- 特集 正念場“総合カリキュラム”必勝プラン33
- 逆風下の“総合カリキュラム”必勝プランは―と聞かれたら
- 「便利な時間」にしない
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- 「ユニーク」の発見
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- 今こそ、総合的学習の本質に基づいたカリキュラムづくりを
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- フォーマル教育としての総合学習を
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- 専門教科以外の教科書に目を通しておくこと
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- 子どもの知的好奇心に火をつけよう!
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- 基礎学力重視論に正対する総合カリキュラムとは
- 教科と相互に刺激しあえるカリキュラムづくりの中で
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- しっかりとした内容編成あってこそのカリキュラム
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- “総合のよさ”を正面に掲げたカリキュラムとは
- 学校と地域とを結んだカリキュラムマネジメントにあり
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- 「発見・体験・出合い」を通じての、物語づくりとしてのカリキュラム
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- 説明責任を果たせる“総合カリキュラム”の条件
- “3年のカリキュラム”の条件
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- “3年のカリキュラム”の条件
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- “4年のカリキュラム”の条件
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- “4年のカリキュラム”の条件
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- “5年のカリキュラム”の条件
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- “5年のカリキュラム”の条件
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- “6年のカリキュラム”の条件
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- “6年のカリキュラム”の条件
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- “中学のカリキュラム”の条件
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- “中学のカリキュラム”の条件
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- 到達基準を明確にした“総合カリキュラムづくり”のために
- “環境学習”とは
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- “情報学習”とは
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- “地域学習”とは
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- “ボラ・奉仕学習”とは
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- “小学校英語”とは
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- “総合の新学力”を位置付けたカリキュラムづくりのヒント
- “プレゼン力”が育つ場と機会と指導のヒント
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- “コミュニケーション力”が育つ場と機会と指導のヒント
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- “調べる力”が育つ場と機会と指導のヒント
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- “まとめる力”が育つ場と機会と指導のヒント
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- “発表力”が育つ場と機会と指導のヒント
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- (失敗に学ぶ事例研究)止めよう!こんな“総合カリキュラム”
- なぜ差がつくのか?
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- 今日的な課題に対応しない総合的な学習など不要だ
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- 「とりあえず」から脱却しよう!
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- 地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第11回)
- 「火山の下で生きるアイスランドの人々の知恵」を授業する
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- 私の英会話授業&教材キット (第11回)
- これがあれば英会話の授業は誰でも始められる!
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- ウェッブで調べ学習:ポイントはここだ! (第11回)
- 資料収集の効率化を図る〜WebAngelの利用〜
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- 知の成長を刺激する“総合的学習の教材ツール” (第11回)
- ファッションショーでリサイクルを楽しもう
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- 子どもの姿から診る“総合の好感度” (第11回)
- 自分の興味が追究できる内容と形態を好むようになる高学年
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- 総合的学習の評価―何を見とり、どう返していくか (第11回)
- 学習過程が自らの学びの過程になっているか
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- 説明責任を果たせる総合的な学習の十分条件 (第11回)
- 子どもの認識を深める
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- 学習指導から考える“学力論” (第11回)
- こんな子どもたちが育っている
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- 世界で進む“総合・体験・サービス学習” (第11回)
- 戦後日本の「新教育と社会科」に学ぶ(2)
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- 〜戦後初期社会科とコア・カリキュラム〜
- 体験で語る“小学校英語の発進・ここがポイントQA” (第11回)
- 英会話研修情報(1)
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- 地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第11回)
- 「火山の下で生きるアイスランドの人々の知恵」を授業する
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- 編集後記
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- 盲導犬―福祉の授業で取り上げたい“実像” (第11回)
- 盲導犬のワンツー(排泄)や手入れの方法、車の利用方法を紹介
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編集後記
○……去る8月23日、文科省が、教科書よりも進んだ「発展的な学習」の内容と指導のポイントを示した手引き書を公表しました。今回は算数のみでしたが、追って数学と理科もということで予定されているようです。
新指導要領の全面実施が始まった矢先に、もう?無視してもよいというか、乗り越えよというお触れをだしたようなものですから、今までに例を見ない対応…といっていいと思います。
というわけで、今や、世を挙げて学力形成にしゃかりきーといっていいと思います。で、どうなったかというと、またぞろ、詰め込み学習が息を吹き返しているやに思えます。
10年ごとの、“ゆとり”と“詰め込み→落ちこぼれ批判”の繰り返しにはいささかうんざりの歴史が、またぞろ繰り返される…という気もしますが。
しかし?学力形成に反対の人は誰もいない?という大義名分のもとには、鳴り物入りの総合的学習の創設はもはや、“影の薄い存在”にされかかっているーといえるように思います。
つまり、総合のよさと存在感を03年度には示さないと、かつての“ゆとりの時間”の轍を繰り返しかねない…そんな気がしてなりません。
私には、総合ですばらしい成果をあげている教師は、基礎基本の学力でも当然力を発揮するはずだと思えてなりません。もっといえば、その逆、総合とまともに向き合えない教師は、基礎基本の学力をつけることが難しいのではないかとも。
遠いようで案外、21世紀に必要な学力を形成するのは、総合と正面から向き合った教師ではないかとも。ということで、本号は総合の正念場となるという自覚のもと、広く抵抗勢力をも説得できるような実践をご紹介いただきました。
(樋口雅子)
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- 明治図書