- 著者インタビュー
- 教師力・仕事術
子どもたちを統率する力かな。たとえば、ザワザワとおしゃべりの止まらない教室があれば、黙らせた教師がエライ。逆にシーンとして盛り上がらないクラスがあれば、盛り上げた教師がエライ。私は頭が良くないせいもあって、超現場主義です。子どもたちを実際に動かすことのできない理想論や理屈に全く興味はありません。
「ふり返り」が大切です。うまく行った時に、なんとなくでは力にならない。ふり返って、その実践がうまく行ったヒットポイントを探す。そうすれば、次、使える。このくり返しですよね。そのためにも「書く」ことが必要です。でも、今の若手には「書く」場が少ないですからね。私が「書く」機会を作ろうと思って、編著を多く出しています。
師匠の上條晴夫氏が「お笑い」に力を入れ始めたことでしょうか。それまでの私は器用貧乏で特徴がありませんでした。上條氏も私の「書きたい!」という意欲は認めてくださっていましたが、どんな原稿依頼をしていいのか困っていたようです。そんな私が今、本を出せるのも、上條氏が「お笑い教師同盟」を作ってくださったお陰です。
3つで許してください。1つ目は上條氏との出逢い。上條氏のお陰で、雑誌や本に原稿を書けるようになりました。2つ目は土作彰氏。土作氏の影響はたくさん受けていますが、何よりもこの歳で親友と呼べる人間が新たにできたのは大きいです。3つ目は野中信行氏。若手教師の力になりたいと思っていた私は、その方法を野中氏に学んでいます。
若い時は、多くの本を読み、多くの講座にでることが大切です。私も若い頃は教育雑誌だけでも20誌以上購読していました。若い時は、ぜひ、多くのインプットをしてください。そうすれば、教師力はどんどん上がっていきますよ。そして、いつかアウトプットしたくなります。ということで、まずはこの本を1人3冊買ってください。