- 特集 “全体指導と個別指導”使い分けの原則
- 子ども集団に“ナメられた?!”新卒時代赤裸々エピソード
- 囃したてられたが、舐められたことはない
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- “ナメられた”自覚ゼロだった私
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- 若さの華を勘違い? 思い上がったら没落が始まる
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- 教育史からフォーカス!“全体指導と個別指導”
- 「全体指導」と「個別指導」はともに個々の子どものために!
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- 転換期の指導力
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- 今の時代にフォーカスした一斉授業の技の開発を
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- 集団過程における子ども理解に基づく全体指導と個別指導―安東小のカルテと座席表に学ぶ―
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- QAでチェック!“全体指導と個別指導”あなたの指導力はOK?
- 学級崩壊への分かれ道―あなたはどう対応する?
- Q:指名はいつも同じ子どもからでもOK?―私はこう対応した!/A:“指名”―全体を意識した指導技術はこうだ!―
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- Q:全体発問なのに特定の子どもしか答えないけどOK?―私はこう対応した!/A:“発問”―全体を意識した指導技術はこうだ!
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- Q:ノートチェックで行列になったらどうする?―私はこう対応した!/A:“ノートチェック”―全体を意識した指導技術はこうだ!
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- Q:質問を連発する子どもにいちいち答えてOK?―私はこう対応した!/A:“話し方”―全体を意識した指導技術はこうだ!
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- Q:全員のいる中で一人の子どもを叱ってもOK?―私はこう対応した!/A:“ほめ方・叱り方”―全体を意識した指導技術はこうだ!
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- Q:テスト返しで個別コメントは必要?―私はこう対応した!/A:“テスト返し”―全体を意識した指導技術はこうだ!
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- やんちゃ君への指導場面―あなたはどう対応する?
- Q:暴言・暴力で授業妨害をする子どもがいる場面―私はこう対応した!/A:“個と集団”の優先順位―正しい判断はこうだ!
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- Q:しらけた行動でみんなのやる気をそぐ子どもがいる場面―私はこう対応した!/A:“個と集団”の優先順位―正しい判断はこうだ!
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- Q:気に入らないと活動に待ったく参加しない子どもがいる場面/A:“個と集団”の優先順位―正しい判断はこうだ!
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- Q:まわりの友達にすぐちょっかいを出す子どもがいる場面―私はこう対応した!/A:“個と集団”の優先順位―正しい判断はこうだ!
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- “影響力をもつ子ども”を味方にする!集団づくり成功のワザ
- “やんちゃな子ども”がいるクラス―集団づくり成功のワザ
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- “女子が力をもつ”クラス―集団づくり成功のワザ
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- “いつでも優等生”がいるクラス―集団づくり成功のワザ
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- “教室話型が常態化した”クラス―集団づくり成功のワザ
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- 学級安定度を察知する!アンテナと対応術
- 子どもの日記―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- 靴箱―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- 休み時間―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- 掃除―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- 全校朝会―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- 係活動・当番活動―学級安定度を察知するアンテナと対応術
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- イベントで団結力がイッキに深まる!集団活動の取り組み方アイデア
- 校内合唱コンクール―クラスの団結力が深まる取り組み方アイデア
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- 運動会―クラスの団結力が深まる取り組み方アイデア
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- 卒業制作―クラスの団結力が深まる取り組み方アイデア
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- いじめにつなげない!思いやりの集団づくり
- はじめてのメガネ―いじめにつなげない集団づくり
- いじめのきっかけは教師がつぶす
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- 嘔吐してしまった―いじめにつなげない集団づくり
- 教師の行動でいじめを防ぐ
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- アレルギーのある子ども―いじめにつなげない集団づくり
- 学級に「あの子だけ残してもいいのか?」という意識をつくらせない
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- 転校生がきた―いじめにつなげない集団づくり
- 転校生への対応は最初が肝心である
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- 小特集 頭と体を動かそう!業間に使える“5分間ゲーム”
- 低学年
- “まねっこゲーム”―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- 「大きく三つ小さく三つ」「庄屋・猟師・狐ゲーム」―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- 中学年
- ちょっとした時間に取り組む“集中するゲーム”&“チームワークづくりのゲーム”―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- “みんなでジャンプ”―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- 高学年
- “じゃんけん・シリーズ”―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- “ドン・ジャンケン”―頭と体を動かす“5分間ゲーム”
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- 中学
- “天下統一 ジグソーゲーム”
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- わがクラスの表現活動 (第3回)
- 年間を見通して造形力を身につけさせる
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- わがクラスの集団遊び&学級イベント (第3回)
- 係活動/学級イベント
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- わがクラスの“裏文化&マイブーム” (第3回)
- 子どもの流行は保護者との接点
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- 表紙&目次の絵 (第3回)
- すべての子が美しく楽しい作品を仕上げる「花さき山」
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- 戦後授業実践史のキーワードを問い直す (第3回)
- 「百マス計算」―習熟と意欲の間
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- 意欲を育てる教師の言動・駄目にする言動 (第3回)
- いじめは準備指導が必要
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- 保護者を味方にする中学教師の仕事術 (第3回)
- 子どもが変わり、保護者が変わる
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- 勉強マンガ 東大生が教える勉強クリニック (第3回)
- 【今月の相談】「時間がある休日こそダラダラしちゃいます…」
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- 若手がインタビューわが校の誇り!“地の塩の教師”―その教育信条 (第3回)
- モンスターペアレントを激変させた先輩教師の信念と姿勢に学ぶ
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- 授業と学級づくり=できる教師の“今月の布石” (第3回)
- 小学1年生/授業のシステムをつくっていく
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- 小学2年生/森信三氏の「再建の三大原理」に学ぶ
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- 小学3年生/学級の土台が完成しているのかを確認し、より文化的な学級づくりへと発展させよう
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- 小学4年生/叱るときは集団の中で。ワクワクするイベントを設定し、魔の6月を乗り切る
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- 小学5年生/子どもたちの人間関係を先読みするメッセージ
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- 小学6年生/学級のほころびを乗り越える
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- 中学/黒板は生徒のライブステージ
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- 中学/1学期半ば。生徒との関係をチェックリストで自己点検
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- 今月の学級行事・学校行事 リフレッシュ提案 (第3回)
- 小学校/プール開き“ちょっと楽しい活動”
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- 中学校/中体連、「別れ」と「出逢い」を教える
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- 授業づくりをこうマネジメントする (第3回)
- ペアやグループは「何」のため?
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- 〜6月の問題提起を読み解くために〜
- 1 ペアやグループは「何」のため?
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- 2 活動の後に「何」を用意するか?
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- 編集後記
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編集後記
学校の歯科検診。「はい、口を開けて」と言われて、口の中を金属のへらが一周したと思ったとたん、「はい、いいよ。口閉じてイーとして」「はい、終わり」。これで30秒もたっていないでしょうか。それでも100人いれば1時間近くはかかる訳です。
この高速健診の秘密ですが、実は「前歯の裏を見れば全ての歯の状況が大体分かる」のだそうです。確かに、見えづらい場所まで丁寧に磨いている子どもは、他の場所も当然きちんと磨けている、なるほどと思いました。
これも、何十人、何百人を相手にしているからこその方法だと思いますが、教師は常に1対30〜40人を相手にしている仕事。このように、全体を意識した個別への指導スキルを色々身につけていなければ、日々、統率していくことは難しいのではと改めて感じます。
一人一人はとってもよい子なんだけど、何人か集まったとたんに……。たった一人の子どもが原因で学級崩壊になった……。集団の持つダイナミックさを理解するには、「1+1=2」の固定観念から脱却することがスタートでしょうか。
「いずれにしても集団で学習するのが授業である以上、集団のもつプラス・マイナスの機能を十二分に射程に入れることが教育技術活用にも必要だ!」とは、本誌の元雑誌である『授業研究21』1991年10月号特集「『集団を意識した教育技術』の開発」の編集後記です。20年以上たった今でも、そのまま問題提起できるテーマであると感じ、本号では様々な指導場面における「前歯の裏」なるポイントをご紹介頂きました。
(木村 悠)
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- 明治図書