- 著者インタビュー
- 教師力・仕事術
第一は「学校支援プロジェクト」です。公立学校などと連携し、3ヶ月間チームで学校に入り、先生たちと協働して学校課題解決に取り組みます。現職院生52名、学卒院生56名(平成26年度)、このバランスのよさが第二の特色です。そして、第三の特色は17名の専任教員。多様な専門分野をもち、研究者教員も実務家教員も実践がわかり研究もできるという人たちです。このガイドブックでその雰囲気を味わってください。(第2章担当 瀬戸 健)
教師は教育の専門職として常に学び続けていなければ、社会の変化や子どもたち・保護者・地域の皆さんのニーズの変化に応えることができません。そこで,現場で活躍する教師の皆さんはもちろん、これから教師になろうとしている学生の皆さんの学びにも役立つ羅針盤となることを願って、本書を提案しました。(第6章担当 加藤哲則)
自分のクラスのことだけでなく、学校を全体として組織的に捉えようとしているところに、本書の特色があります。同僚である教職員が知恵と力を出し合い、学校を広く見渡しながら、子ども達のために取り組んでいこう。それが、本書で私たち著者の言いたいことです。きっと、色々なものが見えて、視野が広がることと思います。(第8章担当 武嶋俊行)
困難を克服する際、指導方法という「武器」を持つことはとても心強いもの。その武器を使うとき、どんな場面で、どんな目的で使うかを意識できるようにしましょう。武器を生かすも殺すもあなた次第。「〜したいから、○を使う」という考えは、武器を「本物」にし、確かな効果を生むでしょう。(第3、4章担当 早川裕隆)
学級づくりや学校づくりの実践について意味付けを行うことをお勧めします。自分が行っている実践の目的や方策、成果と課題を文章にしてみること、その分野の理論と照らし合わせてみること、それらを通して、自分が目指す学級づくりや学校づくりがより明確になると思います。意味付けのヒントが本書からたくさん得られるはずです。(第5章担当 松井千鶴子)
OECDの調査結果によると、日本の先生は世界一多忙で、自分の指導に自信がありません。多忙を解消するには、「仕事を減らす」「教員を増やす」ことも必要ですが、「能力を高める」ことも大事。どの章でも読んでみてください。能力が高まり、自信がつき、多忙が解消に向かうこと請け合いです。(第9章担当 廣P裕一)