特別支援教育の実践情報 2011年1月号
これからの自閉症教育に望むこと

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特別支援教育の実践情報 2011年1月号これからの自閉症教育に望むこと

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2010年11月17日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 これからの自閉症教育に望むこと
特集について
宮崎 英憲
総論
教育現場における自閉症教育の動向
廣瀬 由美子
論説
学校教育における自閉症のある子どもへのコミュニケーション指導
坂井 聡
通常の学級にいる自閉症の児童生徒の社会的スキル指導〜学級単位の指導も視野に入れて〜
野呂 文行
医療の立場から自閉症の学校教育に期待すること
内山 登紀夫
事例
【わかりやすい活動・スケジュールの実際】自分で考え自分で行動できるスケジュールづくり
柳本 寿美子
【コミュニケーション指導の実際】思いを適切な方法で伝える
松本 知栄子
【筑波大学附属久里浜特別支援学校の現況とこれから】自閉症を併せた子どもの教育における本校の現状と課題
宍戸 和成
【特別支援学級における指導の工夫】「よさ」を生かして指導する
本多 秀年
【通級指導における指導の工夫】自閉症指導における環境・内容・形態の工夫
池尾 嘉明
【通常の学級における指導の工夫】わかりやすい学級づくりで「安心」「安定」を
田中 博司
【幼児期の療育と学校教育への期待】幼児期の自閉症教育と学校との連携
幸田 栄
【保護者から学校教育への期待】特別支援教育に今、求められる視点とは?
福本 康之
【保護者から学校教育への期待】「隣で暮らしてもあたり前、隣で働いてもあたり前」と皆が思う「共生社会」になるために〜心のバリアフリーは,学齢期の「障害理解教育」(理解と共感)から〜
明石 洋子
【本人から学校教育へ期待すること】ライフステージをクロスするサポートを
笹森 理絵
ことばやかずを楽しく学ぶ簡単手作り教材 (第11回)
〈すっぽりマッチング〉大型ピースで立体絵あわせ
象の会
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第78回)
安くてすごい! 使えるハイテクおもちゃ
亀田 長治
提言
知的障害者に導かれた50年の経営から
大山 泰弘
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
ピッタンコ教材で生活スキルの向上
宮崎 光明
〜左右間違えて履くことがなくなる、ピッタンコして履く靴〜
シンボルで楽しく視覚支援
青木 高光
〜学校現場から生まれたシンボル・ライブラリ「ドロップス」〜
授業を面白くする手づくりグッズ
生活力を高めるシミュレーションソフト群!
小西 順
パッチンボタン〜楽しいボタン遊び〜
山根 玲子
子ども生き生き・学習活動
【国語】やりとりを楽しみ、伝え合うことへ意欲を育てる〜みんなで劇をしよう〜
篠原 啓志
【算数・数学】わかった できた みんなで やったあ!
五安城 正敏
【音楽】みんなの前で自分を表現する喜びを〜うた「大きくア」の実践を通して〜
毛利 光男
【造形】発見の喜びを絵本に綴る〜○○のこれなぁに? 絵本〜
阪上 亜由美
【運動】みんなが動き、みんなで協力する『スーパーフット』
鈴木 康洋
【自立活動】ピーナッツバルーンを使って体を動かそう
藤田 五郎
コーディネーター便り (第23回)
支援の輪をひろげよう
飯田 廣美
〜チームワークとつながりを大切に〜
わが校が取り組む交流・共同学習 (第5回)
お互いを理解・深め合う交流を目指して
中村 匡志
トピックス (第23回)
中央教育審議会特別支援教育特別委員会及び平成23年度概算要求について
石塚 謙二
フォトライブ「授業」Part20/東京都立あきる野学園 (第2回)
小学部/自立活動 絵カードを使ってたくさん自分の気持ちを伝えよう!〜伝えることを通して相手の思いも受け入れていこう〜
今野 美穂
障害のある人たちの卒業後の自立を支える (第5回)
法に触れるトラブルに対する支援
個別の教育支援計画研究会
情報機器のなるほど活用術 (第23回)
普通のデジカメで立体画像
亀田 長治
発達障害の子どもたちの社会性を育てるために (第5回)
成人期を考えた適切な目標を設定する
梅永 雄二
漢字に苦手意識をもっている子どもへの支援 (第5回)
通級指導教室での漢字の「読み方」の指導を通して
杉本 陽子
自閉症の子どもの算数指導 (第11回)
金銭の指導2
河島 淳子高橋 知惠子
【小学部低学年】文字・かずの指導のポイント 発達支援と教材・教具 (第5回)
生活に生きる力にするために
立松 英子
発達障害の子どもを中心とした医療と教育の真の連携
学習面のつまずきに気づき、指導していくための連携
中島 範子山下 裕史朗
編集後記
宮ア 英憲

特集について

これからの自閉症教育に望むこと


平成13年1月の「21世紀の特殊教育の在り方について」(最終報告)では,自閉症児への対応について,知的障害を伴う場合と,知的障害を伴わない場合の教育対応の在り方について言及するとともに,『知的障害と自閉症を併せ有する児童生徒等に対し,この二つの障害の違いを考慮しつつ,障害の特性に応じた対応について今後も研究が必要である。』とされたことをきっかけとして,知的障害特別支援学校での自閉症に関する実践的な研究が推進されました。また,平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について」(最終報告)では,知的障害を伴わない自閉症(高機能自閉症)についての教育的対応の重要性の指摘や校内支援体制の整備などについての言及がされました。こうしたことを受けて,小・中学校における情緒障害特別支援学級等における自閉症の児童生徒に対する効果的な指導内容・方法に関する実際的研究などが推進されてきています。

さらに,平成20年3月に改訂された特別支援学校学習指導要領では,自立活動について,障害の重度・重複化,多様化に応じた指導を充実するため,新たな区分として「人間関係の形成」が新設されました。この区分の下に「他者とのかかわりの基礎に関すること」「他者の意図や感情の理解に関すること」「自己の理解と行動の調整に関すること」「集団への参加の基礎に関すること」「感覚や認知の特性への対応に関すること」の項目が設けられました。この自立活動の改訂内容は,自閉症の児童生徒の障害特性と極めて密接な関連をもつといえるものですが,具体的な指導に当たっては,自立活動についての分析をしたり,指導内容を分類・整理したりするなどの検討が必要でしょう。

これらの動きを受けて,文部科学省は,小・中学校や特別支援学校20校に「自閉症に対応した教育課程の在り方に関する調査研究事業」を委嘱し,自閉症の障害特性に応じた教育課程の編成,自閉症の児童生徒一人一人に対応した指導内容・方法等の工夫などについての実践研究に着手しています。このような事業を通じて,全国的に,日本の自閉症教育のスタンダードの確立に大きな期待が寄せられているところです。

そこで,「これからの自閉症教育に望むこと」として,保護者や当事者の立場からの現況への思いや今後への期待,医療・心理の専門家の方からの現在の学校教育に対する評価と今後への期待,学校現場の先生からの具体的な実践事例とこれからの取組など,自閉症教育の現状と今後についての特集を組みました。

「特別支援教育の実践情報」編集代表/東洋大学教授 宮ア 英憲

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