総合的学習を創る 2002年2月号
子どもに伝える“総合の授業イメージ”

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総合的学習を創る 2002年2月号子どもに伝える“総合の授業イメージ”

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2002年1月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもに伝える“総合の授業イメージ”
総合の授業像―理想と現実の中で“将来像”を考える
固定した枠ではなく「総合」本来の学問と学習の方法論の確立をめざす
浅沼 茂
身近なことから世界が見えるものを追究すること
有田 和正
学校プランと総合の成果が鍵
家光 大蔵
生活者としての内発的成長力を高める
今谷 順重
子どもに任せて責任転嫁するな!
野崎 史雄
課題発見・課題設定にこだわりたい
廣嶋 憲一郎
総合の授業を通して、子どもの心にふるさとづくりを
古川 鉄治
教師の指導性と評価に質的変化を
水越 敏行
教師のアクションを明確に
山口 幸彦
総合の授業イメージ―私が描く授業像はこうだ!
自らの問題解決になっているか。そこでは失敗や遠回りも学んでいるか
加藤 明
企業づくり・企業活動としての総合学習
山根 栄次
子どもの内なる力が発現する授業
平野 朝久
課題の再構成・再追究の意義と可能性を子どもに示そう
木原 俊行
全面実施に向けて子どもに伝える総合の授業像―我が校のポイント
三つの柱で「荒海」を乗り越える力をつけよう!!
前田 康裕
子どもの意識の連続性・発展性を重視して
栗田 稔生
課題発見から追究活動へ
北村 文夫
横断的な特別活動や地域活動とリンクした総合的な学習
青木 嘉男
総合の授業過程と子どもに伝える授業イメージ
“単元立ち上げ”と子どもに伝える授業イメージ
村田 辰明
“課題提示”と子どもに伝える授業イメージ
永島 俊之
“動機付け”と子どもに伝える授業イメージ
松永 洋介
“追究過程”と子どもに伝える授業イメージ
柳本 眞一郎
“学習のまとめ”と子どもに伝える授業イメージ
山口 正仁
ねらい・内容に応じた授業イメージづくりのヒント
環境の授業イメージをどうつくるか
河田 孝文
福祉の授業イメージをどうつくるか
甲本 卓司
小学英語の授業イメージをどうつくるか
坂本 秀行
情報の授業イメージをどうつくるか
上田 洋一
地域学習の授業イメージをどうつくるか
高山 佳己
成功のカギを握る授業イメージの指導
“問題解決学習”のイメージをどうつくるか
藤井 千春
“学び方技能”のイメージをどうつくるか
渡辺 敏
“自己評価”のイメージをどうつくるか
山中 哲夫
“調べ学習”のイメージをどうつくるか
桜木 泰自
“ポートフォリオ”のイメージをどうつくるか
熊野 善介
“授業開き”で子どもに伝える総合の授業イメージ―「説明の言葉」の実例
あなた自身の人生にとって価値ある時間にしよう
小森 栄治
やりながら考える
渡辺 喜男
“これから大切なこと”を伝える
筧田 貴之
福祉学習で使えるモノ・教具 (第11回)
高齢者の疑似体験グッズ
小林 幸雄
環境教育で使えるモノ・教具 (第11回)
土と炎で作ってみよう!
楳内 典明
介助スキル+問題発見力+HPで情報発信+優しさ存分に発揮!
活動・思考…ポートフォリオで成長発見!
鈴木 敏恵
わが校の総合的学習の時間ハイライト
栗田 稔生前田 康裕
イラストで総合的な学習 (第23回)
プロジェクト学習 その14
前田 康裕
〜「生きた社会」に参加する〜
日本の子どもは今…TOSS全国ネット情報 (第11回)
希薄な教師と子どもの安全意識―知られていない子ども110番の家の場所―
明石 要一
MAT式で英会話の授業をつくる (第11回)
Role Play―ロールプレイ
仲田 利津子
〜1日目のレッスンから英語で話そう。本格的な英会話を教室で!〜
未来教育・プロジェクト学習とポートフォリオ成功法 (第11回)
「イメージする力」が、総合を成功させる!
鈴木 敏恵
福祉学習のカリキュラム設計図 (第11回)
一人暮らしの老人を訪ねる―その1
小林 幸雄
国際理解のカリキュラム設計図 (第11回)
世界の偉大なる遺産を知ろう―その2
本井 訓
情報教育のカリキュラム設計図 (第11回)
情報倫理学習
上田 洋一
環境教育のカリキュラム設計図 (第11回)
みんなの願いを総合させた年間計画
楳内 典明
どうする「総合的学習の評価」 (第11回)
本格実施直前……最終チェックを
村松 啓至
編集後記
樋口 雅子
情報教育のおもしろ作品づくり (第11回)
オリジナル・アニメを作ろう!
高橋 勲
NHKデジタル教材「おこめ」 (第11回)
第17回「私たちのたべものは?」・第18回「ある農家の挑戦」
松瀬 尚

編集後記

○……指導要領総則の総合的学習には、この時間のねらいを「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること」とあることを、杓子定規?に解釈して「さあ見付けろ、考えろ」とだけ?で、いわば指導を放棄したような状態が総合なのだと勘違いしているところもあるという指摘もあります。

 この時間の先進的実践で著名な、ある学校の先生は「緩やかに価値ある活動へ動機づける手立てとして、@『こういうこと知っているかな』とか、A『こういうところへ行ってみないか』というような形で、単元の立ち上げ時にそれとなく動機付けをすることが大事」…という話をされていました。

 また、子どもは子どもなり?に、国語なら国語の授業というものは、こういう形で学習するものだというイメージをもって授業に臨んでいると思います。

 しかし、総合の場合、他の教科の学習とはまた違う側面をもっているはずです。然るに?この時間が、どのような授業スタイルをもっているものなのか、その授業イメージが全然語られていないとしたら、子どもも戸惑うので、学習課題設定どころではないという状況になるのではないかと思います。

 もちろん、ここでは、ある特定の授業スタイルを想定しているわけではありません。授業スタイルは当然、教師によって違う面もあると思いますし、あれこれ幅も広いと思います。ですが、そのアウトラインを子どもに伝えていないとすれば、やはり子どもと教師でこの時間に対する願いがずれてくると思います。それは当然、結果によい影響を与えないと思われます。

 本号は、このような具体的な工夫をご紹介いただきました。

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