総合的学習を創る 2003年4月号
総合らしい指導案―書き方・見方ヒント

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総合的学習を創る 2003年4月号総合らしい指導案―書き方・見方ヒント

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2003年3月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 総合らしい指導案―書き方・見方ヒント
総合の“よい指導案”―必ず入れたいことは何か
「身につけたい能力」と「支援策」
長南 博昭
活動・学び・しかけ・意図
黒上 晴夫
活動に対する教師の指導・支援の見通しを
小林 宏己
〈総合の全国区指導者に聞く〉総合のよい指導案:私が推すベスト3はこれだ
子どもの“学び”の姿が浮かび上がるものを!
片上 宗二
「使用前」と「使用後」をはっきりさせよう
奈須 正裕
よい指導案は、目標と活動、そして展開と評価の4要素がすぐれている
加藤 明
わたしの考える総合のよい指導案とは?
古川 鉄治
子どもたちにどこまで「課題づくり」に参加させているか
加藤 幸次
〈総合の全国区実践者に聞く〉私の指導案づくり:涙と笑いの変遷史
0点の指導案から見えるもの
前田 康裕
「しおさい」の指導案、その過去・現在・未来
野口 政吾
B4一枚のパンフレット型活動構成案
大前 宣徳
「月日は百代の過客にして指導案もまた旅人なり」
田山 修三
“指導案”か“活動案”か!?
深谷 圭助
総合のベストセラー本に見る指導案―現時点での診断と改善提案
「主張」と「想定」がキーワード
嶋野 道弘
総合の内部と外部
小宮山 潔子
能力のステップアップのための中間評価を明確に
土屋 武志
問題解決の重層的な構造を「単元構造図」に
松永 昌幸
総合の指導案=どんな書き方・読み方が良いか
環境の指導案:書き方読み方のヒント
鈴木 康一
国際理解の指導案:書き方読み方のヒント
中山 京子
情報の指導案:書き方読み方のヒント
長谷川 豊
福祉の指導案:書き方読み方のヒント
熊谷 壽
小学英語の指導案:書き方読み方のヒント
西岡 美香
地域学習の指導案:書き方読み方のヒント
松本 俊樹
総合の指導案と教科の指導案との同じ点・異なる点を考える!
総合の指導案は「学習支援案」ではない
谷 和樹
全体、単元の構想案と本時案を
神永 典郎
基本的な構造は変わらない
松野 孝雄
地域を生かす総合学習の教材&授業 (第1回)
鎮守の森は「総合」の宝庫!
竹田 博之
全国マップ 栽培できて食べられるもの珍?図鑑 (第1回)
分かりそうでわからない。これは何の実?
大堀 真
子どもの興味関心を高めるネタ話 (第1回)
龍宮城は、一体どこにあるのでしょう?
有田 和正
元気な教室英語のバリエーション (第1回)
“Good!”だけで終わらせない!「ほめ言葉」のバリエーション
田上 善浩
すぐ使える小話&FAX教材集
【環境教育編】 (第1回)
生物は保護するべきか? その一
城者 貴典
【情報教育編】このファックスでパソコンの誌上レッスン (第1回)
市販のお絵かきソフトを使ったFAX教材
五十嵐 勝義
【福祉教育編】体験にいざなう小話 (第1回)
教師の語りで授業の厚みを増す語りは、技能である
甲本 卓司
【小学校英語編】子どもがのってくる英会話のゲーム集 (第1回)
三人称の学習教材に名刺交換ゲーム
渡邉 憲昭
【学び方学習編】総合の学力 読み聞く力を育てるカード (第1回)
質問の型を教え、教師がチェックし、練習させる
谷 和樹
どう進めるか総合的学習の評価 (第1回)
評価にまつわる価値・規準・機能
黒上 晴夫
ゲストティーチャーと付き合う準備と留意点 (第1回)
教師だけが授業をコーディネートできる
平間 晃
これで成功!ピーター先生の小学校英語学習 (第1回)
英語学習、8つの基本ポイントはこれだ!
ピーターファーガソン田中 博之
編集後記
樋口 雅子
漢字でするオモシロ博物館 (第1回)
「漢字水族館」で教室中を熱狂させる!!
小田 哲也

編集後記

○……公開授業などの案内状を見ると、他の教科と並列?してその学校らしいネーミングの「総合の時間」が教科の末尾につけられていることが多いようです。ま、それだけ、他の伝統ある教科との共存がはかられている…というか、定着が進んでいるということにもなるのでしょう。

 では、指導案はどういう形でそれなりのフォーマットができつつあるのか…となると、どうもまだそこまで手がまわらないでいるというか、そういうフォーマットをつくることは、この時間の性質から難しい…と言う理解・意識もあるのか、これが共通のものとしての典型例―といえるようなものはないように思います。

 このあたりが、今回特集をした所以でもあります。

 もっといえば、総合の指導案の場合、この時間の特徴を強調するような指導案がいいのか、他の教科とある程度足並みをそろえたものの方がいいのか―このあたりも、もう少し議論が深まるようなご示唆をいただきました。

 一方で、授業者自身が書きやすくて、授業の展開が構想しやすいフォーマットの開発がそろそろ提案されてもいい時期に来ている…という気もします。公開授業を参観する側もそのほうがわかり易いでしょうし、共通の土俵での授業研究も前進するのではないか―と思います。

 そこで本号では、今までに努力されてきた、涙と笑い?の経過をもご披露いただきながら、より望ましい総合の指導案とはどういうものがよいか、具体例をご紹介いただきました。

(樋口雅子)


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