総合的学習を創る 2003年11月号
“総合の原点”押さえた年間計画の構想

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総合的学習を創る 2003年11月号“総合の原点”押さえた年間計画の構想

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2003年10月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 “総合の原点”押さえた年間計画の構想
私の“総合の時間の充実策”見直し点はここだ
「生きる力」の学力診断に基づく授業改善
田中 博之
もっと教師自身の総合学習を
吉永 順一
教師のやる気が全てである
竹田 博之
“総合をめぐる議論”―職員会議でするQAをシミュレートする
そもそも不要論 どう論破するか
小林 毅夫
英語とコンピュータ だけ論 どう論破するか
藤井 千春
教科にスライドさせる論 どう論破するか
片上 宗二
学力低下の主犯論 どう論破するか
長尾 彰夫
04年度“総合の時間”青写真づくりのために
総合のねらい・意義 再確認・再検討の方向
嶋野 道弘
総合でどんな力を身につけさせるか 再確認・再検討の方向
寺尾 慎一
総合の年間指導計画をどうするか 再確認・再検討の方向
齋藤 勉
総合の評価方法をどうするか 再確認・再検討の方向
高浦 勝義
総合と教科との関連をどうするか 再確認・再検討の方向
北 俊夫
総合の学習活動をどうするか 再確認・再検討の方向
村川 雅弘
“総合らしい実践のモデル”に学ぶ見直し点はここだ
教材開発 見直し点はここだ
有田 和正
指導案づくり 見直し点はここだ
西 孝一郎
学習形態のあり方 見直し点はここだ
桐山 真美
実践記録の書き方 見直し点はここだ
青柳 滋
通信票のあり方 見直し点はここだ
大風 秀康
これがなくては総合じゃない! 私の取り組みストーリー
プロジェクト学習を構想する 私の取り組み
金井 義明
学習課題づくりを指導する 私の取り組み
清水 広
学び方学習を指導する 私の取り組み
立花 千尋
体験活動を入れる 私の取り組み
渡辺 敏
わが校の04年度“総合の時間”の目玉はここだ!
「教育における総合」という考えに立つ
稲井 智義
小中一貫総合「光モデル」の構築
野口 政吾
地域の力を取り入れた学習「緑のカーテンをつくろう」
菊本 るり子
「明確な位置づけ」、「適切な内容」、「本物の活動」
田山 修三
わが校の元気の素は“この総合学習だ”
地域と共に創る総合学習
清水 貞樹
“学ぶ力をつける”総合的な学習
村上 美智子
現実社会の諸問題に出会い、社会のあり方や自分の生き方を追究する
山本 智一
地域を生かす総合学習の教材&授業 (第8回)
めざせ!ミニミニ動物園の園長を!!
大前 宣徳
全国マップ 栽培できて食べられるもの珍?図鑑 (第8回)
コールラビの正体は?
大堀 真
子どもの興味関心を高めるネタ話 (第8回)
日本一低い山は何メートルか?
有田 和正
元気な教室英語のバリエーション (第8回)
ALTに自己紹介しちゃおう!
田上 善浩
ゲストティーチャーと付き合う準備と留意点 (第8回)
ゲストティーチャーとの関係はギブアンドテイクが基本
松本 俊樹
すぐ使える小話&FAX教材集
【環境教育編】 (第8回)
事実をもとに脱原発を考える授業 その2
城者 貴典
【情報教育編】このファックスでパソコンの誌上レッスン (第8回)
ポータルサイトでインターネット全般のイメージをつかませる
五十嵐 勝義
【福祉教育編】体験にいざなう小話 (第8回)
一時間の授業でも、子ども達に新しい視点を与えることができる
甲本 卓司
【小学校英語編】子どもがのってくる英会話のゲーム集 (第8回)
曜日を言えるようになったら
渡邉 憲昭
【学び方学習編】総合の学力 読み聞く力を育てるカード (第8回)
インターネット上の「英語サイト」をどう使うか
谷 和樹
どう進めるか総合的学習の評価 (第8回)
EZ‐Chartの活用2
黒上 晴夫
これで成功!ピーター先生の小学校英語学習 (第8回)
ゲームのやり方を英語で説明しましょう!
ピーターファーガソン
編集後記
樋口 雅子
漢字でするオモシロ博物館 (第8回)
漢字指導の最先端を行く「漢字の読み先習」サイト
小田 哲也

編集後記

○……過る5月15日、遠山文部科学相が、中央教育審議会へ諮問した「今後の初等中等教育改革の推進方策について」の諮問理由と補足説明にはこういうくだりがあります。

 「当面の検討事項」のなかの、「初等中等教育の教育課程および指導の充実・改善方策について」には、「“総合的な学習の時間”と“個に応じた指導”の充実」が、第2項目として掲げられ、検討課題として、

 「“総合的な学習の時間”の取り組みの中には、年間指導計画、評価方法、教科との関連が不明確なために成果が十分あがっていない例も指摘されている。指導上の留意点などを検討して欲しい。」

と。

 たしかに、鳴り物入り?で創設されたにもかかわらず?、このところ各方面から指摘されている学力低下の真犯人扱いする意見も散見され、今ひとつ盛り上がりに欠ける―そんな状況が続いているのが現状ではないかと思います。

 原因は文科省の指摘もさることながら、私には、その最大の理由は、盛り込むべき内容がぐらついているというか、はっきりしない…からだ(といっては言い過ぎかも知れませんが)、という気がしてなりません。

 ですから、算数の補習に使うとか言う例まである―ということが起こってくるのかも知れません。

 本号が出る10月中旬は、来年度計画の構想をする時期ということもあり、ここで今一度、総合の原点、少なくともこれがないと総合とは言わないぞーと言うものを再確認しながら、年間計画案づくりを進める必要があるのではないか…と考え、検討課題のあれこれをご紹介いただきました。

(樋口雅子)


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