色百人一首で学級を作る
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- わくわく図鑑で全員を巻き込む
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- できない子をできるようにする
- できた!の連続が学級を変える
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- だれもができることから取り組ませて成功体験を積ませ、大げさにほめていく
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- 崩壊へのシグナル・アドバルーンへの対応
- 最初を見逃すな!
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- 短く毅然と叱る
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- あくまでも全員の原則を守ること
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- 崩壊へ一直線
- 話が長く、わかりにくい
- 一時に一事・モデルを示す・モノを示せ
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- 長い話と決別する決意をしよう!
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- 給食が弱肉強食になっている
- 給食のルールは、教師が決める
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- 「おかわり」を教師が仕切る
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- 約束を破る
- 向山氏提唱 新教師の入門心得その3「子どもたちとの約束は、絶対に守れ」
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- 崩壊の足音が鳴り始める時
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- 算数ができない
- 「問題解決学習」をやめ、丁寧にノートをとらせることから始める。
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- 子どもが集中する向山型算数
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- 私がクラスを統率するようになれたきっかけ
- 一年目の「本」、二年目の「セミナー」、そして四年目の「サークル」
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- 「放課後の孤独な作業」に救われた!
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- 生徒のエネルギーとの闘い
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- あの子が素直になった
- 子どもは知的なことが好き
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- 変化の兆しを見抜けた一瞬
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- 教師の授業力と心が試されている
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- ミニ特集 授業導入 最初の15秒をどうするか
- 一年間で千回の工夫が授業の腕を上げる
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- 中学ではチャイム3分前が勝負
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- ワンクリックで授業に巻き込む
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- 十五秒で授業内容を示す
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- 最初の15秒に限定して練習する
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- Aさんが教えてくれたこと
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- チャイムがなったらすぐ開始
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- 全国ペーパーチャレラン (第210回)
- 問題A「ブーメランチャレラン」
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- 問題B「東西南北チャレラン」
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- ルール・応募方法
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- ランキング
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- 編集前記
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- グラビア
- 最先端技術を教育の場へ すべての子どもたちが自立する力をつける ほか
- 教師のダメな言葉遣い (第1回)
- あなたは大丈夫? ついつい使ってしまう「教師の言葉NG集」
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- 新学習指導要領への対応講座
- 新学習指導要領への対応講座
- 単元学習とは何か(その1)
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- PISA型読解力の授業
- 中国の絵本【桃太郎】の読み聞かせから
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- 伝統文化の授業
- 「今昔物語集」を読み聞かせる
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- 習得する算数授業
- 向山型算数こそが、全国学力調査B問題を乗り越える
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- 最新調べ学習観光立国
- 子ども達が発信する「ふるさと便り」
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- 感動の理科教育
- 「局面が限定」されるから、子どもは熱中する
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- 熱中して話せる英会話授業
- 状況設定で楽しみながらいつの間にか会話練習
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- 子どもが学んでいく音楽授業
- 音楽の「要素」を、体に取り込んでいく授業
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- 発達障害の子が熱中する授業・教材
- 輪郭漢字カードで、漢字指導の三つの壁を越える
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- 子どもを捉える流行の歴史 (第8回)
- 「言葉遊び」の名人が人気者
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- 親が変わらなければ、子どもは変わらない (第8回)
- 現場に巻き起こる麻痺と錯覚@
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- TOSSビギナーズ講座
- TOSSビギナーズ講座
- 知的で楽しい「詩」の授業
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- 地球環境教育
- 地球環境教育に空間的・時間的な視点を入れる
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- ボランティア教育
- 優れた先行実践を学ぼう
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- ライフスキル教育・エイズ教育
- やんちゃな子でも心を開かせるライフスキルの授業
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- 分析批評の国語授業
- 言葉にひっかかる授業と分析批評との核融合
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- ペーパーチャレランを使って
- 10分間で学級をわしづかみ
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- 全員とびばこ跳べた、全員満点のテストが続出
- 授業参観で漢字テスト全員百点達成!
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- 地球温暖化を解決する日本の最高技術の環境セミナー
- 次世代のあかりを日常の生活の中から考える
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- アスペルガーの生徒の教育 翔和学園
- 仲間と一緒に踊りを練習する中で「第二の故郷」を見つけたAさん
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- 学級崩壊を救った五色百人一首と大会
- 毎日続けることで子どもの事実は創られる
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- 熊本海浦小 学校の全員が必達目標の学校づくり (第8回)
- 習得型への転換を図る
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- 佐藤式工作法 (第46回)
- デジカメ紙しばい
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- 〜地域の昔話を紙粘土で〜
- 続・向山洋一を追って (第63回)
- [第48巻]『同僚・教え子が証言する向山洋一論』
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- 向山実践の原理・原則 (第188回)
- 免許更新制の廃止は学級崩壊を促進する
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- 新任当時の挫折をこう乗り越えた
- 持ち上がりで味わった苦悩
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- サークルに行け! そして継続しろ!
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- TOSS教材 ユースウェア講座
- 【五色百人一首】発達障害の児童が100回やって「負け」を認めた報告が全国から続出。最初の指導に立ち返り、特別支援を要する児童への配慮などを再度チェックすべきである
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- 五色名句百選かるたで伝統文化に親しむ秋
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- 研究授業講座
- 指導案・研究報告は大作主義で臨む
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- 5年生の国語授業のひとつの「峰」が「冬景色」の授業
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- やってはいけないこんな指導
- 怒鳴らない、雑音を消す、ボリュームを絞る
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- 同じやるなら子どものための研究を
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- TOSS・前進中
- 学生サークル/新しい仲間との出会い
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- TOSSサークル紹介/サークルは続けてこそ意義がある
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- TOSSサークル紹介/『教師修業十年』読み合わせは新しい気づきが生まれる
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- TOSSランド案内/TOSSランドで冠婚葬祭・年中行事を子どもに語る
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前記
▼学級崩壊は、私が教師になった頃より、明らかに急増した。
学級崩壊は、どの地域のどの学校でも見られる日常的な現象となった。
▼四十五年昔は、新卒教師の一部にだけ見られる現象だった。三十五年昔は、新卒教師に共通して見られる現象となった。
▼それが、二十五年昔には、一部のヴェテラン教師にまで広がった。この当時、私は「学級崩壊」という言葉を作り、「教室ツーウェイ」誌で特集した。
▼原因は明らかだった。第一に、授業の技量が低かったのである。子ども達は「分らない」「つまらない」と反乱した。
▼それに対して、教師の方は「どなる」「叱る」「無視する」という、とんでもない対応をした。これは「発達障害の子」には、最悪な方法であり、事態を更に悪化させた。
▼この頃から、もう一つの問題が激化した。いわゆる「問題教師」が、毎年毎年クラスを崩壊させ、問題教師をかかえた学校はテンテコ舞になった。
▼どこでも打つ手はなく、問題教師はタライまわしにされた。教師なら、誰でも知っている事実である。
▼この事態に対して、ようやく一つの解決方法が作られた。十年毎の免許更新制である。これは「チェック機能」と「教育機能」の二つが内包されていた。
▼ところが、担当した教育系大学の多くは、「役に立たない」「自分が昔大学で習ったこと」を、そのまま講義をしていた。
▼教育学部は、現実の大問題への対応力がほとんどなかった。民主党の中に生き残った日教組の議員は「免許更新制」の廃止を打ち出した。もし実施されれば、問題は、そのまま残り、「問題教師」が投げかける教育界の大問題は、そのままとなる。
▼学級崩壊になる原因には、授業技量の低さと共に、もう一つの原因があった。
▼それは、「統率力の欠如」である。
教室には、子ども達が集団でいる。集団はエネルギーを持っている。
▼子ども集団のエネルギーをまとめ、動く方向を与え、前進させる力が必要だ。
それが統率力である。
▼優等生であった女教師に、とりわけ欠けている能力である。それを特集した。
(向山洋一)
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- 明治図書