障害児の授業研究 2001年4月号
若い教師に伝えたい「出会いの授業」のポイント

Z079

«前号へ

次号へ»

障害児の授業研究 2001年3・4月号若い教師に伝えたい「出会いの授業」のポイント

紙版価格: 954円(税込)

送料無料

電子版価格: 858円(税込)

Off: ¥96-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2001年2月
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード

目次

もくじの詳細表示

特集 若い教師に伝えたい「出会いの授業」のポイント
特集について
提言 「出会いの授業」ここが成功のポイント
観察眼を養い,分かりやすい授業を
宮崎 英憲
出会いの授業,それは毎日の「朝の会」の授業だ
伊藤 治
事例
4月の出会いの授業[盲学校小学部]
学校を探検して,好きな固定遊具を探して遊ぼう
清末 直樹
4月の出会いの授業[養護学校中学部]
みんなでつくろう,元気組*生活単元学習「新しい学部 新しい仲間」
石松 哉壽子
4月の出会いの授業[養護学校高等部]
特技に頼らない,誰にでもできる「学級開き」
森井 博之
4月の出会いの授業[小学校特殊学級]
いつでもだれでもOKの朝の会
小早川 知代子
4月の出会いの授業[中学校特殊学級]
一人一人の生徒の特徴的な行動を学習の中に生かした指導
佐藤 美子
1単元(題材)の出会いの授業
さあ,楽しい一日の始まりだ!*日常生活の指導
片岡 淳子
教室レイアウトに変化を付けて*遊び学習
森 浩一
ビデオや資料を活用しての導入*生活単元学習
馬淵 功一
主体的・意欲的に取り組むことができるように*作業学習
日向 正明
生徒の主体的な活動を大切に*総合的な学習の時間
川勝 義彦
1時間の出会いの授業
昔話の世界へようこそ*国語
佐藤 照一
新しい日課を通して時間を学習する*算数・数学
横倉 久
子どもの表現からスタートする授業*音楽
加藤 博之
期待と見通しのもてる出会いから*図工(美術)
道下 利治
遊びたい!子どもの心を揺さぶる,場や用具との出合わせ*体育
佐々木 佳子
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第32回)
野外活動で大活躍!おすすめアウトドアグッズ
亀田 長治
イラストによる遊びとゲーム (第13回)
新しい友だちができたよ
朝井 翔二
授業に使えるイラスト (第13回)
佐伯 英明鋪村 暢代
フォトライブ「授業」PART7/富山大学教育学部附属養護学校 (第1回)
ぼく一人でぜんぶできるよ!
秋元 伸吾
〜*日常生活の指導場面より〜
アイデアいっぱい・誰でもできる指導法
ホノルルでマラソンをしよう
石原 隆志
踊り(日本舞踊)を通して
衛藤 弓
授業を面白くする手作りグッズ
こんな大きなの,食べたいな!
岩本 幸子
ガチャポンのカプセルを使って短作文ビンゴゲーム!!
菅原 智志
子ども生き生き・ゲーム&遊び
【ことば遊び】心と心のキャッチボール
矢澤 斉
【かず遊び】力の差に応じたホッケーゲーム
安斉 好子
【音楽遊び】“もっと”と“もっと!”を大切に
榎園 美香
【造形遊び】あつまれ かわいいおひなさま
山路 泰子
【運動遊び】ボディイメージを育てるかくれんぼ
橋 善行
【自立活動】子どもの「お気に入り」を用意する*情緒
寺野 英二
【自立活動】メロディに合わせて楽しく構音練習*言語
近藤 賢彦
全知長のページ
【全知長だより】平成12年度全国知的障害養護学校長会の活動
加納 竹文
【実践・高等部】高等部における選択講座の実践
神佐 博
【コメント】特色ある学校・教育づくり
原 栄一
【実践・高等部】手作り楽器を使った学習発表の取り組み
羽田 規夫
わが校の自慢
熊本大学教育学部附属養護学校
鶴田 雄二
東京都立南大沢学園養護学校
北山 博通
のぞいて見て!/わが校・わたしのホームページ
情報教育のための情報共有の企て
平澤 鋼
養護学校教諭・岡本功のホームページ
岡本 功
卒業後を見通した指導法の開発 (第32回)
自閉症児の就労を目指す指導(3)
上岡 一世
〜指導のポイント〜
だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第26回)
ビデオ=今が買い!超小型ビデオ パソコン=印刷物から音声が!
亀田 長治
総合学習の授業づくりを考える (第5回)
授業づくりの視点をおさえる
齋藤 一雄
性の教育相談*ここがポイント (第26回)
性についての授業相談(9)
角田 禮三
〜新学習指導要領を踏まえた「性の指導」(4)〜
大阪教育大学教育学部附属養護学校の授業研究
「ぼくは,○○へ行きたい」
沖間 史明
〜写真カードを活用した実践例〜
生活単元学習Q&A (第12回)
総合的な学習の時間と生活単元学習との関係は?(4)
宮崎 直男
編集長からのメッセージ
宮崎 直男

特集について

 ここで言う「出会いの授業」というのは,初対面の授業,1単元展開の初めの授業,毎日の1時間

目の授業,ある時間の導入など,様々な場面の出会いを想定しています。

 出会う子どもたちは,昨年度の持ち上がりの子どもたち,全員が新しい子どもたち,一部の子ども

が新しいなどこれも様々です。

 出会いの授業のために,教師は事前に数々の準備をする必要があります。

 (1) 出会いの場における教師は,@子どもたちの能力・特性に応じた教材・教具の工夫 A教室,特

別教室,体育館,校庭,校外などの場の設定 B教室環境の整備などが必要です。

 (2) 授業の展開においては,@障害の重い子どもたち中心 A障害の軽い子どもたち中心 B多様

な障害の子どもたち C少人数の学級 D学部単位等の多人数の子どもたちなどを考慮する必要があ

ります。

 (3) 経験・活動の内容は,@領域・教科を合わせた指導 A教科別の指導 B領域別の指導 C総

合的な学習の時間によって違います。

 (4) 教師自身は,@ことば,服装,表情,A教科等の専門性 B余興などに留意する必要がありま

す。

 「出会いの授業」においては,以上示した事柄などを十分考慮して,学級の子どもたちをしっかりと

つかみ,好印象を与えなければ,その年は,相性の良くない学級となったり,授業においても子ども

たちは,興味・関心・意欲を満たし,主体的・積極的に参加し,継続し,成功感や満足感を味わい,さ

らにステップアップしたりすることができません。

 言うまでもなく,子どもたちとの出会いの印象は,1年間,1単元,1時間等々を左右します。十

分準備をし,1年間快適な学級経営や授業ができるようにしてほしいと願い,ベテラン教師に秘策を

披露していただきました。きっと,生きて役立つものとなると思います。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ