- 特集 担当1年目に知って安心 基礎知識&注目ワード
- 特集について
- ようこそ,特別支援教育―特別支援教育に携わる皆さんへ
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- 先輩からのアドバイス―知って役立つ対応術
- 子供への対応―実態把握,対応の基礎
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- 環境への対応―教材・グッズ,教室配置
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- 職員室での対応―前任者からの引き継ぎ,チームでの対応
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- 保護者への対応―面談時の姿勢
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- 先輩からのアドバイス―「子供との出会い」を成功させるアイデア
- はじめて子供と会う時,どう心をつかんだらよいですか?
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- 子供のことを早く理解するためにどんなことができますか?
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- 在籍学級の先生といい関係をつくるコツはありますか?
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- こだわりの強い子供とどうコミュニケーションすればよいですか?
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- 様々な実態の子供にうまく指示を伝える工夫はありますか?
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- 自閉症のある子供とどうコミュニケーションすればよいですか?
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- 言葉がない,障害の重い子供の気持ちをどう読み取ったらよいですか?
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- 行動に課題のある子供へどう接したらよいですか?
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- 「特別支援教育」基本用語―知って役立つ注目ワード
- 教育課程・制度
- 教育課程
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- 重複障害者等に関する教育課程
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- 自立活動の指導
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- 各教科等を合わせた指導
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- 教科書と教材
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- 合理的配慮
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- 障害・心理
- 自閉スペクトラム症
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- LD・ADHD
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- 知的障害/肢体不自由
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- 主な発達検査・心理検査
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- 心の理論
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- ワーキングメモリ
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- 教育
- 個別の指導計画
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- 個別の教育支援計画
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- 支援会議
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- 構造化
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- 視覚支援
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- 絵カード
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- AAC―拡大・代替コミュニケ―ションー
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- SST―ソーシャルスキルトレーニングー
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- ビジョントレーニング
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- 感覚統合―感覚,協調運動,自閉スペクトラム症
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- 応用行動分析
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- コグトレ
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- 【特別寄稿】「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」より
- 小・中学校の通常の学級で著しい困難さを示す子は,8.8%
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- トピックス (第97回)
- 中央教育審議会教育振興基本計画部会 他
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- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第31回)
- 見てわかる,自分でできる環境づくり
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- ICT大活用!障害のある子のコミュニケーション支援 (第1回)
- 今 なぜコミュニケーションなのか
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- 目的と行為の方程式で導く!子供に最適な「ほめ方・しかり方」 (第1回)
- [ほめる]図工が得意な訳ではないが,時間をかけて丁寧に絵を描き上げた子供 [しかる]力はあるのに,投げやりで明らかに手を抜いて作品を仕上げた子供
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- 「ことばの教室」の担当になったら「構音指導」基礎基本 (第1回)
- 構音指導「ことはじめ」
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- できた!を育む 楽しい手作り教材 (第7回)
- アスレチック・プットイン
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- 〜選択し「見る」楽しさを届ける〜
- 子供の思いを引き出し支援に生かす!「聞く」スキル (第1回)
- 子供の思いを“掘って聞く”
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- 「図工・美術」指導のコツ&題材アイデア (第7回)
- みんなの個性が1匹に! 大こいのぼり
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- 〜中学部美術の実践から〜
- 心と体を整える「ヨガ」ポーズ&プログラム (第7回)
- 自閉症の子供たちへのヨガ
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- 知的障害教育における単元づくりと学習評価 (第1回)
- 単元づくりと学習評価の基本的な押さえ
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第31回)
- 岡山県
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- 編集後記
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編集後記
新年度の始まりは,子供・保護者にとっても教師にとっても,期待と不安が入り混じるものです。とりわけ,はじめて教職に就く方,今まで経験したことのない校種や種別の学校・学級に配属された方は,具体的な準備や心構えをどうすべきか,御心配かと思います。
しかし,特別支援教育の制度に転換して15年以上が経ち,様々な知見も積み重なりました。同じ思いをしてきた諸先輩方も今は学校の中核となって活躍し,特別支援教育の魅力とやりがいを感じている方がたくさんいらっしゃいます。
本特集では,「はじめて特別支援教育を担当する先生」に役立つ情報を集めるとともに,諸先輩方からのエールも込めて,特別支援教育で大切にすべき事柄を再確認することにしました。中堅・ベテランの先生方にも改めて,使い慣れている言葉の意味や重みを確認していただけることを願っています。
令和4年3月,「特別支援教育を担う教師の養成の在り方に関する検討会議報告」が公表され,今後取り組むべき方向性として,「全ての新規採用職員が概ね10年以内に特別支援教育を複数年経験することとなるよう人事上の措置を講ずるよう努めること」「管理職の登用等にあたっては特別支援教育の経験も含めて総合的に考慮すること」などが示されました。
今後,特別支援教育にはじめて関わる方が急速に増えることでしょう。特別な支援を必要とする子供たちの学びを充実させ,最適な学びの環境を用意し,指導していくことが教師には求められています。はじめて特別支援教育の担当になられた先生方に,子供と共に学び続ける素敵な先生になってほしいという願いを込めて本特集を編集しました。御活用いただければ幸いです。
/是枝 喜代治・朝日 滋也
有効な視覚支援や、反対に阻害してしまう視覚的ノイズについても検討の考察の余地があり、思考を刺激された。