- 特集 デキる先生は持っている ちょこっと指導スキル
- 特集について
- 特別な支援を要する子どもを指導する教師の力量
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- デキる先生が実はしている小さいけれど大切なこと
- 教室環境づくりスキル
- 教室を構造化しよう
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- ホワイトボードの活用
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- 予定表黒板を作ろう
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- 机や椅子の位置の印をつけよう
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- 子ども理解スキル
- 気になる子どもの情報を整理する―生育歴・生活・家族状況のアセスメントの活用―
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- 動きのぎこちなさを理解する―感覚・運動能力のアセスメント―
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- 読み・書き・計算の苦手さを理解する―基礎的な学習面のアセスメント―
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- 検査から子どもの得意不得意を理解する―認知面のアセスメントの活用―
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- 子どもの特性配慮スキル
- ADHDの子どもの理解と配慮ポイントを押さえる
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- LDの子どもの理解と配慮ポイントを押さえる
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- 知的障害児の理解と配慮ポイントを押さえる
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- ASDの子どもの理解と配慮ポイントを押さえる
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- ほめる・しかるスキル
- ほめるコツをマスターしよう
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- 信頼を勝ち取るしかり方を身につけよう
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- 「いいね!」「すてきだね!」を見える形で伝える
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- 子どもの行動からほめ・しかりを考える
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- 教材活用スキル
- ハードル低めのちっちゃな教材―ダブルクリックを使った5分間の鉛筆の持ち方指導―
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- 子どもに合わせた教材選び―工夫のあるリコーダー―
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- 指導には長い目が必要―結ばない靴紐の指導―
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- 忘れてはいけない遊び心―びっくりマスタード(ダイソー)―
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- 授業づくりスキル
- 教科の「見方・考え方」を育てる
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- 子どもの「学び」を流れで考える
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- 「遊び」や「文化的活動」から教材を開発する
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- 「認知」だけでなく,「感性」を大切にする
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- 保護者・関係機関とのかかわりスキル
- 日ごろの「できた」「やったね」を連絡帳で共有
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- 保護者とのつながりは「一緒に悩む」「一緒に歩む」
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- 医療や専門機関とは,直接つながってチームになる
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- 保護者の思いに寄り添い,「大人になった姿」を一緒に描く
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- 教師力UPスキル
- 自分の実践をふりかえる
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- 学びを発信する
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- インプットとアウトプットの流れを逆にする
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- 3つの「観」を磨く
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- トピックス (第84回)
- 新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議 他
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- わたしと特別支援教育 (第30回)
- 子どもの「できる!」をデザインする学校作業療法士
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 小学校知的障害学級で展開したい自立を目指したよりよい習慣を育む指導
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- 「わかる」って楽しい!
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- 子ども生き生き学習活動
- 【国語】視聴写,音読,暗唱を毎日の授業に
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- 【算数・数学】「だいたい,おおよその数」の学習〜時間や重さを体感,活用しよう!だいたいの重さをつかもう!〜
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- 【運動】トレーニングマットの活用
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- 【自立活動】わたしは誰でしょう〜コミュニケーションの基礎的能力の向上を目指して〜
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- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第18回)
- 地域と連携し,地域で学ぶ「地域学習」の取組と環境整備
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- はじめて特別支援教育コーディネーターになったら―Q&Aでズバッと解決! (第6回)
- 特別支援教育コーディネーターとして,大切にしたいことは。
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- コピーして使える!プリント+ビデオクリップ (第6回)
- 「アルファベット」Aで始まる単語
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- 広がれ!自分らしさを引き出す「おもしろ」図工・美術の授業 (第6回)
- 「行動障害」と「美術」
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- 〜既にそこにある世界へ気づくために〜
- つまずきにあわせたアレンジがわかる!知的障害のある子への指導と教材 (第6回)
- 「形カード」教材と「形はめ板」を用いた指導(2)
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- 通常の学級で行う!みんなの自立活動 (第6回)
- 幼稚園の普段の遊びの中に「自立活動」の視点を取り入れよう
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- ワーキングメモリの働きと学習支援 (第6回)
- 日常の学習に潜むワーキングメモリの負担を回避する
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- 〜目的に向けリズムよく学習する〜
- 不器用な子どもに効果抜群の感覚運動あそび&学習支援 (第12回)
- プットインは道具操作の練習課題!/手の「かまえ」がすべてを決める
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第18回)
- 愛知県
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- 編集後記
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編集後記
特別支援教育は,障害のある子どもたちの自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち,子どもたち一人一人の教育的ニーズを把握し,その持てる力を高め,生活や学習上の困難を改善又は克服するため,適切な指導及び必要な支援を行うことを重視しています。また,特別支援教育は,知的な遅れのない発達障害も含めて,特別な支援を必要とする子どもたちが在籍する全ての学校において実施されるべきものです。さらに,特別支援教育は,障害のある子どもたちへの教育にとどまらず,障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基盤となるものです。子どもたちの教育ニーズに応じた専門的指導を充実するためは,教員の専門性の向上は必須です。
「特別支援教育」に関わる教員が特別な支援を必要とする子どもたちに対して質の高い教育的対応を進めていくためには,子どもたち一人一人の障害の程度,状態等に応じた教育や指導の専門性を確保することが重要です。具体的には,教員としての資質・専門性とは,教育愛や熱意・使命感に基づく基本的・人間的資質,子どもたちの指導に直接関わる実践的資質及び学級経営・学年経営などにおける経営能力などがあげられます。
「教育は人なり」といわれるように,学校教育の成否は,教師の資質能力に負うところが極めて大きいと言えます。特に,学校教育を巡る様々な課題への対応のために,優れた資質能力を備えた魅力ある教師が必要とされています。学校が抱える多様な課題に対応したり新たな学びを展開できる実践的な指導力を身につけたりするためには,教師自身が学び続ける存在であることが重要だといわれています。教師が学ぶということは,「専門性を有する指導力の高い教師の実践」を学ぶことから始めるべきだと考えます。専門性の高い教師の「ちょこっと指導スキル」に焦点を当てた特集としました。
/是枝 喜代治・横倉 久
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- 明治図書
- 具体的なスキルが知れて良かった。また場面毎に内容が分かれていて、わかりやすかった。2022/1/1230代・小学校勤務
- 子どもの特性に対して、どのように配慮していけばよいのかが、具体的に記載されており、とても参考になりました。2021/2/2240代・小学校教員