- 特集 幼・小・中学校の学習指導要領改訂から特別支援教育を考える
- 特集について
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- 解説
- 改訂学習指導要領の基本的な考え方
- 個に応じた指導の充実とユニバーサルデザインの考え方を生かした授業及び学級経営の改善
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- 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項
- 指導方法や指導体制の工夫改善など個に応じた指導の充実を図る
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- 実践
- 指導方法や指導体制の改善と個に応じた指導の工夫
- 小学校/子どもの理解のタイプに応じた算数指導の工夫
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- 中学校/まず生徒理解、そして教育計画や個別の指導計画を
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- 校内支援体制の工夫
- 小学校/全職員で継続的な支援と改善に取り組む
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- 小学校/すきま時間を利用する「ふりかえり教室」と「キラキラタイム」
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- 中学校/保護者に安心感を与えるために
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- 解説
- 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項
- 特別支援学校等の助言・援助と指導内容や方法の工夫
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- 実践
- 特別支援学校の助言又は援助を活用した指導の工夫
- 幼稚園・保育所/特別支援学校の巡回相談の実践
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- 小学校/特別支援学校の助言をもとにした指導の工夫
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- 特別支援学校/地域との連携をもとにしたセンター機能の取組について
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- 中学校/特別支援学校高等部進学につながった援助の実際
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- 個別の指導計画作成の工夫
- 小学校/在籍校、保護者、通級指導学級の課題意識を生かした個別の指導計画
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- 中学校/特別支援学級における評価に生かす個別指導計画
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- 中学校/「人間関係の形成」をめざして
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- ことばやかずを楽しく学ぶ簡単手作り教材 (第1回)
- ブラックボックス/触ってわかる、「同じ?」「違う?」
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- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第68回)
- 本屋さん探検隊2 びっくり絵本あつまれ
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- 提言
- 教師にこそ期待される幅広い視点…求められているのは「意識改革」
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- ゲストティーチャーは卒業生
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- 1対1対応ができるための支援
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- 授業を面白くする手づくりグッズ
- 一人ひとりが楽しく学べる、スクラッチプリント作り
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- ロケットを飛ばそう
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- 〜楽しさから、自信へ繋げる教材〜
- 子ども生き生き・学習活動
- 【国語】〈新学習指導要領から見直す教科指導のポイント〉物語の学習を通して
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- 【算数・数学】〈新学習指導要領から見直す教科指導のポイント〉集中の苦手さがある子どもへの一斉指導での支援
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- 〜1年「あわせていくつ」「ふえるといくつ」〜
- 【音楽】光あそびと音楽イメージの深化
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- 【造形】班の枠を超えた共同制作
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- 【運動】自分から動き出す朝のトレーニング
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- 〜1年生の“リトミック”〜
- 【自立活動】みんなでムーブメント
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- コーディネーター便り (第13回)
- 1人でも多くの子どもたちのために
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- わが校のセンター機能づくり (第13回)
- 地域のニーズを受けたセンター的機能の広がり
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- トピックス (第13回)
- 平成21年度文部科学省特別支援教育課予算及び情緒障害特別支援学級の名称変更について
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- フォトライブ「授業」Part17/大阪府立寝屋川支援学校 (第1回)
- 小学部/興味関心を活かした「かず・ことば」の学習の時間
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- 重度・重複障害のある子どもの教育的支援 (第1回)
- 重度・重複障害のある子どもの教育は「生きる力」の原点
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- 情報機器のなるほど活用術 (第13回)
- ネットでてがるにオフィス
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- 実践!! ソーシャルスキルトレーニング (第1回)
- ソーシャルスキルの指導のポイント
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- 特別支援学校高等部における特色ある職業教育 (第1回)
- Road to the Professional!
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- 〜ビルメンテナンスコースの取り組み〜
- 自閉症の子どもの算数指導 (第1回)
- 数字1〜100並べ
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- 授業の力・授業の可能性を求めて (第1回)
- 実践/学び方の違いに応じた学習形態の工夫
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- コメント
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- 医学から見た発達障害の子どもたち2:近接領域と併存状態 (第1回)
- チャウセスク・ベイビー
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- 〜虐待と類自閉パターン〜
- 編集後記
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特集について
幼・小・中学校の学習指導要領改訂から特別支援教育を考える
新しい年度,新しい学期,新しい先生,新しい子どもたちとの出会い,清新な出発に心を新たにしている読者の皆さんも多いのではと思います。特別支援教育が法的に位置づけられ,施行されて3年目を迎えます。今年度から,新しい学習指導要領の下で教育活動がスタートとなります。そこで,今回の特集では「幼・小・中学校の学習指導要領改訂から特別支援教育を考える」をテーマにすることにしました。
学習指導要領全体の見直しについて,中央教育審議会等において,各学校種毎,各教科毎に論議が行われ,平成20年1月17日には「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の改善について」(答申)がとりまとめられ,基本方針が以下のように示されました。特別支援教育については,「その課題を踏まえ,@社会の変化や子どもの障害の重度・重複化・多様化A複数の障害種別に対応した教育を行うことのできる特別支援学校制度の創設B幼稚園,小学校,中学校及び高等学校等における特別支援教育の制度化などに対応し,障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した適切な教育や必要な支援を行うという観点から,教育課程の基準の改善を図る」とされました。
幼稚園教育要領,小学校学習指導要領,中学校学習指導要領については平成20年3月28日に告示がなされ,高等学校学習指導要領及び特別支援学校学習指導要領についても平成20年度中には告示がされる予定です。
総則の中で,「各教科等の指導に当たっては,児童が学習内容を確実に身に付けることができるよう,学校や児童の実態に応じ,個別指導やグループ別指導,繰り返し指導,学習内容の習熟の程度に応じた指導,児童の興味・関心等に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れた指導,教師間の協力的な指導など指導方法や指導体制を工夫改善し,個に応じた指導の充実を図ること。」と述べられており,このことは,特別な教育的ニーズを必要とする子どもたちにとっても極めて重要であると考え,その実践を紹介したいと考えました。
「特別支援教育の実践情報」編集代表/東洋大学教授 宮ア 英憲
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